この記事の監修者
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「家とあなたを護る。」害虫・害獣駆除から雨漏り・大規模リフォームまで。一級建築士事務所ならではのワンストップサービスで、大切な家とお客さまの健康を守ります。害虫・害獣駆除、総合リフォーム、外壁の塗装や屋根の葺き替え、雨漏り工事、建築・土木工事に災害復旧工事などワンストップサービスで施工。シロアリの駆除歴15年、対応件数累計18,000件の豊富な実績があり、経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせて、害虫駆除いたします。 |
シロアリ被害は、床下から発生することが多いです。シロアリお助け本舗がおこなった調査では、被害場所の約5割が床下でした。
床下は普段目に入りません。気づかないうちに侵食が進み、柱を通じて居室まで被害が上がってきます。
床から変な音がする、近所でシロアリ駆除をした住宅がある、などで不安になる方も多いです。本記事では、床下のシロアリ被害を確認する方法を紹介します。
あわせて、業者に依頼した場合の工法別の費用相場、自分で駆除できるのかもご確認いただけます。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。
このような方におすすめ
- 床がきしむなどで床下のシロアリ被害を疑っている方
- 床下のシロアリ駆除にいくらかかるのか、相場を確認したい方
- 市販の薬剤で自分に駆除できるのか、業者へ頼むべきか迷っている方
Contents
床下はシロアリ被害にあいやすい

床下のシロアリ被害は、基礎の種類や築年数を問わず起こります。床下がシロアリに狙われる理由と、被害にあいやすい構造に付いて解説します。
床下のシロアリ被害はどれくらい起きているのか
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まず床下の被害がどれくらいの頻度で起きているかを確認しましょう。シロアリお助け本舗が2025年9月におこなったアンケート調査では、被害にあった場所の1位が床下で50%でした。
| 【調査概要】
調査対象:全国のシロアリ駆除・予防を業者に依頼した経験のある方 |
次いで浴室と洗面所が33%、玄関と勝手口が23%と続きます。
床下に侵入する主なシロアリの種類

主に日本の住宅に被害を与えるのは、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリの4種類です。
そのなかで、床下の被害が多いのはヤマトシロアリとイエシロアリで、日本のシロアリ被害の99%以上を占めます。

2種類の違いは次の通りです。
| ヤマトシロアリ | イエシロアリ | |
| 巣のつくり方 | 固定の巣をつくらず、侵食した木材を巣として利用 | 土中や建物内に固定の大きな巣を構築 |
| 巣の個体数 | 1〜3万頭程度 | 数十〜数百万頭程度 |
| 分布 | 北海道北部を除く日本全国 | 千葉県以西の温暖な地域 |
ヤマトシロアリは決まった巣をもたず、木材を求めて集団で移動します。
イエシロアリは巣の規模が大きく侵食のスピードが速いことが特徴で、床下から発生した被害が住宅全体へ広がっていきます。
床下がシロアリに狙われやすい理由
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ヤマトシロアリとイエシロアリは土の中を移動しながら餌となる木材を探し、床下にたどり着くと、基礎コンクリートの表面へ土のトンネルである蟻道(ぎどう)を築きます。この蟻道を伝って、外気に触れないまま木部までたどり着きます。
床下の木部として代表的なのは、土台、大引き(おおびき:床を支える太い横木)、床束(ゆかづか:大引きを下から支える短い柱)、根太(ねだ:床板を支える横木)などです。
いずれも住宅を支えるために必要な構造材で、侵食されると耐震性が低下します。
床下の構造とシロアリ被害の関係
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布基礎は、壁に沿った立ち上がりだけで住宅を支える構造で、床下の地面は土のまま露出します。地面と木部の間をさえぎるものがなく、土壌のシロアリが木材へたどり着きやすくなります。
近年主流のベタ基礎は、床下一面を鉄筋コンクリートで覆う構造です。土壌からの侵入を防ぎやすいと考えられてきました。
ところが、シロアリお助け本舗が全国の駆除経験者へおこなった調査では、ベタ基礎の被害件数が布基礎の2倍にのぼっています。
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| 【調査概要】
調査対象:全国のシロアリ駆除・予防を業者に依頼した経験のある方 |
ベタ基礎の住宅が圧倒的に増えているため、ベタ基礎がとくに狙われやすいというよりは、ベタ基礎も布基礎も関係なく被害にあうと考えた方が正確です。
ベタ基礎のシロアリ被害は、床下を覆うコンクリートの経年劣化から始まります。乾燥収縮や地震の揺れでひび割れが生じ、わずかな隙間からシロアリが侵入します。
ひび割れは年数とともに増えるため、築20年を過ぎた住宅では、基礎の状態を定期的に確かめてください。具体的な確認の手順は、住宅基礎部分のひび割れを点検をご覧ください。
床下のシロアリ被害を放置したときのリスク
床下のシロアリ被害を放置すると、住宅の強度と修繕費用の両方に影響がおよびます。放置が招く3つのリスクについて解説します。
床下のシロアリ被害を放置したときのリスク
- 住宅の耐震性が低下し倒壊する
- 畳、床、壁などへ被害が広がる
- 被害が拡大するほど補修、駆除費用が高額になる
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住宅の耐震性が低下し倒壊する
シロアリに侵食された木材は、表面に目立つ傷がなくても、内部の強度が大きく落ちています。
野外でシロアリに侵食させた木材の試験では、断面が16%減っただけで圧縮強度と曲げ強度がおよそ半分まで低下しました。
1995年の阪神・淡路大震災の調査では、全壊した建物の多くにシロアリ被害があったと報告されています。

2016年の熊本地震で倒壊した建物にも、シロアリ被害があったと調査でわかりました。
床下から畳、壁などへ被害が広がる
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シロアリは1カ所にとどまらず、湿気のある木部を伝って侵食の範囲を広げます。床下から始まった被害が畳や柱を伝い、ドアや2階の床下地までおよんだ住宅もありました。
木材が湿るほど侵食の速度は上がり、雨漏りや水漏れが重なれば、わずか数カ月で被害が広がります。
被害が拡大するほど補修、駆除費用が高額になる
シロアリ被害は、駆除費用よりも侵食が進んだあとの修繕費用のほうが高額になりやすいです。補修にかかる金額は、被害がおよんだ部位と範囲で大きく変わります。補修場所ごとの相場は次の通りです。
| 補修場所(1カ所あたり) | 相場 |
| 床下の補強(腐食した木材の交換など) | 20~50万円程度 |
| 柱の補強 | 10~50万円程度 |
| 床材の張り替え | 100〜200万円程度 |
| 柱の交換 | 100~200万円程度 |
| 建物基礎部分の補強 | 200万円以上 |
| 屋根や梁の修繕 | 200万円以上 |
シロアリ被害を早いうちに発見できていれば、床下の補強だけで補修工事は終わります。初期段階なら数万円で済む補修が、放置により数百万円規模の工事へ発展することも多いです。
自分で確認できる、床下のシロアリ被害のサイン
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床下の被害は、点検口からの目視と室内の変化で確かめられます。自分で確認できる4つのサインについて解説します。
自分で確認できる4つのサイン
- 床の隙間から羽アリが出ていないか
- 床がきしむ、沈む、傾いていないか
- 基礎や束石に蟻道がないか
- 床下の木材を叩いた音に違和感がないか
床の隙間から羽アリが出ていないか

羽アリを探す場所は、床の継ぎ目、畳の縁、玄関の框(かまち:玄関の上がり口にある横木)のまわり、床下収納の周囲です。
見つかる時期はシロアリの種類によって変わります。ヤマトシロアリの羽アリは4〜5月の昼に見つかり、イエシロアリの羽アリは6〜7月の夜に発生します。
羽アリの発生場所には抜け落ちた羽が残ることがあるため、同じ大きさの羽が数枚まとまって落ちていないか確かめてください。
床の隙間から羽アリが出てきたときは、巣が床下にある可能性が高く、どの部屋のどの隙間から出たかを写真に残すと、シロアリ駆除業者への依頼時、調査がスムーズに進みやすくなります。
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床がきしむ、沈む、傾いていないか

1階の各部屋、とくに台所、洗面所、浴室まわり、玄関の近くをゆっくり歩き、床の沈みやきしみを確かめます。
和室は畳の上から踏み、波打ちやへこみが出ていないか見てください。また、ドアと窓を開け閉めして以前より引っかかるようになっていないか確認しましょう。
床のきしみや沈みが出るのは、床下の土台や大引き、床束が侵食されて強度を失ったときです。一部だけがふわふわ沈む、踏むたびに同じ場所でギシギシ鳴るなら、床下のシロアリ被害を疑ってください。
ただし梅雨時に建具が動きにくくなるのは木材の膨張によるもので、季節が変われば元へ戻ります。季節が変わっても戻らない場合は、侵食されている可能性が高いです。
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基礎や束石に蟻道がないか

台所や洗面所などの床にある床下点検口を開け、懐中電灯で基礎の立ち上がりや束石の表面を照らし、蟻道がないか確認します。
床下に降りるのは避けましょう。繁殖した菌を吸い込んだり、ネズミなどに噛まれる危険があります。蟻道の確認は無理に潜り込まず、目視でわかる範囲までで十分です。細かい調査は駆除業者に任せましょう。
点検口がない住宅では、床下収納の箱を外して開口部から覗いてください。1階に和室がある場合、畳を上げて床板を外すことで床下が確認できることもあります。
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床下の木材を叩いた音に違和感がないか

点検口から手の届く範囲で、土台や大引きを指やマイナスドライバーの柄などで軽く叩きます。
乾いた高い音が出る部分は健全です。鈍い音や手応えのない音がするカ所は、内部が侵食されている可能性があります。
音に違和感のあった部分には、ドライバーの先を強く当てて押してみてください。先が抵抗なく刺さる部分は、中がスカスカです。表面に傷がなくても、内部だけが侵食されている木材もあります。
床下のシロアリ被害例
床下の侵入経路は、住宅の立地と基礎の状態で変わります。この記事の監修者であり、シロアリの駆除歴15年以上のROY株式会社が実際に対応した事例をいくつか紹介します。
事例1|横浜市の一戸建てで畳の内部に蟻道が広がっていた

神奈川県横浜市の一戸建てで、和室からシロアリが出たとの連絡がありました。築浅の住宅で、床下はベタ基礎です。
床下は人が入れる高さがあり潜ると、基礎の角から蟻道が上に向かって伸びていました。コンクリートにひび割れが見つかり、土壌から侵入された可能性が高いです。
蟻道が和室のタイル畳まで伸び、裏側には蟻土(ぎど:シロアリが運んだ土)が付いていました。和室の柱のまわりにも土がついており、畳以外の木材にも被害が広がっていた状況です。
駆除としては、コンクリートの上から薬剤を満遍なく散布して新しく侵入されないようにし、被害にあった畳には薬剤を浸透させて内部のシロアリを駆除しました。
また、和室の柱など被害の可能性のある木部には小さな穴を空けて薬剤を注入する、穿孔注入処理法をおこないました。
事例2|足立区の住宅で床下に水が溜まりシロアリが発生

東京都足立区の築年数の古い住宅で、リフォーム業者が床下を見たところシロアリが見つかり、連絡がありました。
原因はキッチンの配管からの水漏れで、床下に水が溜まっており、その水分にシロアリが集まってきたと考えられます。
配管の交換とポンプによる排水から対応を始め、1週間後に防腐と防カビ、シロアリ用の薬剤を床下全体に散布し、被害のあった木部には穿孔注入処理をおこないました。
さらに2日後、白い軽石のような調湿材を床下へ敷き、湿度の低い状態が保たれるようにしました。
事例3|千葉県君津市の住宅で床下の広範囲が侵食されていた

千葉県君津市の一戸建てで、窓下の床からシロアリが出てきました。
住宅が建っていた場所はもともと田んぼで、土が水分を含みやすく、床下に湿気がこもっていました。その高い湿度が原因でシロアリが発生したと考えられます。湿気は居室まで上がっていて、クロスや窓にカビが広がっている状態でした。
調査の結果、窓枠や巾木(はばき:壁の下端に取り付ける横板)の上に土の塊が付いていることを発見。さらに、点検口から床下へ潜ると、キッチン下を中心に広い範囲が被害にあっており、ほとんどの床束が侵食されていました。
被害のあった木部へ穿孔注入処理を施し、土壌全体に薬剤を散布してシロアリの駆除と予防を実施。さらに玄関スラブと、浴室のタイル目地にも目立たない穴を空け、そこから薬剤を注入しました。
床下のシロアリは自分で駆除できるのか?
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シロアリ用のくん煙剤や駆除スプレーなどの商品がホームセンターなどで売られています。ただし、市販品が効くのは目視できる範囲の個体までです。床下のシロアリを駆除しきれません。
とくに土の中や木材内部の巣に、市販品の薬剤は届かず、巣ごと絶つには、専用機材で薬剤の散布や注入をおこなう業者による工事が必要です。薬剤が届く範囲、業者への依頼が必要な理由について解説します。
市販のくん煙剤では巣まで届かない
バルサンなどのくん煙剤は、煙や霧が届く室内の表面にいる害虫に向けた製品です。床下へ直接設置しても、換気孔や基礎パッキンの隙間から煙が抜けるため、床下に煙は滞留しません。
また、床下の土の中や木材内部に潜むシロアリにも、有効成分は届きにくいです。
効果があるのは、繁殖期に室内へ出てきた羽アリなど、表面に現れた一部の個体だけです。巣の大多数や奥深くにいる女王には有効成分が届かず、侵食は続きます。
市販スプレーは応急処置にとどまる

スプレーは、蟻道や被害カ所へ直接噴射し、目の前のシロアリを駆除する製品です。
目視できる範囲であれば、応急処置として使えます。ただし薬剤が届くのは噴射した表面付近だけで、木材内部や土の中の巣までは行き渡りません。
さらに表面のシロアリを散らすと、シロアリが警戒して別の経路へ移り、被害カ所が見えにくくなります。被害範囲が広がる可能性もあるので、できるだけスプレーの使用は避けてください。
巣ごと駆除するには業者への依頼が必要

シロアリ駆除業者は、被害にあった木部と床下全体の土壌へ、専用器具で薬剤を浸透させます。薬剤には木材や土の中に潜む個体を駆除しながら、新しい被害を防ぐバリアを張る効果もあります。
具体的な駆除方法や費用は、業者に依頼する床下のシロアリ駆除方法と費用をご覧ください。

業者に依頼する床下のシロアリ駆除方法と費用
床下のシロアリ駆除方法としてはバリア工法、ベイト工法、穿孔注入処理法の3つが一般的です。工事の工程も費用の算出方法も違いますので、工法ごとに解説します。
バリア工法|もっとも一般的なシロアリ駆除方法

バリア工法は住宅の床下の土壌に、シロアリ防除のための薬剤を満遍なく散布する施工法です。すでに土の中に侵入したシロアリを駆除しながら、新しいシロアリが入れない層(バリア)をつくります。
シロアリ駆除の施工方法として歴史が長く、多くの業者が採用してきました。施工費用は1階の床面積で変わり、次の式で求められます。
バリア工法の施工費用
(床面積㎡)×(1㎡あたりの単価)=(バリア工法の施工費用)
1㎡あたりの単価は駆除業者ごとに定められ、平均は1,000円〜3,000円です。
一般的な住宅の床面積ごとの相場は次の通りです。
| 床面積 | 施工費用 |
| 20坪 | 99,000~166,000円 |
| 30坪 | 148,000~249,000円 |
| 40坪 | 174,000~332,000円 |
住宅の構造や形状によって費用は増減するため、相場は目安としてお考えください。
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ベイト工法|シロアリの巣の根絶を狙う駆除方法

ベイト工法は、地中にベイト剤と呼ばれる毒餌を仕込み、シロアリに巣へ持ち帰らせることで、巣全体の全滅を狙う駆除方法です。ベイト(bait)には餌という意味があり、工法の名前の由来です。
近年生まれた駆除方法で、日本では2002年月に日本しろあり対策協会が標準の工法として定めました。
料金は建物の外周長(メートル)で計算されます。床面積で算出する他の工法とは異なる方式です。費用は、最初にかかる設置費用と、継続的にかかるメンテナンス費用に分かれます。相場は次の通りです。
| 設置費用 | 3,000円〜5,000円/m |
| メンテナンス費用 | 1500円/m(年一回)程度 |
実際の住宅での費用例は以下の通りです。
| 坪数 | 設置費用 | メンテナンス費用
(年一回) |
| 30坪(外周40mの場合) | 120,000~200,000円 | 60,000円 |
| 40坪(外周50mの場合) | 150,000~250,000円 | 75,000円 |
| 50坪(外周60mの場合) | 180,000~300,000円 | 90,000円 |
建物外周の長さは、一般的な住宅で(坪数)×(1.2〜1.5)程度が目安です。支払いのタイミングは業者により異なり、1カ月ごと、1年ごと、5年ごとと幅があります。
駐車場や玄関前など、敷地の一部がコンクリートで覆われている住宅では、コンクリートに穴をあける工事が必要です。穴あけ工事の費用は1カ所ごとに発生します。
| 工事費用(1箇所) | 15,000円〜18,000円 |
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穿孔注入処理法|木材に穴を空けて薬剤を注入する駆除方法

穿孔注入処理法は、木材の1/2以上の深さまでドリルで穴をあけ、駆除と予防のための薬剤を注入する施工法です。
床下の土台など普段目にしない部分は直径9mm程度、柱や玄関の木枠など室内で目につく場所は直径6mm〜9mm程度の穴を空けます。
すでにシロアリ被害にあった木材や壁面へ施工し、日本で被害の多い4種類のシロアリのいずれにも効果がある施工方法です。
被害が進んだ木材ほど薬剤は多く浸透し、被害の浅い木材では薬剤が染み込まず、使う量も少なく済みます。
注入方法は、加圧する方法と圧力を加えない方法の2つです。加圧するほうが、木材の内部まで薬剤が行き渡ります。
1㎡あたりの平均単価は1,000円〜3,000円ほどで、床面積ごとの相場は次の通りです。
| 床面積 | 施工費用 |
| 20坪 | 99,000~166,000円 |
| 30坪 | 148,000~249,000円 |
| 40坪 | 174,000~332,000円 |
躯体構造によっては、価格が変動しますので正確な費用は業者からの見積もりでご確認ください。
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床下のシロアリ被害で必要になるリフォームと費用
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駆除によりシロアリの被害を止めることはできますが、侵食された木材の強度は自然とは戻りません。被害状況に応じた補修やリフォームが必要です。支払い金額を抑えるための方法についても併せて解説します。
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床下の根太、大引き、床束のリフォーム費用
床を支える根太、大引き、床束は、土壌から侵入したシロアリが最初にたどり着く木材です。
工事内容ごとの費用は次の通りです。
| リフォーム内容 | 施行費用 |
| 根太材の補強金物追加、薬剤注入による部分補修 | 1万円〜 |
| 根太材の部分交換 | 5万円〜 |
| フローリング張替え(6畳) | 9万円〜 |
| 床板+根太、大引きの新規床組工事(6畳) | 23万円〜 |
| 床下の広範囲構造材交換 | 30万円〜 |
補強金物の追加や薬剤注入は、根太の芯に強度が残り、侵食が表面の浅い範囲だけのときに選びます。根太が内部まで侵食されていれば部分交換が必要です。
フローリング張替えは、根太や大引きに被害がなく、既存の下地を再利用できるときの工事です。根太と大引きの両方が広く侵食され、補修では床を支えきれない場合、新規床組工事へ切り替えます。
同じ床の工事でも、下地を残せるかどうかで費用は2倍以上変わります。見積もりでは、根太と大引きを交換するのか、床板だけを張り替えるのかを必ず確認してください。
火災保険、雑損控除、補助金で費用を抑える
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保険、税、補助金をうまく使えば、リフォーム費用の負担を軽くできます。制度ごとに条件と手続きが異なるため、順に見ていきましょう。
火災保険でリフォーム費用を補填する
火災保険は、シロアリ被害を基本的に対象外としています。
ただし台風や強風による屋根の破損から発生した雨漏り、自然災害による水道管の破損が引き起こしたシロアリ被害なら、適用される可能性があります。
補償の対象は、シロアリ被害で損傷した柱、土台、床下構造材の復旧工事費です。構造材の交換や下地補修など、原状回復のための工事費が補償されます。
適用を受けるには、自然災害の発生日と、被害発生前にシロアリ被害がなかった事実を証明する必要があります。写真、点検記録、専門業者の原因調査書などを準備して、保険会社に相談しましょう。
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確定申告の雑損控除を利用する
シロアリ被害は、所得税法施行令第9条が定める「害虫、害獣その他の生物による異常な災害」に該当します。
所得税法施行令 第9条(災害の範囲)
第九条 法第二条第一項第二十七号(災害の意義)に規定する政令で定める災害は、冷害、雪害、干害、落雷、噴火その他の自然現象の異変による災害及び鉱害、火薬類の爆発その他の人為による異常な災害並びに害虫、害獣その他の生物による異常な災害とする。
国税庁の質疑応答事例でも、修繕に要した費用と駆除費用の両方が雑損控除の対象と明記されています。
質疑応答事例 シロアリの駆除費用
シロアリによる被害は、所得税法施行令第9条《災害の範囲》に規定する「害虫……その他の生物による異常な災害」に該当し、修繕に要した費用及びそのシロアリを駆除するための費用は雑損控除の対象となります。
確定申告書には、原状回復のためのリフォーム費用は損害金額、シロアリ駆除費用は災害関連支出として記載します。修繕費用が高額になるほど、控除額も大きくなる仕組みです。
控除額の計算方法は次の通りで、いずれか多いほうの金額が適用されます。
控除額の計算方法
- (損害金額+災害関連支出)-(総所得金額等)×10%
- (災害関連支出)-5万円
申告には、リフォーム業者と駆除業者が発行する領収書、工事内容明細、被害状況の証明書類が必要です。書類は確定申告時にまとめて提出します。
控除しきれなかった金額は、最大3年間の繰越控除が可能です。大規模リフォームを複数年にわたっておこなう場合や、所得が少ない年度でも、翌年以降に繰越できます。
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住宅リフォーム補助金を活用する
住宅の改修と長寿命化を目的にした補助金制度は、多くの自治体が独自に設けています。制度名は自治体ごとに違います。全国の多くの自治体で共通して設けられている代表的な3制度は以下です。
| 制度名 | 制度概要 | 補助額 |
| 木造住宅耐震改修補助制度 |
|
補助率や上限額は自治体ごとに異なる(例:工事費の23〜80%、上限30万〜100万円程度) |
| 住宅リフォーム補助金 |
|
補助率や上限額は市区町村ごとに異なる |
| 空き家活用補助金 |
|
補助額は自治体により幅があり、工事費用の2分の1〜3分の1、上限50万〜200万円程度で設定されているケースが多い |
いずれの補助金も対象になるのはリフォーム工事費で、シロアリ駆除費は原則として対象外です。申請を検討している場合は、シロアリ駆除業者からもらう見積書について、リフォーム工事費と駆除費を分けて記載してもらいましょう。
なお自治体の補助金は予算上限に達すると年度途中で受付を終えます。毎年4月以降の年度開始のタイミングで申請すると安全です。また、補助金申請のサポート実績をもつリフォーム業者を選ぶと、申請は通りやすくなります。
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床下のシロアリ被害を予防する方法
床下のシロアリ予防は、床下を乾いた状態に保つことと、餌になるものを住宅の周りから減らすことの大きく2つです。自分でできる対策と、業者に依頼する予防工事に分けて解説します。
なお、すでにシロアリが侵入した住宅では、予防に意味がありません。蟻道や床のきしみを見つけているなら、予防よりも調査や駆除を優先してください。
床下のシロアリ被害を予防する方法
- 床下点検口をつける
- 床下の湿度を70%より下げる
- 住宅基礎部分のひび割れを点検
- 配管周りの隙間を点検
- 住宅周辺の環境整備で侵入経路を断つ
- 5年ごとにバリア工法を施工
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床下点検口をつける

床下点検口は建築基準法で義務づけられておらず、設置していない住宅も多くあります。シロアリは床下から基礎を伝って侵入するパターンが多く、点検口があれば蟻道などの痕跡に早く気づけて、被害を小さく抑えられます。
現時点で設置されていなくても、リフォームにより後付けが可能です。点検口の工事を請け負うシロアリ駆除業者もあり、駆除と併せて依頼できます。
費用は30,000円〜50,000円程度です。
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床下の湿度を70%より下げる
シロアリが好む湿度は70〜80%程度で、床下の湿度を70%より下げると、被害のリスクを減らせます。湿度が下がると、シロアリだけでなくダニなど他の害虫の発生も抑えられ、カビや腐朽菌の繁殖も防げます。
換気孔や基礎パッキンの前に、物置、植木鉢、自転車、室外機カバーを置かないでください。通気がさえぎられると、床下に湿気がこもります。
併せて、落ち葉や土が換気孔の網に詰まっていないか、年に1回は確認しましょう。エアコン室外機からの排水や、植木鉢の水受け皿の水も溜めたままにしないよう気をつけてください。
台風や大雨のあとは、床下に水が入っていないかを点検口から確かめます。
さらに徹底的に湿度を下げる場合、業者への依頼が必要ですが次の3つが効果的です。
床下の湿度を下げる予防工事
- 床下換気扇の設置
- 土壌表面シート敷設
- 床下調湿材の設置
床下換気扇の設置

床下換気扇は、モーターでファンを回し、床下の空気を強制的に循環させて湿気を屋外へ排出する設備です。
床下の換気口に取り付ける基礎型と、床下空間の空気を攪拌(かくはん)する攪拌型があります。費用は取り付ける換気扇の種類によって変わりますが、相場は次の通りです。
| 設置費用(台) | 75,000円〜 |
床面積ごとの施工費用の目安は以下の通りです。
| 床面積 | 施工費用 |
| 30坪 | 150,000円〜 |
| 40坪 | 225,000円〜 |
| 50坪 | 300,000円〜 |
土壌表面シート敷設

土壌表面シート敷設は、シロアリが嫌う忌避効果のある薬剤を練り込んだシートを、床下全面に敷く工法です。地面から上がる湿気も同時に防ぎます。
対応している業者は限られるため、事前に確認してください。シートの材質次第で費用は大きく変わり、相場は次の通りです。
| 施工単価 | 3,000円〜6,000円/㎡ |
床下の広さごとの施工費用は以下の通りです。
| 床面積 | 施工費用 |
| 30坪 | 27,000~54,000円 |
| 40坪 | 36,000~72,000円 |
| 50坪 | 45,000~90,000円 |
床下調湿材の設置

床下調湿材は、周囲の湿気を吸ったり吐いたりして、床下の湿度を一定に近づける素材です。床下へ直接撒くタイプと、不織布の袋に詰めたマットタイプの2種類から選びます。
施工では、先に防湿シートを敷き、上から調湿材を均等に広げる手順が一般的です。防湿シート単体より除湿の効果が高く、ダニなど他の害虫の発生やカビ、腐朽菌の繁殖も抑えられます。
相場は次の通りです。
| 設置費用 | 10,000円〜25,000円 |
床下の広さごとの施工費用は次の通りです。
| 床面積 | 施工費用 |
| 30坪 | 12,000円〜60,000円 |
| 40坪 | 13,000円〜70,000円 |
| 50坪 | 14,000円〜80,000円 |
住宅基礎部分のひび割れを点検

基礎のひび割れは、シロアリの侵入経路です。定期的な点検で早めに見つけられます。ひび割れの原因は、乾燥による収縮、気温の変化、地震の揺れなどです。シロアリは0.5mm以上のひび割れがあれば侵入できます。
ひび割れを見つけた場合は、外壁塗装会社など専門業者への依頼が確実です。応急処置として、市販の基礎用やブロック塀用の補修材を一時的に使う方法もあります。
配管周りの隙間を点検

水道管やガス管は、外壁や基礎を貫いて住宅の中までつながる設備です。貫通部に隙間があれば、シロアリは住宅内部へ入り込めます。基礎のひび割れと同じく、外壁塗装会社など専門業者への依頼が確実です。
応急処置として市販のシーリング材も使えますが、シーリング材と配管の相性が悪いケースもあります。とくにポリウレタン系のシーリング材は、塩ビ管を劣化させる可能性があります。配管の成分とシーリング材の成分を調べ、問題がないか確かめましょう。
住宅周辺の環境整備で侵入経路を断つ
シロアリはセルロースを含む材料を餌にします。建物の周りに、該当するものを放置すると引き寄せる原因になります。注意すべきものは次の通りです。
放置するとシロアリを引き寄せるもの
- 使用済みの木材や廃材
- 段ボール箱
- 古新聞や雑誌の束
- 枯れ枝や落ち葉の堆積
ウッドデッキが地面に接している場合、接地部分から床下へ蟻道が伸びることが多いです。また、床下収納の中へシロアリの餌となる上記のものをしまい込むのも避けてください。
5年ごとにバリア工法を施工

バリア工法の標準的な保証期間は5年間です。5年という期間は、公益社団法人日本しろあり対策協会が認定する薬剤の有効期間にもとづきます。
薬剤を希釈しなければ有効期間が5年を超える薬液も調合できますが、環境や人体への影響から推奨されていません。
5年保証が付く施工方法であれば、薬剤がシロアリ以外に与える影響は小さく、人やペットへの影響もほとんど出ません。
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まとめ
シロアリ被害は土台や大引きなど床下の、住宅を支える構造材から始まります。放置すると地震のときの倒壊リスクが高まります。
床下が被害にあっているかどうかを判断する手がかりは、羽アリ、床のきしみや沈み、蟻道、木材を叩いたときの音です。点検口があれば懐中電灯の光が届く範囲のシロアリ被害を確かめられます。
市販のくん煙剤や市販スプレーで駆除できるのは表面に出てきている個体までで、巣の根絶や予防には業者の工事が必要です。業者はバリア工法、ベイト工法、穿孔注入処理法などを施工し、その費用は工法ごとに違います。
床下の状態が気になる方は、シロアリお助け本舗の無料診断をご利用ください。床下に潜って蟻道や木材の状態を確認し、被害の有無と今後のリスクを調査します。
調査したからといって、必ず駆除依頼が必要なわけではありません。床下の状態を把握するためにも、お気軽に無料診断をご利用ください。
この記事の監修者
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「家とあなたを護る。」害虫・害獣駆除から雨漏り・大規模リフォームまで。一級建築士事務所ならではのワンストップサービスで、大切な家とお客さまの健康を守ります。害虫・害獣駆除、総合リフォーム、外壁の塗装や屋根の葺き替え、雨漏り工事、建築・土木工事に災害復旧工事などワンストップサービスで施工。シロアリの駆除歴15年、対応件数累計18,000件の豊富な実績があり、経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせて、害虫駆除いたします。 |

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。


