住宅の土台や柱に使う木材を選ぶとき、「シロアリに強い木材はどれだろう」と気になる方も多いのではないでしょうか。
木材は種類によりシロアリへの強さに違いがあります。耐蟻性の高い木材を選ぶことが、住宅を守るうえで大切です。
ただし、木材選定だけで完全にシロアリによる被害を防げるわけではありません。防蟻処理や湿気対策もあわせておこなうことが重要です。
本記事では、シロアリに強い木材の特徴や代表的な種類、シロアリ被害の予防策を解説します。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。
このような方におすすめ
- シロアリに強い木材の種類を知りたい方
- 住宅の土台や柱に適した木材を選びたい方
- シロアリ予防をしたい方
Contents
シロアリに強い木材とは?3つの共通点

シロアリの侵食に耐えうる強い木材には、以下の3つの共通点が存在します。
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それぞれの共通点について解説します。
共通点①|硬さと密度の高さ

シロアリは硬くて密度の高い木材を嫌う傾向にあります。
大顎で木材を噛み砕いて進むことから、硬くて密度が高い木材ほど、物理的な侵食に多くのエネルギーを必要とするためです。
硬さと密度の高さは、乾燥状態における木材の体積あたりの重量を示す「気乾比重(きかんひじゅう)」という指標で評価されます。
気乾比重の基準の目安は0.6です。それ以上のものは高比重材(重硬)、それ未満の物は低比重材(軽軟)と呼ばれます。
以下にまとめました。
| 木材 | 気乾比重 | 木材分類 |
| ローズウッド(紫檀) | 約0.79(0.75〜0.82) | 広葉樹 |
| チーク | 約0.63(0.55〜0.70) | 広葉樹 |
| イヌマキ | 約0.54(0.48〜0.65) | 針葉樹 |
| マツ(アカマツ、クロマツ) | 約0.52(0.42〜0.62) | 針葉樹 |
| オウシュウトウヒ(ホワイトウッド) | 約0.50(0.41〜0.60) | 針葉樹 |
| ヒバ | 約0.45(0.37〜0.52) | 針葉樹 |
| モミ | 約0.44(0.35〜0.52) | 針葉樹 |
| ヒノキ | 約0.44(0.34〜0.54) | 針葉樹 |
| スギ(心材) | 約0.38(0.30〜0.45) | 針葉樹 |
一般的に、広葉樹は針葉樹よりも細胞組織が複雑で空気の入り込む隙間が少なく、高密度な木材が多いです。そのためシロアリからの侵食を比較的受けにくいです。
例えば、ローズウッドやチークなどの広葉樹はおよそ0.6以上の高比重材で、シロアリに強いといえます。
共通点②|防虫成分(テルペン類)の含有

テルペン類は、植物や昆虫などがつくる天然の香りや苦味をもつ精油(エッセンシャルオイル)の成分です。
シロアリを寄せ付けない忌避効果や殺虫効果があり、耐蟻性の高い木材に含まれています。
具体的な成分は以下です。
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とくにヒノキチオールには、シロアリを寄せ付けにくくする強い忌避効果があります。また、細菌やカビなどの微生物の増殖を抑える抗菌効果もあり、木材の腐朽を防ぎます。
効果の高さから市販の防蟻薬剤の主成分としても採用されるほど、天然の防蟻成分として有効です。
精油成分は強い樹木の香りの正体でもあり、樹木への含有量が多いほど、シロアリに侵食されにくい木材といえます。
具体的なテルペン類の含有量が多い木材は後述するため、参考にしてください。
共通点③|含水率の低さ

シロアリは生存と活動に水分を必要とするため、湿気を含んだ柔らかい木材を好んで侵食し、逆に乾燥して硬化した木材を避ける習性があります。
木材の含水率が低ければ、シロアリを強く誘引する腐朽菌が発生しにくいです。
そのため、未乾燥の状態で流通する「グリーン材」よりも、人工乾燥処理(Kiln Dry)によって含水率を厳格に管理した「KD材」の方が、住宅の耐蟻性や耐久性に優れています。
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シロアリに強い木材6選

シロアリに強い木材の3つの共通点を踏まえて、天然の防蟻効果を備えた代表的な6つの木材を解説します。
| 木材の種類 | 含まれる成分 |
| ヒバ | ヒノキチオール、β-ドラブリンなど |
| ヒノキ | ヒノキオール、α-カジノール、ピネンなど |
| スギ(心材) | β-オイデスモール、δ-カジノールなど |
| イヌマキ | ジベレリン、スチレンなど |
| ローズウッド(シタン) | リナロール、α-テルピネオールなど |
| チーク | テクトキノン、ラパコール、デオキシラパコールなど |
ヒバ

| 木材 | ヒバ |
| 気乾比重 | 約0.37〜0.52(低比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | ヒノキチオール、β-ドラブリンなど |
| 木材分類 | 針葉樹 |
| 原産国 | 日本、北米 |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 土台、柱、浴室材、社寺建築の主要部材 |
| 価格 | 高価(青森ヒバがとくに高価) |
日本を代表する針葉樹のヒバは、とくに青森ヒバが優れた耐蟻性で知られています。
国産材のなかで「ヒノキチオール」を突出して多く含み、抗菌効果や防腐効果が非常に高いです。耐蟻性のある木材のうち、もっとも侵食されにくいといわれています。
岩手県の中尊寺金色堂では、建立から約800年を経た解体修理の際に、使用されていた青森ヒバの多くが再利用可能な状態で維持されていたことが記録されています。
社寺建築や高級住宅の土台として、シロアリ被害に強い最高級の木材です。
ヒノキ

| 木材 | ヒノキ |
| 気乾比重 | 約0.34〜0.54(低比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | ヒノキオール、α-カジノール、ピネンなど |
| 木材分類 | 針葉樹 |
| 原産国 | 日本(中部以西)、台湾 |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 土台、柱、浴室、神社仏閣、高級住宅の主要部材 |
| 価格 | 高価(産地や等級で価格は大きく異なる) |
古くから日本の建築を支えてきたヒノキは、世界最古の木造建築である法隆寺にも使用されており、その耐久性は1000年を超えて維持されることが実証されています。
成分面ではヒノキオールやα-カジノールを含み、どちらもシロアリ駆除剤や防虫剤に利用される成分です。
なお、名称の似た「ヒノキチオール」は国産ヒノキにはほとんど含まれておらず、前述の青森ヒバに豊富に含まれる成分で、構造にも違いがあります。
| ヒノキチオール | 単一成分で細菌や真菌、害虫に対する広範かつ強力な抗菌活性や抗虫活性を発揮する |
| ヒノキオール | αカジノールなど複数成分の組み合わせで抗菌効果や腐朽菌抑制効果、シロアリ忌避効果を発揮する |
ヒノキはとくに心材部分(丸太の中心部にある耐久性の高い部分)の防蟻効果が高く、建材として柱や土台に使われています。
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スギ(心材)

| 木材 | スギ |
| 気乾比重 | 約0.38(低比重剤) |
| 防蟻効果のある成分 | β-オイデスモール、δ-カジノールなど |
| 木材分類 | 針葉樹(ヒノキ科スギ属) |
| 原産国 | 日本 |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 柱、梁、土台、床材、羽目板、建具など住宅の主要部材 |
| 価格 | 安価〜中程度(産地や等級で大きく異なる) |
日本でもっとも普及している国産材のスギは、丸太の中心部である「心材(しんざい)」と外周部の「辺材(へんざい)」を区別する必要があります。
赤褐色の心材にはβ-オイデスモールやδ-カジノールなどの防虫成分が含まれ、耐蟻性があります。
一方で、白色の辺材は成分が乏しく柔らかいため、侵食を受けやすいです。
ヒバやヒノキに比べると防蟻性能は中程度ですが、心材を厳選して構造材に使用することは、日本の伝統的なシロアリ予防策の一つです。
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イヌマキ

| 木材 | イヌマキ |
| 気乾比重 | 約0.54(低比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | ジベレリン、スチレンなど |
| 木材分類 | 針葉樹 |
| 原産国 | 日本(関東以南)、台湾、中国南部 |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 沖縄で柱、梁、土台、生垣として伝統的に利用される |
| 価格 | 高価 |
イヌマキは、関東以南から沖縄にかけて重用される針葉樹で、とくに沖縄県では「シロアリに強い木」の代名詞となっています。
約280年前に建築された沖縄の中村家住宅(重要文化財)にも使用されており、高温多湿でシロアリ被害が激しい地域において、その真価を発揮してきました。
ジベレリンやスチレンなどの天然の防腐成分や防蟻成分を豊富に含み、加工性にも優れるため、厳しい環境下での一級建築材として高い信頼を得ています。
ローズウッド

| 木材 | ローズウッド |
| 気乾比重 | 約0.75〜0.82(高比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | リナロール、α-テルピネオールなど |
| 木材分類 | 広葉樹(マメ科ツルサイカチ属) |
| 原産国 | ブラジル、インド、ホンジュラス、マダガスカル、東南アジアなど熱帯地域 |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 高級家具、楽器(ギターの指板、ピアノの黒鍵)、装飾材、床材、内装材 |
| 価格 | 非常に高価 |
ローズウッドは、熱帯地域を原産とする広葉樹で、非常に高い密度と重厚さが特徴です。
ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引を規制する国際条約)で取引が制限されるほどの希少な銘木です。
リナロールなどの精油成分に加え、豊富な油分と樹脂分がシロアリや腐朽菌の侵入を阻害します。
現代の住宅においては構造材としてではなく、高級家具や床材として利用され、優れた耐蟻性と美しさをもちます。
チーク

| 木材 | チーク |
| 気乾比重 | 約0.55〜0.70(高比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | テクトキノン、ラパコール、デオキシラパコールなど |
| 木材分類 | 広葉樹 |
| 原産国 | 東南アジア |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 豪華客船の甲板(デッキ)、フローリング、家具材 |
| 価格 | 高価 |
世界三大銘木の一つであるチークは、内部に「テクトキノン(β-メチルアントラキノン)」という殺虫作用や忌避作用をもつ天然オイル成分を蓄えています。
加えてラパコールやデオキシラパコールなどの成分が相乗効果を生み、水や害虫に対して極めて強い耐性を示します。
硬く重量のある木材で、シロアリが顎で噛み砕いて食べ進めにくいことも特徴です。
伐採後も長期にわたり寸法安定性(湿度や温度の変化による反りや伸縮が起こりにくい性質)を保つことから、船舶の甲板材としても重用されてきました。
湿度変化の大きい日本の住宅環境でも変形しにくい建材として評価されています。主にフローリング材や家具材として活用され、シロアリの脅威から住まいを守ります。
なぜシロアリは木を食べるのか|栄養源としての「セルロース」
シロアリが木を食べる理由は、木材に含まれる成分「セルロース」を栄養源としているためです。シロアリの食性や消化の仕組みについて解説します。
シロアリの主食は木材に含まれる「セルロース」
セルロースは植物の細胞壁をつくる成分で、地球上でもっとも多い炭水化物とされています。シロアリはセルロースを唯一の栄養源とすることが特徴です。
セルロースは木材の構造部材だけでなく、以下にも含まれています。
| 木材 | 住宅の柱、梁、床材などの構造材 |
| 紙類 | 段ボール、新聞紙、本、雑誌、壁紙 |
| 植物材料 | 畳(い草) |
| 衣類 | 綿(コットン)、麻、レーヨン、キュプラ |
人々の暮らしのなかで木材はあらゆる場面で活用されており、セルロースを含むものが豊富にあるため、シロアリにとっては魅力的な侵食対象となりやすいです。
シロアリ特有の木材を消化する仕組み

シロアリがセルロースを摂取し、エネルギーに変えるプロセスは、生物学的に極めて特殊です。
まず、強靭な大顎で木材を噛み砕き、前腸で微細な粉末状にします。
シロアリはほとんどの動物がもたないセルロース分解酵素をもっており、木片の一部を消化しますが、大部分は未消化のまま後腸に送られます。
後腸内には0.02〜0.3mmの大きさの原生生物(単細胞真核生物)が数万個体も共生しており、取り込まれた木片を細胞内で分解して発酵させる仕組みです。
分解発酵プロセスで生成される「酢酸(さくさん)」こそが、シロアリの生命維持と活動に必要なエネルギー源となります。
京都大学の研究においても、原生生物との共生関係による特異な代謝システムが、他の生物には不可能な「木材からの栄養摂取」を可能にしていることが解明されました。
シロアリは木材を代謝できる性質により、自然界では倒木を分解して土に還す役割を果たしていますが、セルロースを豊富に含む木材住宅においては、脅威となる害虫です。
シロアリに弱い木材の特徴
シロアリ被害にあいやすい木材には、共通する4つの特徴があります。
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それぞれの特徴について、とくに注意が必要な状況などを解説します。
密度が低くやわらかい木材
密度が低くやわらかい木材は、シロアリにとって噛み砕くのが簡単で、餌場や巣として狙われやすいです。
一般的にやわらかい木材は以下があります。
| 針葉樹 | マツ、モミ、スギ |
| 広葉樹 | バルサ、キリ |
マツやモミ、スギは住宅の構造材として多用される木材のため、シロアリに注意が必要です。また広葉樹のなかにもバルサやキリなどやわらかい木材があり、侵食対象になりやすいです。
湿った木材
湿った木材は組織がやわらかくなり、シロアリにとって食べやすい状態です。また、湿度の高い環境を好むシロアリを引き寄せやすいです。
住宅内の以下の場所はとくに注意しましょう。
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日本のシロアリ被害のうち90%以上を占めるヤマトシロアリは、活動に水分を必要とするため、湿った木材は誘引のリスクが高まります。
腐朽が進んだ木材
木材を腐らせる腐朽菌は、シロアリを誘引する物質「MVOC(微生物揮発性有機化合物)」を放出することが研究で明らかになっています。
なかでも腐朽菌の一種「キチリメンタケ」は、シロアリが仲間に餌の場所を知らせる効果のある道しるべフェロモンと同じ物質をつくり出すため、シロアリを引き付けやすいです。
住宅周辺においては、庭の切り株や枯れ木、雨ざらしになった廃材などが腐朽し、シロアリの温床になりやすいです。
参考
蒸煮(じょうしゃ)処理された木材
木材を蒸したり煮たりする「蒸煮処理」をすると、木材内部の防虫成分が抜けたり、組織がやわらかくなったりするため、未処理の状態よりもシロアリに侵食されやすくなります。
蒸煮処理は、繊維を軟化させて曲げやすくしたり、ヤニを抑えたりするための処理です。
加工木材を選ぶ際は、防蟻処理の有無や加工方法を確認することが重要です。以下の方法で確認しましょう。
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シロアリに弱い木材の種類

やわらかくて防蟻成分をほとんど含まない木材は、シロアリからの侵食を非常に受けやすいです。建材や家具として該当する場合は注意しましょう。
シロアリに弱い代表的な木材の種類を紹介します。
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マツ(パイン)

| 木材 | マツ(パイン) |
| 気乾比重 | 約0.42〜0.62(低比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | ほぼなし |
| 木材分類 | 針葉樹 |
| 原産国 | 日本、シア |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 梁、桁(けた)、床下地材 |
| 価格 | 安価〜中程度 |
マツは、シロアリが嫌う成分をほとんど含まないことから耐蟻性が極めて低く、シロアリに好まれます。
梁や桁(横木)として多用される一般的な建材ですが、アカマツやクロマツは庭木としても植えられるため、屋外でも要注意です。
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モミ

| 木材 | モミ |
| 気乾比重 | 約0.35 ~ 0.52(低比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | ほぼなし |
| 木材分類 | 針葉樹 |
| 原産国 | 日本、北米、欧州 |
| 代表的な種類 |
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| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 梱包材、家具、内装材、建具、棺 |
| 価格 | 安価 |
モミは細胞密度が低くやわらかく、防蟻成分も含まないため、シロアリの侵食対象になりやすいです。
クリスマスツリーとしてもなじみがあるモミは、加工しやすいことから建材や内装材、家具材に幅広く使われます。
防蟻性が低いため、シロアリが侵入した場合に被害を受けやすいです。
オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)

| 木材 | オウシュウトウヒ(ホワイトウッド) |
| 気乾比重 | 約0.41〜0.60(低比重材) |
| 防蟻効果のある成分 | ほぼなし |
| 木材分類 | 針葉樹(マツ科トウヒ属) |
| 原産国 | 北欧(スウェーデン、フィンランド)、ロシア、中欧 |
| 木材の特徴 |
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| 建材としての用途 | 2×4工法(ツーバイフォー)の構造材、間柱、根太、集成材の原料、DIY材 |
| 価格 | 安価 |
植物学的にはオウシュウトウヒ(ノルウェートウヒ)という名ですが、日本の建材市場では「ホワイトウッド」という商品名で知られています。
スプルース(トウヒ)、パイン(マツ)、ファー(モミ)をまとめた「SPF材」の一部にあたる輸入材です。
防蟻成分をほとんど含まないうえに、北欧の寒冷地で育つため油分や樹脂分が少なく、湿気にさらされると腐朽が急速に進む性質があります。
日本の多湿な環境下では腐朽しやすく、シロアリ被害にあいやすいです。
また、ホワイトウッドは2×4工法(ツーバイフォー)の構造材としても用いられます。
2×4工法(ツーバイフォー)とは、約2インチ×約4インチの規格角材で枠組をつくり、枠組に合板を接合したもので壁、床、天井、屋根部分の六面を構成し、箱状の空間をつくる建築の工法です。

2×4工法による住宅の普及で日本国内の流通量も多く、建材として用いる際は薬剤によるシロアリ予防処理が不可欠です。
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シロアリに強い木材を使っても被害が起きる理由
シロアリに強い樹を採用しただけでは、被害を完全に防ぐことはできません。シロアリ被害が起きる理由を、木材の構造や習性から解説します。
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辺材部分には防虫成分が含まれていない

樹木の外周部である辺材は、細胞が若く水分を通すためにやわらかく、シロアリを阻害する成分が心材よりも少ないです。そのため、耐蟻性が高いとされる木材でも、辺材部分は侵食を受けやすいです。
一方で、心材は古くなる過程で硬くなり、防虫効果のある樹脂成分を含むため、侵食されにくいです。
また、年輪のうち春から初夏に成長する「早材(そうざい)」は組織がやわらかく、夏以降に成長する「晩材(ばんざい)」と比較して優先的に食べ進められます。

その結果、密度の高い晩材だけが同心円状に残る食痕が形成されます。

同じ種類の木材でも、辺材と心材では辺材部分が、早材と晩材では早材部分が侵食を受けやすいです。
シロアリは他に餌がなければ硬い木も侵食する
日本しろあり対策協会の試験では、シロアリが耐蟻性に優れるヒノキを侵食することが確認されています。
シロアリはやわらかい木を好みますが、餌となる木材が限られた環境では、ヒノキやスギのように中程度の耐蟻性をもつ木材も侵食します。
硬くて防蟻成分を含む木材であっても、被害を完全に防げるわけではありません。
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アメリカカンザイシロアリには通用しない場合がある

「アメリカカンザイシロアリ」は北米原産の外来種です。土壌から湿った木材を狙う在来種と異なり、乾燥した木材そのものに巣をつくり、わずかな水分で生存します。
そのため、従来の湿気対策やシロアリに強い木材の採用だけでは被害を防ぎにくいです。摂食試験ではやわらかく耐蟻性に劣るスギやアカマツよりも、防蟻成分を含む硬いヒノキを好む傾向が示されています。
屋根裏の構造材や家具など、乾燥した木材が被害対象となります。木材内部でのみ活動するため、見た目による被害の発見が難しいです。
外壁や天井裏に小さな砂粒状の排せつ物(フン)が落ちていないかが、発見の手掛かりになります。

防蟻成分は在来種には一定の効果があっても、アメリカカンザイシロアリには効きにくいことに注意しましょう。
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新築やリフォームでおすすめのシロアリ対策のための木材
住まいを長期にわたり守るためには、設計段階での適切な建材選定と専門的な処理が重要です。シロアリ対策のためのおすすめの木材や処理、木材の確認方法を解説します。
新築やリフォームの際に選びたいシロアリに強い木材

新築やリフォームの際は、国土交通省告示1898号にもとづく「耐久性区分1(D1)」に該当する木材を採用することが推奨されます。
「耐久性区分1(D1)」は、心材の耐朽性が高く、防腐処理なしで主要構造部に使用できる木材として認められている区分のことです。具体的には以下があげられます。
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とくに、住宅の土台にはもっとも耐蟻性の高いヒバまたはヒノキの心材を選びましょう。床下に近い部分ほど湿気と接するため、抗菌効果や防腐効果、防虫効果をもつ木材の心材が適しています。
柱や梁には耐久性に優れるヒノキの心材を選ぶと、建物の長期的な安心感を高められます。
海外材ではローズウッドの耐蟻性が高いです。ただ一般的には、住宅の構造材ではなく家具や床材として使われるケースが多いです。
加圧注入処理をした木材は防蟻性能や防腐性能が高まる
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木材の防蟻性を高めるためには、「加圧注入処理材」が有効です。
「加圧注入処理材」とは、密閉された装置内で薬剤に高い圧力をかけ、木材の芯部まで深く浸透させる工法です。
表面に薬剤を塗布するだけの処理に比べ、薬剤が内部に定着するため、長期間にわたって効果が持続します。
使用される薬剤は「JIS K1571」という厳格な性能基準をクリアしたもので、以下の種類が代表的です。
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導入にかかる費用は無処理材より2〜4割程度高まりますが、将来的なメンテナンスコストやシロアリによる被害リスクを考慮すれば、コストパフォーマンスは高いです。
土台や大引き(土台と同じく床を支える構造材)など水気の多い箇所での使用が推奨されており、薬剤の影響で緑色や茶色などに着色されることが多いため目視で見分けやすい処理材です。
自宅の使用木材を確認する具体的な方法
自宅の使用木材を確認するには、住宅の購入時に提供される以下の書類を参照しましょう。
| 新築住宅 |
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| 中古住宅 |
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上記の書類には、土台や柱など構造材に使われた木材の種類や防蟻処理の内容が記載されています。
中古住宅の場合は、売買時にインスペクション(建物状況調査)が実施されていると、調査の報告書から確認できることがあります。
確認に必要な書類が手元にない場合は、建築したハウスメーカーや工務店、販売した不動産会社に問い合わせましょう。
ただし、個人間での不動産取引の場合、一般的に評価書や保証書などはありません。
構造材の木材の種類や防蟻処理の内容が不明なときは、シロアリ駆除業者やホームインペクションの専門業者による床下調査を実施することで、目視による判別と現状診断が可能です。
シロアリ被害のリスクを抑える建材
シロアリ被害のリスクを抑える建材を活用することも有効です。主な建材について、使い方や費用を解説します。
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防蟻防湿シート|基礎下に敷設してシロアリの侵入経路を物理的に遮断する建材

防蟻防湿シートは、シロアリが嫌がる薬剤が練り込まれたシートです。
基礎の下に敷設することで、薬剤による忌避効果と地面からの湿気上昇を抑える二重の役割を担います。
シロアリだけでなくダニやカビの抑制にも寄与し、清潔な床下環境を維持します。
防蟻防湿シートを施工する場合の相場は3,000円〜6000円/㎡です。シートの材質により面積あたりの費用が大きく変わります。
一般的な住宅の基礎面積あたりの相場は以下です。
| パターン | 基礎面積の目安 | 施工費用 |
| 小さめ戸建て | 35〜50㎡ | 約16万〜23万円 |
| 一般的な2階建て戸建て | 50〜70㎡ | 約23万〜32万円 |
| 大きめ戸建て | 70〜100㎡ | 約32万〜45万円 |
| 平屋 | 90〜120㎡ | 約41万〜54万円 |
防蟻断熱材|断熱材自体に防蟻成分を含有させた基礎断熱用建材

基礎断熱工法で使用する断熱材は、シロアリの侵入経路となりやすいため、防蟻成分を含有させた専用建材が普及しています。
基礎断熱工法とは、1階の床下ではなく、建物の基礎部分に断熱材を施工して、床下空間ごと断熱する工法です。

| 基礎断熱工法 |
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| 床断熱工法 |
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基礎断熱工法では、断熱材を基礎の外側に設置する基礎外断熱と、内側に設置する基礎内断熱があります。
断熱効果が高い反面、基礎の外側や内側に設置された断熱材自体がシロアリの隠れ家や通り道になるリスクがあります。そのため、基礎断熱工法では防蟻処理がされた専用断熱材の使用が一般的です。
断熱材に使用される主な防蟻成分は、ネオニコチノイド系(薬剤含有型)とホウ酸系(無機質型)の2種類です。それぞれの代表的な防蟻断熱材を紹介します。
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スタイロフォームAT|デュポン・スタイロ株式会社

| 提供会社 | デュポン・スタイロ株式会社 |
| 製品の概要 | 押出法発泡ポリスチレンフォームにネオニコチノイド系の防蟻剤を混入させた断熱材 |
| 特徴 |
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| 価格の目安 |
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パフォームガード|エイ・エフ・エム・ジャパン株式会社

| 提供会社 | エイ・エフ・エム・ジャパン株式会社 |
| 製品の概要 | 発泡ポリスチレンに、人体への影響が少ないとされる無機質(ホウ酸系化合物)を均一に含有させた防蟻断熱材 |
| 特徴 |
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| 価格の目安 |
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基礎パッキンやシロアリ返し|物理的にシロアリの侵入を阻止する基礎部材

床断熱工法で使われる「基礎パッキン」は、基礎と土台の間に設置して隙間をつくり、床下の全周換気を実現することで湿気を逃す部材です。基礎に換気口が不要となり、シロアリの侵入リスクを下げられます。
また、基礎断熱工法で使われる「シロアリ返し」は、基礎外周部に断熱材とともに取り付ける部品で、シロアリが基礎をつたって木部に到達するのを物理的に遮断します。
シロアリ返しと断熱材、気密パッキンがセットになった「シロアリ返し付き断熱気密パッキン」という製品もあり、シロアリの侵入防止に有効です。
これらはシロアリの侵入を物理的に防ぐため、薬剤のような有効期限がなく、定期的な再施工を必要としないことが大きな利点です。
代表的な製品を紹介します。
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キソパッキンとキソパッキンロング|城東テクノ株式会社

| 提供会社 | 城東テクノ株式会社 |
| 製品の概要 | 基礎と土台の間に挟み込み、全周にわたって床下の通気を確保する基礎パッキン工法用の部材 |
| 特徴 |
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| 価格の目安 | 工事業者により変動 |
気密パッキンロング|城東テクノ株式会社
| 提供会社 | 城東テクノ株式会社 |
| 製品の概要 | 基礎断熱工法に対応する、気密材と断熱ブロック、シロアリ返しを1つにまとめたオールインワン部材 |
| 特徴 |
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| 価格の目安 |
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鉄骨造やRC造の構造材

鉄骨やRC(鉄筋コンクリート)はシロアリの餌にならない無機質の建材で、木造住宅と比較して被害リスクが低いです。
ただし、シロアリがコンクリートのひび割れや継ぎ目から侵入し、内部の木部(玄関框、床下地、和室造作、廻り縁など)を侵食する事例は報告されています。
とくにALC(軽量気泡コンクリート)は水分を吸収しやすく、外壁塗装が劣化するとシロアリを呼び込む経路になりやすいです。
鉄骨造やRC造の住宅であっても、内装や建具、床下地に木材が使われている以上、シロアリ被害の可能性はゼロにならない点に注意が必要です。
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シロアリ被害の予防策
シロアリ被害から住宅を守るには、シロアリを寄せ付けない環境づくりが大事です。
居住者が日常的に実行できる具体的な予防策を解説します。ただし、すでにシロアリが侵入している場合は駆除を検討しましょう。
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住宅周辺の環境整備で侵入経路を断つ

シロアリはセルロースを餌にしており、長期間放置された木材などの廃棄物があると好んで寄ってきます。住宅周辺の環境を整備し、セルロースを含む廃棄物を片付けましょう。
シロアリに狙われやすい廃棄物は以下です。
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とくに段ボールや紙類はセルロースを豊富に含んでおり、家庭から頻繁に出るごみであるため、シロアリを引き寄せる原因になりやすいです。こまめにごみ回収に出して処分しましょう。
廃材や枯れ枝、切り株などは年末の大掃除などの機会を利用して撤去すると安心です。
シロアリが活動を休止している冬の間に餌となる廃棄物を片付けておくと、春になり活発化した際に餌場として狙われにくくなります。
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除湿の徹底で床下の湿度を下げる

シロアリの活動が活発化する湿度は70〜80%です。シロアリの侵入経路になりやすい床下の除湿を徹底し、湿度が低い環境を維持することで被害リスクを軽減できます。
床下の湿度を下げるポイントは以下の2つです。
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床下換気口が落ち葉や設置物などで塞がっていないか、雨水が溜まっていないかを確認しましょう。
床下換気扇を設置している場合は、タイマーを活用して乾燥した空気を取り込むのが効果的です。
毎日「朝10:00〜昼15:00」の時間帯に自動稼働させることが推奨されます。これにより、効率的な除湿と就寝時の静かさを両立できます。
とくに梅雨から夏にかけての6月〜9月は、シロアリがもっとも活発に活動する高温多湿な時期です。定期的に湿度の確認や手入れをして、換気が妨げられないよう配慮しましょう。
住宅基礎部分のひび割れを点検

シロアリの侵入経路になりうる建物基礎部分のひび割れは、定期点検により早期発見と予防ができます。
基礎や外壁にできるひびの原因は次のようにさまざまです。
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シロアリは0.5mm以上のひびであれば侵入できると言われています。見た目にはごく小さなひびでも侵入経路になりうるため、しっかり点検しましょう。
もしひびを発見した場合は、外壁塗装会社などの専門業者に補修を依頼するのが確実です。
自分で市販の基礎用やブロック塀用の補修材を使用して、補修する方法もありますが、あくまで一時的な対処のため、早めに業者による補修をおこないましょう。
点検のタイミングは、シロアリの活動が落ち着く冬の12月〜2月頃がおすすめです。活発化する前に点検してシロアリの侵入経路となるひびを補修することで、効果的に侵入を防げます。
とくに年末の大掃除に併せて基礎周りをチェックすると、業者へ依頼する場合でも、春のシロアリが活発化する前に補修を終えられます。
配管周りの隙間を点検

外壁や基礎を貫通し、住宅の中までつながる水道管やガス管などパイプの周辺に隙間があると、シロアリの侵入経路となります。
隙間を発見した際も、外壁塗装会社などの専門業者に依頼しましょう。
応急処置として、市販されているシーリング材で隙間を一時的に埋めることも有効です。
ただし、ポリウレタン系のシーリング材は塩ビ管を劣化させるなど、シーリング材と配管の相性が悪いケースがあります。配管とシーリング材の成分を調べ、問題ないかを確認してください。
基礎のひび割れ点検とあわせて、年末の大掃除のタイミングでまとめて確認するのが効率的です。
木製構造物の防腐処理

屋外のウッドデッキや木製フェンスなどの木製構造物は、地面と直接触れるためシロアリの餌場として狙われやすいです。シロアリが住宅に侵入する前段階の誘引要因ともなります。
以下の点検と防腐処理を定期的に実施してください。
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点検や塗料塗り直しの最適なシーズンは、ほかの予防策と同様に、シロアリの活動が落ち着く冬の12月〜2月です。使用塗料の推奨期間を確認したうえでまとめて実施しましょう。
なお、「穴が空いている」「蟻道がついている」などシロアリ被害の兆候が見られる場合は、住宅まで被害がないか、駆除業者に調査を依頼してください。

家族にシロアリ被害の兆候を共有する

シロアリ予防では、家族内での情報共有が重要です。シロアリ被害の兆候について危機意識をもつ人がいても、同居する家族が無関心だと対処が遅れます。
とくに2世帯や3世帯住宅では、兆候があっても情報共有がされず、被害が放置される可能性が高いです。
シロアリ被害の兆候に関して、家族内で以下を共有しておきましょう。
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また、シロアリによって具体的にどのような被害があるのかを話すことで、危機意識を共有できます。以下も家族で話しておくと安心です。
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情報共有が不足していると、シロアリが発生して駆除業者に依頼する段階で、依頼料や依頼先、施工内容などの駆除方針について揉めるケースもあります。
不要なトラブルを避けるためにも、日頃から情報共有は意識しておきましょう。
シロアリ駆除業者による無料点検を利用する

シロアリ駆除業者によっては、シロアリ被害や住宅の状況を無料で診断するサービスを提供しています。
診断を受けることで、以下の点を専門家の目で確認してもらえます。
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自分で点検するよりも、より正確に状況把握ができることが利点です。「問題なし」と確認できれば、予防に徹して安心して生活できます。
「要注意箇所あり」と判明すれば早めに対処でき、「被害あり」であればその場で駆除をして被害を最小限に抑えられます。
シロアリお助け本舗は無料点検を実施しているため、「シロアリ予防をしたい」「現状を把握したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ
シロアリに強い木材の3つの共通点と、代表的な6つの木材を解説しました。
| シロアリに強い木材の共通点 |
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| シロアリに強い木材の種類 |
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耐蟻性は「気乾比重」だけでなく「防虫成分」が大きく影響するため、密度が高くても防虫成分を含まないマツがシロアリの侵食を受けやすい一方で、ヒノキやスギは優れた耐蟻性を発揮します。
また強い木材でも辺材部分は侵食されやすいことや、ヒノキが外来種のアメリカカンザイシロアリに好まれることなどから、シロアリの被害を必ず防げる木材はありません。
シロアリ被害を防ぐには、新築や中古住宅を問わず、定期的な点検と予防処理が重要です。
床下から異音がする、近隣でシロアリ被害が出ているなど、少しでも気になる兆候がある場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
シロアリお助け本舗では、現地調査やお見積もりが無料でできます。有資格者がご自宅の状況に応じた最適な対策をご提案しますので、お気軽にお問い合わせください。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。


