「ヒノキはシロアリに強い」「ヒノキでもシロアリに侵食される」、両方の説を知り、結局どちらが本当なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
ヒノキの耐蟻性(たいぎせい)は、日本産材のなかでは比較的強い部類です。ただし、耐蟻性をもつのは心材で、防蟻成分をほとんど含まない辺材は、シロアリの被害にあいやすいです。

床下の湿気が高い、築年数が経っているなどの条件が揃うと、ヒノキの心材でもシロアリに侵食されやすくなります。
本記事ではヒノキの特徴や防蟻性、スギやヒバとの違い、被害を防ぐための対策や自宅で確認したいポイントまで解説します。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。
このような方におすすめ
- ヒノキがシロアリに強いのか弱いのかを知りたい方
- ヒノキの防蟻面の特徴を知りたい方
- ネット上で情報が錯綜していて、何が正しいのか確かめたい方
Contents
ヒノキはシロアリに強いのか

「シロアリに強い」と言われるヒノキも、シロアリからの侵食を完全に防げるわけではありません。
実際の防蟻試験で確認された侵食の進み方から、シロアリが木材を餌にできる仕組みまで解説します。
ヒノキの耐蟻性は「中」

耐蟻性とは、木材がシロアリに侵食されにくい性質であり、木材の種類や部位、心材に含まれる化学成分などによって左右されます。
国土交通省が公開する資料では、日本産材の耐蟻性を心材の性質にもとづいて「大」「中」「小」の3区分に分けており、ヒノキは「中」に該当します。
ただし、耐蟻性「中」はシロアリ被害にあわないわけではありません。
実際に、専門業者がおこなった木材別の防蟻試験では、ヒノキの上にシロアリが蟻道(ぎどう:土と排せつ物でつくるトンネル)を築き、実験開始から約1カ月という短い期間で侵食が始まった例が報告されています。
参考
森林総合研究所(監修)(2004年).木材工業ハンドブック 改訂4版.
シロアリの主食は木材に含まれる「セルロース」
シロアリが木材を侵食するのは、木材に含まれるセルロースやヘミセルロースを栄養源にしているためです。
| 成分 | 特徴 |
| セルロース | 植物の細胞壁を構成する主要成分 木材以外にも畳、紙、段ボール、衣類などに含まれる |
| ヘミセルロース | セルロースとともに木材を構成する成分 藁(わら)や果物、野菜などに含まれる |
シロアリの餌のうち、私たちの生活に馴染み深いものは次の通りです。
| 種類 | 具体例 |
| 木材 |
|
| 紙類 |
|
| 植物材料 |
|
シロアリは害虫として知られていますが、自然界では枯れた木材を分解して土に還す役割を担う、生態系に欠かせない昆虫です。
シロアリの木材を消化する仕組み

シロアリは、次のような流れで木材のセルロースを消化します。
|
1.大あごで木材を噛み砕く
シロアリは、木材の主成分であるセルロースを強じんな大あごで噛み取り、前腸内の突起で小さく砕きます。
2.自身の酵素で一部を消化する
シロアリはほとんどの動物がもたないセルロース分解酵素をもち、木材の一部を消化します。ただし、すべての木材を消化することは難しく、大部分は未消化のまま後腸へ送られます。
3.後腸の原生生物がセルロースを分解、発酵させる
後腸にはセルロースを分解する20〜300マイクロメートルほどの原生生物(単細胞の微生物)が数万個体も共生しています。これらの原生生物が木材を取り込み、セルロースを分解し、発酵させます。
4.発酵で生じた酢酸をエネルギー源にする
発酵によって生じた酢酸は、シロアリの活動エネルギー源になります。
ヒノキとは|特徴、強度、種類
ヒノキは、古くから住宅の土台や柱、浴槽、内装材など幅広い用途で使われてきた木材です。
一方で、同じヒノキでも心材と辺材では耐久性や耐蟻性に差があります。シロアリ対策を考えるうえで、まずはヒノキの特徴や木材としての性能、流通する種類を知っておきましょう。
ヒノキの特徴

ヒノキの基本的な特徴は、次の表の通りです。
| 項目 | 内容 |
| 分類 | ヒノキ科ヒノキ属 |
| 分布 |
|
| 大きさ | 樹高30〜40メートル、直径1メートルほどまで成長 |
| 心材の色 | 淡紅色から淡桃色 |
| 辺材の色 | 淡黄白色(心材との境目はやや不明瞭) |
| 好む生育環境 | 山腹や尾根の比較的乾燥した場所 |
ヒノキはヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で、福島県から九州まで分布する日本固有の樹木です。心材(赤身)は淡紅色から淡桃色、辺材(白太)は淡黄白色をしており、その境目がやや不明瞭なこともヒノキの特徴です。
こうした色合いが、古くから神社仏閣の建築材に用いられてきた理由のひとつと考えられています。
林業の世界には、それぞれの木が育ちやすい場所を示す「尾根マツ、沢スギ、中ヒノキ」という言葉があります。
乾燥しやすい尾根はマツに、水分の多い沢沿いはスギに適した環境です。一方、その中間にある山腹はヒノキに適しています。
ヒノキは乾燥しすぎず湿りすぎない環境で育つことが特徴です。
木材としての強度
| 項目 | 内容 |
| 気乾比重 | 約0.34〜0.54(針葉樹のなかでは中庸の重さ) |
| 強度 | 針葉樹のなかでは高く、寸法安定性と加工性のバランスがよい |
| 主な用途 | 柱、大引き、梁などの構造材 浴室の壁、浴槽などの水回り フローリング、敷居、框(かまち)などの内装 |
木材の強度を評価する指標の一つである5%下限値(測定値の95%が上回る基準値)をヒノキ、スギ、ヒバで比較すると、ヒノキがもっとも高い数値を示します。
| 木材の種類 | 強度の目安(5%下限値) |
| ヒノキ | 35.5 |
| スギ | 26.4 |
| ヒバ | 29.7 |
ヒノキは、木材の耐久性区分でD1に分類される木材です。耐久性区分とは、製材の日本農林規格(JAS)で定められた、心材の腐りにくさによる木材の区分です。住宅性能表示制度の劣化対策等級でも、この区分が用いられています。
D1の対象となるのは、ヒノキのほか、ヒバやスギ、カラマツ、ベイヒ、ベイスギなどが該当します。
ヒノキは高い強度に加えて切ったり削ったりしやすい木材です。そのため、柱や大引き、梁などの構造材として古くから利用されてきました。
世界最古の木造建築物である法隆寺(築約1,300年)の主材としても使われています。
ヒノキの種類
ヒノキには国産材と海外産材があり、産地や木材の種類によって特徴が異なります。代表的な種類は以下の通りです。
| 名称 | 原産地 | 特徴 |
| 木曽ヒノキ | 長野県岐阜県境(木曽地方) |
|
| 尾鷲ヒノキ | 三重県 |
|
| 天竜ヒノキ | 静岡県 |
|
| 吉野ヒノキ | 奈良県 |
|
| タイワンヒノキ | 台湾 |
|
| タイワンベニヒ | 台湾 |
|
| ベイヒ(Port Orford cedar) | 北米(オレゴン州南西部〜カリフォルニア北西部) |
|
表に挙げた国産のヒノキは、いずれも古くから良質な木材の産地として知られる林業地の名前がついています。
木曽ヒノキのような高級ブランド材でも、耐蟻性の区分は一般的な国産ヒノキと同じ「中」です。
およそ700年前から神社仏閣の用材として使われてきた歴史と、年輪が細かく詰まった木目の美しさにより、木曽ヒノキは高級ブランドに位置づけられています。
尾鷲ヒノキは、江戸時代から続く人工林で育てられ、住宅の柱に使われてきたヒノキです。木を密に植えて間引き(混み合った木を切って本数を減らす作業)を繰り返すことで、まっすぐな木に育ちます。
吉野ヒノキも同じく密に植えて育てるヒノキです。人の手であえて成長を遅らせることで、根元から先端まで太さが均一な木に育ちます。
海外から輸入されるベイヒは、国産ヒノキと同じヒノキ科ヒノキ属の木材です。性質がよく似ていて2つを並べても見分けがつきにくいほどで、国産ヒノキの代わりとして使われています。
タイワンヒノキも神社の大きな鳥居や梁などに使われてきました。しかし、1991年以降は台湾で天然林の伐採が禁止されているため、現在は入手できません。
ヒノキの防蟻効果を支える成分

ヒノキの防蟻効果を支えているのは、心材に含まれる複数の成分です。成分の種類によって働きは異なります。代表的な成分、ヒノキと同じく土台や柱に使われるスギやヒバとの違いまで解説します。
ヒノキに含まれる主な防蟻成分

ヒノキに含まれるテルペン類には抗菌、防腐、防蟻の働きがあります。代表的な成分と働きは、次の表の通りです。
| 成分名 | 主な特徴、働き |
| ヒノキオール | 木材の心材がもつ耐久性を支えている 抗菌作用(MRSAなど細菌類への殺菌作用を含む) |
| α-カジノール | 木材腐朽菌の繁殖を抑制 ダニ、シロアリを寄せにくくする効果 |
| ピネン(α-ピネン) | 抗菌作用 ヒノキ特有の清涼感のある爽やかな香りを構成する主成分 リラックス効果(副交感神経活動への影響) |
ヒノキの防蟻効果は、特定の一つの成分だけによるものではありません。シロアリを寄せつけにくくする成分や、木材腐朽菌の繁殖を抑える成分など、複数の成分が組み合わされることで、シロアリの侵食を抑えます。
代表的な3種類の木材の耐蟻性|ヒノキ、スギは「中」、ヒバが「大」
住宅の土台や柱に使われる代表的な国産針葉樹であるヒノキ、スギ、ヒバは、比較されることの多い木材です。
国土交通省が公開している資料「施設の性能に影響を与える木材の経年変化」では、ヒノキとスギの耐蟻性は「中」、ヒバは「大」に分類されます。
| 耐蟻性の区分 | 該当する木材の代表例 |
| 大 | ヒバ コウヤマキ イヌマキ |
| 中 | ヒノキ スギ ツガ カラマツ |
| 小 | モミ アカマツ クロマツ |
参考
国立国会図書館|木材工業ハンドブック 改訂4版(丸善、森林総合研究所監修)
ヒノキの耐蟻性は、スギと同程度でヒバほど高くはありません。この違いは、心材に含まれる成分によるものです。
ヒノキとスギは耐蟻性の区分こそ同じですが、成分は異なり、ヒノキではα-カジノール、スギではフェルギノールをはじめとする複数の成分が組み合わさって働きます。
一方、ヒバに多く含まれるヒノキチオールは、微量でも高い耐蟻性と抗菌作用を兼ね備えます。
岩手県平泉の中尊寺金色堂には、使用木材の約93%に青森ヒバが使われており、1931年におこなわれた修理でも、その7割以上が再使用されました。
建立から約900年が経過しても、多くの木材がシロアリによる大きな侵食を受けずに使い続けられています。
「ヒノキオール」と「ヒノキチオール」は別の物質
ヒノキ類に含まれるテルペン類「ヒノキオール」と「ヒノキチオール」は、別の成分です。
| 項目 | ヒノキオール | ヒノキチオール |
| 主に含まれる木材 | 国産ヒノキ | タイワンヒノキ、青森ヒバ |
| 主な働き |
|
|
ヒノキオールは国産ヒノキの心材に含まれ、α-カジノールなどのテルペン類とともに防腐、防蟻効果を生み出します。
国産ヒノキがシロアリに強いのは、ヒノキチオールではなく、このヒノキオールなどの働きによるものです。
一方のヒノキチオールは、1936年に日本の有機化学者である野副鉄男(のぞえてつお)博士によって命名された天然有機化合物です。
当時の台北帝国大学(現国立台湾大学)でタイワンヒノキの精油から単離されたことが名前の由来になっています。名前に「ヒノキ」とありますが、国産ヒノキにはほとんど含まれていません。
抗菌力が強いため、抽出して化粧品や歯磨き剤、防腐剤などの製品に配合されます。
ヒノキがシロアリ被害にあいやすい条件

ヒノキには一定の耐蟻性があるものの、条件によっては、シロアリ被害にあう可能性が高まります。
ヒノキが使われている家がシロアリ被害にあいやすくなる条件を解説します。
|
心材以外を含む木材を使っている

住宅の柱や土台などには、集成材が広く用いられます。集成材は木材を薄い板状に加工した板「ひき板(ラミナ)」を複数枚貼り合わせてつくられます。
ヒノキの防蟻成分は心材に多く含まれ、辺材にはほとんど含まれていません。そのため、辺材が含まれている場合はその部分から被害が広がる可能性があります。
心材と辺材は見た目だけでは判断しにくいです。建材に使われている木材の種類(樹種)は、建築工事の開始前に設計者が作成する仕様書で確認できます。仕様書は、工事内容や実施方法を指示するためにつくられる書類です。
ただし、使用した木材の部位が心材か辺材かどうかは記載されていないケースが多く、その場合は施工店やハウスメーカーへの問い合わせが必要です。中古住宅の場合は、購入した不動産会社に確認しましょう。
床下や住宅周辺に湿気が溜まり、木材の腐朽が進んでいる
日本で発生するシロアリ被害の9割以上を占めるヤマトシロアリやイエシロアリの好物は、含水率(がんすいりつ/木材中の水分の割合)の高い木材です。
床下の換気不足や雨漏り、配管の水漏れなどで木材が湿気を吸うほど、シロアリ被害のリスクは高まります。
さらに、木材の含水率が30%以上の状態が長期間続くと、木材腐朽菌(木材を腐らせる菌類)が繁殖しやすくなります。
腐朽菌が放出するMVOC(微生物由来揮発性有機化合物)には、シロアリを誘引する働きがあるため、雨漏りを見つけたら早めに補修しましょう。
木部が地面に接している

ヤマトシロアリやイエシロアリは地中の巣から蟻道を伸ばして木部へ向かうため、地面との距離が短いほど到達しやすくなります。
住宅で木部が地面と接する、または近いのは、主に次の3カ所です。
| 場所 | 地面と接する木材の部分 |
| 玄関、勝手口 |
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| 床下 |
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| 庭 |
|
玄関や勝手口は、屋外に面しており人の出入りが多いため、シロアリに限らず害虫が侵入しやすい場所です。
また、玄関の土間は地面に直接接していて、ほかの部屋のような床下空間がありません。そのため、土の中のシロアリがコンクリートやタイルのつなぎ目、ひび割れなどから侵入しやすいです。
床下は、土台や床束などが地面に近く、被害にあいやすいです。

また、庭のウッドデッキや木製フェンス、切り株は、地面に接した部分からシロアリ被害にあいやすい場所です。木材そのものが侵食されるだけでなく、住宅へ侵入する際の中継地点になることもあります。
築古で防蟻成分や薬剤の効果が弱まっている
ヒノキの防蟻性は永続的なものではありません。心材に含まれるテルペン類は、年月とともに揮発、分解が進んで少しずつ減少するのです。
また、薬剤の効果も時間経過で弱まります。地面に近い柱や土台に使われているヒノキは、建築基準法施行令により、防腐、防蟻対策を講じることが定められており、防蟻薬剤が塗布されます。
しかし、一般的な防蟻薬剤の効果時間は5年です。その後は時間の経過とともにシロアリ被害にあうリスクが上がります。
さらに、木材は経年による乾燥収縮で表面にひび割れが生じ、シロアリから内部に侵入されやすくなることも多いです。
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アメリカカンザイシロアリは、蟻道をつくらず木の中だけで生活します。被害は屋根裏の柱や梁、建具、家具など、住宅のさまざまな木材に広がり、外観からは気づきにくいのが特徴です。
早期発見の数少ない手がかりとなるのが、砂粒状のふんです。外壁や天井裏にふんが落ちていないか確認しましょう。ふんが積もっている場合は、その付近の木材にシロアリの巣がある可能性があります。
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自宅に使われている木材を確認する

自宅に使われている木材の種類は、図面や仕様書で確認が可能です。見つからない場合は、建築したハウスメーカーや工務店、販売した不動産会社へ問い合わせてみてください。
それでもわからない場合は、シロアリ駆除業者やホームインスペクションの専門家に床下調査を依頼する方法もあります。専門家による検査により、木材の種類だけでなく、防蟻処理の状況や現在の被害状況などを確認できます。

住宅周辺の環境整備で餌になるものを片づける

木材やセルロースを含むものを放置すると、シロアリを引き寄せ、住宅への侵入のきっかけになります。使わなくなった木材や廃材など、不要なものは早めに片づけましょう。
片づけのタイミングとしては、年末の大掃除がおすすめです。シロアリは春から初夏にかけて巣づくりをします。活動を始める前の時期に、庭や住宅周辺の木材などを片づけておくと、シロアリが寄りつきにくくなります。
点検では床下だけではなく、住宅の外周に木材や紙類などシロアリの餌になるものが残っていないかを確認してください。シロアリの侵入経路や誘引源になりそうな木材が見つかった場合は、撤去や防蟻処理を検討しましょう。
除湿の徹底で床下の湿度を下げる

シロアリは湿度の高い環境を好むため、床下を乾燥した状態に保つことが重要です。実際に京都大学の実験では、湿度70〜80%がシロアリの摂食活動に適した環境条件であることがわかっています。
目安として、床下の湿度を70%以下に下げられると、被害リスクを抑えられます。
とくに次の箇所を確認しましょう。
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とくに梅雨から夏(6月〜9月)はシロアリの活動が活発になる時期のため、上記の点検は重点的におこないましょう。
床下換気扇にタイマー機能がある場合は、就寝時間帯の稼働音を避けるため、日中に自動運転するよう設定しておくと使いやすくなります。換気は空気を循環させることが目的のため、雨の日でも通常どおり稼働させて問題ありません。
あわせて市販の湿度計を床下に設置しておくと、湿度を数値で確認しながら対策の効果を把握できます。
住宅基礎部分のひび割れを点検

シロアリは、わずかなひび割れからでも侵入できるため、住宅の基礎部分は定期的に点検し、ひび割れがないか確認しましょう。早めの補修が、シロアリの侵入防止につながります。
点検では、基礎に0.5ミリメートル以上のひび割れがないか、ひび割れが広がっていないかを確認しましょう。
ひび割れは、乾燥による収縮や気温変化、地震などが原因で発生します。
ひびを見つけた場合は、外壁塗装会社などの専門業者に依頼するのが確実です。応急処置として、市販の基礎、ブロック塀用補修材を一時的に使用する方法もあります。
点検は、シロアリの活動が落ち着く冬(12月〜2月)がおすすめです。年末の大掃除にあわせて確認しておくと、春の活動期を迎える前に補修を済ませられます。
配管周りの隙間を点検

水道管やガス管などの外壁や基礎を貫通する配管の周辺も、基礎のひび割れと同様にシロアリの侵入経路になりやすい箇所です。
点検では、次のポイントを確認しましょう。
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隙間を見つけた場合は、外壁塗装会社などの専門業者に補修を依頼するのが確実です。
応急処置として市販のシーリング材を一時的に使う方法もありますが、製品によっては配管との相性が悪いことがあります。
とくにポリウレタン系のシーリング材は、塩化ビニル管を劣化させる可能性があるため、使用する際は配管の材質と製品の適合性を確認してから施工しましょう。
木製構造物の防腐処理

住宅の外まわりにあるウッドデッキや木製フェンスなどは、雨や地面の湿気の影響で木材が腐りやすいです。シロアリは腐朽した木材に引き寄せられるため、防腐、防蟻剤を表面に塗布し、定期的に再処理しましょう。
塗料の剥がれや色あせ、木材の劣化が見られる場合は、すぐにメンテナンスをおこないましょう。
ウッドデッキの下に落ち葉や土が残っていると、湿気が溜まりシロアリが発生しやすい環境になります。こまめに掃除して落ち葉や土を取り除きましょう。
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家族にシロアリ被害の兆候を共有する

シロアリ対策では、家族全員が被害の兆候を把握しておくことが大切です。
一人が異変に気づいても、ほかの家族へ伝わらなければ対応が遅れ、被害が広がるおそれがあります。
とくに2世帯、3世帯住宅では「誰かが対応するだろう」と対応が後回しになりがちです。気づいた人がいたら、すぐ家族へ伝えましょう。
家族で確認しておきたい主なポイントは、次の通りです。
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こうした共有が不足していると、シロアリ駆除業者へ相談する際に、費用や依頼先、施工内容などをめぐって家族間で意見が分かれることがあります。
異変に気づいたら一人で判断せず、家族へ共有し、早めに対応することが大切です。
シロアリ駆除業者による無料点検を利用する

シロアリ対策では、自分で点検するだけでなく、専門業者による無料点検を活用するのも有効な方法です。自分で家の隅々までチェックするには限界があります。
とくにシロアリが侵入しやすい床下は入口が狭くて暗く、奥まで確認するのは簡単ではありません。業者に依頼すれば、自力での確認が難しい以下のような場所まで調べてもらえます。
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点検の結果、問題がなければ安心して住み続けられます。一方で、気になる箇所が見つかった場合は、被害が広がる前に対策を検討できます。
少しでも不安がある場合は無料点検を利用して住宅の状態を確認しておくと安心です。

自分でできるシロアリ調査|5つのチェックポイント
調査は基本的にシロアリ駆除業者に任せるべきです。専門的な調査でなければシロアリの存在を見逃し、取り返しのつかないほど被害が進行してしまうケースがあります。
とはいえ、すぐに調査を依頼するのが難しい方も多いでしょう。自分でもできる5つのチェックポイントを解説します。
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チェック項目①|蟻道がないか

蟻道はシロアリ被害を見つける代表的なサインの一つです。主に確認したい場所は、次の通りです。
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蟻道が見つかった場合は、早めに専門業者へ連絡しましょう。
なお、蟻道を見つけても、その場で壊してはいけません。蟻道を壊すと、シロアリが別のルートへ移動し、被害状況や巣の位置を特定しにくくなるためです。
見つけたら壊さずに写真を撮り、そのままの状態でシロアリ駆除業者へ相談しましょう。
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チェック項目②|羽や羽アリの死骸は落ちていないか

シロアリには、羽アリとなって一斉に飛び立ち、新たな巣をつくる「群飛(ぐんぴ)」という習性があります。住宅の周囲に羽や羽アリの死骸が落ちている場合は、近くにシロアリの巣がある可能性があります。
窓際、ベランダ、玄関などに羽アリの死骸が落ちていないか確認しましょう。とくに春から初夏は、シロアリ被害の9割以上を占めるヤマトシロアリやイエシロアリが群飛する時期のため、重点的に確認してください。
チェック項目③|木材に小さな穴や崩れはないか

シロアリは木材を内部から侵食し、被害が進むと表面がもろくなります。床や柱などの木材に、小さな穴や欠け、崩れがないかを確認しましょう。
木材を軽くたたいたときの音も、チェックポイントの一つです。被害にあっていない木材は中身が詰まっているため重い音がします。
一方、シロアリの被害にあった木材は内部が空洞になり、軽く響くような音に変わります。ただし、空洞音だけでシロアリ被害と判断するのは難しいです。
少しでも怪しいと感じたら、自分で判断せず駆除業者に相談しましょう。
チェック項目④|床や畳がきしむ、沈む感覚はないか

床を歩いたときに、きしむ、沈む、フカフカするといった違和感がないか確認しましょう。
シロアリの被害にあうと木材の内部が侵食されるため、床の反発が弱くなり、踏んだときに沈むような感覚があります。
また、畳のある部屋では、畳の状態もあわせて確認しましょう。シロアリは木材だけでなく、畳の芯に使われている藁も餌にします。
畳を外せる場合は、畳の裏側に蟻土(ぎど)がないかを確認しましょう。蟻土とは、シロアリが土や木くず、排せつ物などを固めてつくる塊です。
蟻土が見つかった場合は、すでにシロアリ被害が進行し、ほかの場所にも広がっている可能性があります。
チェック項目⑤|庭の木製構造物にシロアリの痕跡がないか

住宅の中だけではなく、庭にある木製構造物にもシロアリ被害の痕跡がないか確認しましょう。庭で発生したシロアリが、新たな餌を求めて住宅内に侵入するケースもあるため、早めの確認が欠かせません。
とくに次のような場所は重点的にチェックしてください。
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まとめ
ヒノキは一定の耐蟻性を備えた木材ですが「ヒノキだからシロアリ対策は不要」というわけではありません。湿気や経年劣化、辺材の使用といった条件が重なれば、被害にあう可能性があります。
木材の耐蟻性だけに頼らず、床下の湿気対策や住宅周辺の環境整備、定期的な点検を心がけることが大切です。
少しでも気になる症状がある場合は、専門業者による点検で住宅の状態を確認しておくと安心です。
シロアリお助け本舗では、床下の無料点検を実施しています。プロが被害の有無や住宅の状態を的確に見極め、必要な対策をわかりやすくご案内します。
ヒノキが使われている家でシロアリが気になる方は、お気軽に無料相談、無料点検をご利用ください。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。

