シロアリ基礎知識

シロアリが好む木の種類は?被害が多い木材、庭木と対策を徹底解説

サムネイル シロアリ 好む木

シロアリは木材を好んで食べる害虫ですが、すべての木が同じように被害にあうわけではありません。マツやモミなどのやわらかい木材は被害にあいやすく、ヒノキやヒバなどは侵食されにくいです。

シロアリが好む木と嫌う木、木材以外に侵食されるもの、自宅でできる予防や対策方法をお伝えします。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。

このような方におすすめ

  • シロアリが好む木の種類を詳しく知りたい方
  • 自宅の柱や床材がシロアリに狙われやすいか知りたい方
  • シロアリ被害を防ぐための対策を知りたい方

なぜシロアリは木を食べるのか|栄養源としてのセルロース

シロアリは木材の中に含まれるセルロースという成分を体に取り込み、栄養に変えます。

セルロースは木材だけでなく、紙や畳などの植物由来の素材にも含まれているため、住宅内のさまざまなものが被害対象になる可能性があります。

シロアリの主食は木材に含まれるセルロース

シロアリの餌になりやすいものは以下の通りです。木材だけでなく、紙類や畳なども侵食対象です。

餌の種類 具体例
木材 住宅の柱、梁、床材などの構造材
紙類 段ボール、新聞紙、本、雑誌、壁紙
植物材料 畳に使われるい草など

自然界におけるシロアリは、有機物を分解する役割をもつ重要な存在ですが、住宅に侵入すると、柱や床材などを侵食し、建物の強度を低下させる原因になります。

シロアリ特有の木材を消化する仕組み

シロアリが木材を消化する仕組み

シロアリは、木材を強い顎で噛み砕き、砕かれた木片は、後腸へと送られます。後腸には0.02〜0.3mmの大きさの原生生物(単細胞真核生物)が数万個体も共生しており、取り込まれた木片を分解して、酢酸をつくり出します。

こうしてつくられた酢酸こそ、シロアリの活動に必要なエネルギー源なのです。

シロアリが好む木の種類

シロアリが好む木の種類

シロアリが好む木材は、やわらかく、シロアリが嫌がる成分が少ない共通点があります。

住宅で使われる木材のうち、シロアリ被害にあいやすい代表的な木材は以下です。

シロアリ被害にあいやすい木材

  • マツ(パイン)
  • モミ
  • オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)
  • ベイツガ
  • ベイマツ
  • スギ

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マツ(パイン)

マツ(パイン)

マツ(パイン)は、比較的やわらかく加工しやすいため、住宅の梁や桁、床下地材などに広く使われている針葉樹です。代表的な種類には、アカマツ、クロマツ、エゾマツ、トドマツ、リュウキュウマツなどがあります。

節がやや多く、松ヤニと呼ばれる樹脂分を含む点が特徴です。木材の中心部分にあたる心材は赤褐色から黄褐色、辺材は淡黄白色で、甘くさわやかな香りがあります。

パイン材の心材

マツ(パイン)は、シロアリが嫌うテルペン類の殺蟻成分を含まないため、耐蟻性が低い木材です。とくにアカマツやクロマツは殺蟻成分が少なく、シロアリの被害にあいやすいです。

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モミ

モミ

モミは、軽くてやわらかく、加工しやすい針葉樹です。代表的な種類に、トドマツ、ウラジロモミ、ベイモミなどがあり、クリスマスツリーとしてもおなじみの木です。

木材としては白色から淡黄白色で、香りが少ない特徴があります。天井板や壁材などのほか、室内ドアや障子などの建具に使われます。

モミはやわらかく、殺蟻成分をほとんど含まないため、シロアリに侵食されやすい木材です。

オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)

オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)

オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)は、マツ科トウヒ属に分類される針葉樹です。北欧やロシア、中欧などの寒冷地に分布しており、日本では「ホワイトウッド」という名前で知られています。

軽量でやわらかく加工しやすい木材で、ツーバイフォー工法(2×4工法)の構造材、間柱、根太、集成材の原料、DIY材などに使われます。割れやねじれが少ないのが特徴です。

殺蟻成分をほとんど含みません。寒冷地で育つ木のため油分や樹脂分が少なく、湿気にさらされると腐朽が進みやすい点も注意が必要です。

ベイツガ

ベイツガ

ベイツガは、北米のカナダやアメリカ西海岸を原産とする針葉樹です。ウェスタンヘムロックとも呼ばれ、ベイトドマツとともに「ヘムファー」という名前で流通することもあります。

木材としては淡黄白色から淡褐色で、色ムラが少なく、比較的軽くて加工しやすい点が特徴です。住宅では、基礎の上に設置して柱を支える根太などに使われます。

国産材よりも流通量が安定しており、戸建て住宅の構造材として採用されていることが多い木材です。しかし、殺蟻成分をほとんど含まず、湿気にさらされると腐りやすいです。

ベイマツ

ベイマツ

ベイマツは「米松」と書きますが、植物学的にはマツ属ではなくトガサワラ属に分類されます。学名は「Pseudotsuga menziesii」で、ダグラスファーとも呼ばれる、モミに近い木です。

北米のカナダやアメリカ西海岸を原産とし、梁、桁、小屋組、床下地、造作材などに使われます。針葉樹としては強度が高く、住宅の構造材として広く採用されている木です。

心材は赤褐色から黄褐色、辺材は淡黄白色で、樹脂分が多く松ヤニに似た甘くさわやかな香りがあります。

殺蟻成分が少なく、比較的やわらかいためシロアリに侵食されやすいです。

スギ

スギ

スギは日本を代表する針葉樹で、住宅の柱、梁、土台、床材、羽目板、建具など幅広い部位に使われています。屋久杉、吉野杉、秋田杉、北山杉、日田杉など、産地ごとのブランド材もあります。

軽くて加工しやすく、さわやかでやや甘みのある香りが特徴です。心材は赤褐色から暗赤色、辺材は白色です。

スギ材は部位によってシロアリ被害の受けやすさが異なります。中心部分の心材には、δ-カジネンをはじめとするテルペン類の精油成分が含まれており、これらの成分には抗菌性や耐蟻性があります。

一方、樹皮に近い辺材は、辺材は心材と比べて水分や養分を多く含み、殺蟻成分も少ないため、シロアリの侵食を受けやすいです。

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シロアリが好む庭木の種類

イエシロアリとアメリカカンザイシロアリ

シロアリ被害は住宅の木材だけでなく、庭木にも発生します。

日本で住宅被害をもたらす主なシロアリは、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリの4種類です。このうちイエシロアリとアメリカカンザイシロアリは、庭や森林などに生えている樹木も侵食します。

庭木にすみついたシロアリは、住宅の基礎や床下へ移動することがあります。以下の種類の庭木がある場合は、根元や幹の状態を定期的に確認し、シロアリの痕跡がないか点検してください。

シロアリが好む庭木の種類

  • クロマツ
  • アカマツ
  • サクラ
  • スギ
  • クスノキ
  • ヤマモモ
  • イチョウ

クロマツ

クロマツ

クロマツは、マツ科マツ属に分類される日本原産の針葉樹です。樹皮が黒褐色から灰黒色で、力強い形をしていることから、日本庭園のシンボルツリーや門かぶり、盆栽として人気です。

シロアリの侵食を防げる成分が含まれておらず、海岸部のクロマツ幼生植樹帯や防風林でイエシロアリの生息が確認されています。

クロマツは樹皮が厚く、深い割れ目ができるため、表面からは内部の傷みに気づきにくいです。

庭にクロマツがある場合は、根元や樹皮の割れ目に不自然な土の筋(蟻道:ぎどう)がないか、樹皮の内側がスカスカになっていないか確認しましょう。木を軽く叩いた際に空洞音がする場合、内部がシロアリに侵食されている可能性があります。

アカマツ

アカマツ

アカマツは、日本や朝鮮半島、中国東北部などに分布する針葉樹です。樹皮は赤褐色から橙褐色で、クロマツと比べて枝や葉が細く、全体的に繊細な形をしています。その姿から、「雌松」とも呼ばれます。

また、木材にはマツ特有の樹脂を含み、甘くつんとした松ヤニの香りがするのが特徴です。

アカマツは、クロマツと同じく殺蟻成分を含まない木です。樹脂分はあるものの油分はクロマツより少なく、加齢や湿気で内部から侵食が進みやすい性質があります。

葉が赤茶色に変色している、樹皮が剥がれている、幹の根元がやわらかくなっている、木の表面や根元に蟻道がある場合は、シロアリ被害にあっている可能性があります。

サクラ

サクラ

サクラは、日本、中国、朝鮮半島などに広く分布する広葉樹です。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラ、カンザン、オオシマザクラなど、多くの種類があります。

樹皮は灰褐色から暗褐色です。木材は淡い黄褐色から赤褐色で、木目が緻密で、ほのかに甘い香りがするのが特徴です。

サクラは剪定跡や傷口から腐朽菌が入り込みやすく、内部の腐朽が進むと木材がやわらかくなります。その結果、シロアリが侵入しやすくなります。

幹を叩くと空洞音がする、根元や幹に蟻道が見られる場合は、シロアリ被害が進んでいる可能性が高いです。

スギ

スギ

スギは、日本を代表する針葉樹の一つで、本州、四国、九州などに広く分布しています。建材として利用されるほか、庭木、生垣、防風林、シンボルツリーとして植えられることもあります。

樹皮は赤褐色から褐色で、縦方向に細長く剥がれるのが特徴です。木材は比較的やわらかく、木目がまっすぐで、さわやかな木の香りがします。

根元や幹の一部が腐朽し、そこからシロアリが侵入するケースが多いです。樹皮が浮いている、根元に木くずが落ちている、根元や周辺に蟻道が見られる場合はシロアリ被害にあっている可能性があります。

クスノキ

クスノキ

クスノキは、関東以西の日本、中国、台湾、ベトナムなどに分布する常緑広葉樹です。大木になりやすく、神社仏閣のご神木、公園や庭園のシンボルツリーとしても親しまれています。

樹皮は灰褐色から暗褐色で、成長すると縦方向に細かな割れ目ができます。葉や材には樟脳(しょうのう)と呼ばれる成分が含まれており、清涼感のある刺激的な香りが特徴です。

クスノキには防虫作用をもつ成分が含まれていますが、シロアリ被害を完全に防げるわけではありません。古くなった枝や傷んだ幹、根元などからシロアリが侵入し、内部を侵食されたケースが報告されています。

とくに、湿気が多い場所に植えられていたり、枝や幹の傷から腐朽が進んでいる場合は注意が必要です。腐朽によって木材がやわらかくなった部分は、シロアリが侵入しやすくなります。

樹皮の浮きや剥がれ、幹や根元の腐朽、空洞、周辺にできた蟻道などが見られる場合は、シロアリ被害にあっている可能性があります。

ヤマモモ

ヤマモモ

ヤマモモは、日本の関東以西、中国南部、東南アジアなどに分布する常緑広葉樹です。庭木や果樹、街路樹として広く植えられています。

葉は厚みのある濃緑色で、初夏になると赤色から暗赤色の丸い果実をつけるのが特徴です。熟した果実には甘酸っぱい香りがあります。

根元に落ちた果実や枯れ枝、落ち葉などが長期間放置されることでシロアリが発生し、腐朽した木部に侵入することがあります。

根元や幹に蟻道がある、樹皮が浮いたり剥がれたりしている、幹や根元がやわらかくなっている場合は注意が必要です。

イチョウ

イチョウ

イチョウは中国原産の木です。日本では街路樹や庭木、公園樹として広く植えられています。

植物学的には針葉樹や広葉樹とは異なるグループに分類され、約2億年前から生き残っていることから「生きた化石」とも呼ばれます。

扇形の葉が特徴的で、木材は黄白色から淡黄色をしており、木目が細かく均一です。まな板、将棋盤、碁盤、家具、彫刻材などに利用されています。

アメリカカンザイシロアリによる被害例が報告されています。木の周辺に砂粒のような乾いたふんが落ちている、幹や枝に小さな穴が空いている場合は、被害にあっている可能性が高いです。

シロアリが好む木材の特徴

シロアリが好む木材には共通する特徴があります。以下のような木材は、シロアリ被害にあう可能性が高いです。

シロアリが好む木材の特徴

  • 密度が低くやわらかい木材
  • 湿った木材
  • 腐朽が進んだ木材
  • 蒸煮(じょうしゃ)処理された木材

密度が低くやわらかい木材

木材の密度は低いほどやわらかく、シロアリにとって噛み砕きやすくなります。マツ、モミ、スギなどの針葉樹は、ナラやケヤキなどの広葉樹よりやわらかく、侵食されやすい木材です。

湿った木材

日本のシロアリ被害の9割以上を占めるヤマトシロアリは、乾燥に弱く、湿った環境を好みます。土壌や雨漏り、結露などによって水分を含んだ木材に穴を空けて侵入し、その中に巣をつくって繁殖します。

湿気がたまりやすく、木材が乾きにくい以下の場所は、とくにシロアリ被害に注意が必要です。

湿気がたまりやすい場所

  • 床下
  • 雨漏りのある屋根裏
  • 浴室周辺
  • トイレ周辺
  • 洗面所周辺
  • キッチン周辺
  • 玄関回り

腐朽が進んだ木材

木材を腐らせる腐朽菌は、シロアリを誘引する物質「MVOC(微生物揮発性有機化合物)」を放出することが研究で明らかになっています。

庭の切り株、雨ざらしになった廃材、放置された木製プランター、古いウッドデッキなどは腐朽が進みやすく、シロアリを引き寄せる原因になりやすいです。

蒸煮(じょうしゃ)処理された木材

木材を蒸したり煮たりする「蒸煮処理」を施すと、シロアリに侵食されやすくなります。蒸煮によって、木材内部の防虫成分が抜けたり、組織がやわらかくなるためです。

注文住宅の建設時などで加工木材を選ぶ際は、防蟻処理の有無や加工方法を確認しましょう。以下の方法で確かめられます。

木材加工の確認方法

  • 製品の仕様書や商品説明、カタログで表示を確認する
  • 木材に刻印やスタンプ、ラベルがないか確認する
  • 販売店やメーカーに問い合わせる

シロアリ種類別の好む木の傾向

シロアリの種類によって好む木材が異なります。日本の住宅でとくに注意したい主なシロアリは以下の4種類です。

日本の主要なシロアリ

  • ヤマトシロアリ
  • イエシロアリ
  • アメリカカンザイシロアリ
  • ダイコクシロアリ

ヤマトシロアリ|湿った木材を好む

階級ごとのヤマトシロアリの見た目

ヤマトシロアリは、北海道北部を除く日本の広い地域に分布するシロアリで、日本国内のシロアリ被害の大半を占めています。

活動に水分を必要とするため、雨漏りや水漏れ、結露で水分を含んだ木材や、地面に近く湿気がこもる木材は被害リスクが高くなります。

マツ、モミ、スギの辺材など、やわらかい木材が侵食されやすく、アカマツやクロマツなどのマツ類は、とくに被害が多いです。

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イエシロアリ|生きた木にも被害を与える

階級ごとのイエシロアリの見た目

イエシロアリは、関東以南の太平洋側を中心に分布するシロアリです。九州、四国、南関東など温暖な地域で被害が多く見られます。

ヤマトシロアリと同じく、アカマツやクロマツなどのマツ類をはじめ、やわらかく耐蟻性の低い木材を侵食します。

また、イエシロアリは木材だけでなく、庭に生えている木も侵食可能です。庭木ではクロマツ、サクラ、スギ、クスノキ、ヤマモモなどで巣が多く見つかっています

イエシロアリは木材の水分状態にかかわらず、広い範囲を侵食できる点が特徴です。水場から水を運び、乾燥した木材を湿らせながら侵食できます。

そのため、床下などの湿気が多い場所だけでなく、柱や梁、壁内、屋根裏などの比較的乾燥した木材にも被害が広がる可能性があります。

さらに、イエシロアリは1つの巣に数十万匹、大きな巣では100万匹ほどの集団を形成し、侵食速度が速いシロアリです。

大規模な被害につながりやすいため、発見したら早目に駆除しましょう。

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アメリカカンザイシロアリ|乾燥木材を好む

階級ごとのアメリカカンザイシロアリの見た目

アメリカカンザイシロアリは、1976年に東京で生息が初めて確認された外来種です。本来は北米やメキシコを原産とするシロアリです。

ヤマトシロアリやイエシロアリが活動に水分を必要とするのに対し、アメリカカンザイシロアリはほとんど水分を必要とせず、乾燥した木材も侵食します。

とくに多く被害が報告されているのが、スギ、マツ、ベイマツ、ホワイトウッドなどの針葉樹です。

被害の手がかりになるのは、木材表面の小さな穴から落ちる粉状の木くずや、砂粒のようなふんです。こうした痕跡が見られる場合は、近くの木材内部で侵食が進んでいる可能性があります。

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ダイコクシロアリ|鹿児島県以南の南西諸島で被害をもたらす

階級ごとのダイコクシロアリの見た目

ダイコクシロアリは、熱帯や亜熱帯性の地域に生息するシロアリです。日本では鹿児島県以南の南西諸島、奄美、沖縄などに分布しています。

ダイコクシロアリは、アメリカカンザイシロアリと同じく乾燥した木材を好みます。針葉樹の柱や梁だけでなく、家具に使われるナラやケヤキなどの広葉樹でも侵食対象です。

以下のような木製製品での被害も確認されています。

シロアリ被害にあう木製製品

  • ピアノ
  • 家具
  • 楽器
  • 木製建具
  • 額縁
  • 棚板
  • 屋内の乾燥した木製品

1つの巣は数十から数百匹と小規模で、発見しにくいシロアリです。

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シロアリが嫌う木の種類

シロアリが嫌う木の種類

シロアリは、テルペン類と呼ばれる揮発性の精油成分を苦手とします。以下の種類の木材はシロアリ被害にあいにくいです。

木材の種類 含まれる耐蟻成分
ヒバ ヒノキチオール、β-ドラブリンなど
ヒノキ ヒノキオール、α-カジノール、ピネンなど
スギ(心材) δ-カジネンなど
ローズウッド(シタン) リナロール、α-テルピネオールなど
イヌマキ ジベレリン、スチレンなど

ヒバ

ヒバ

ヒバは、針葉樹に分類される木材です。青森ヒバ、能登ヒバ、ベイヒバなどの種類があります。

ヒバの木材は節が少なく、木目が細かく詰まっているのが特徴です。辺材は淡い黄白色、心材は淡黄色から黄褐色をしており、色の違いでどちらが使われているのかがわかりやすいです。

また、油分を多く含み、清涼感のあるさわやかな木の香りがします。防虫成分であるヒノキチオールが多く含まれており、シロアリに強い木材として知られています。

神社やお寺などの建築、浴室材、柱などに使われることが多く、とくに青森ヒバは高級材として有名です。

ヒノキ(心材)

ヒノキ

ヒノキの木材は淡紅色から淡黄褐色で、年輪が緻密で美しい木目をもち、さわやかでほのかに甘い香りがあります。住宅では、柱、浴室の内装などに使われるほか、神社仏閣や高級住宅にも採用される木材です。

ヒノキにはαカジノールやヒノキオール類などの成分が含まれており、シロアリに強いです。名前が似ている「ヒノキチオール」は、国産ヒノキにはほとんど含まれず、主にヒバに多く含まれます。

ただし、シロアリに強いのは心材だけです。辺材は耐蟻性のある成分の含有量が少なく、シロアリ被害にあいます。

スギ(心材)

スギ

スギは、本州から九州まで広く植林されている日本固有の針葉樹です。国産材のなかでは供給量がもっとも多く、住宅の柱、梁、土台、床材、天井板など幅広い部位に使われています。

木材の色は心材と辺材でハッキリ分かれます。中心部分の心材は赤褐色から暗赤色で「赤身(あかみ)」、外側の辺材は白色で「白太(しらた)」と呼ばれます。 木目はまっすぐで、さわやかでやや甘みのある香りが特徴です。

シロアリに強いのは、赤身と呼ばれる心材の部分です。心材にはδ-カジネンやβ-オイデスモールなどの殺蟻成分が含まれており、シロアリによる侵食を妨げます。ただし、ヒバやヒノキに比べると殺蟻成分の含有量は少なく、耐蟻性は一段劣ります。

外側の辺材(白太)は殺蟻成分をほとんど含まず、やわらかいため、ほかの針葉樹と同じようにシロアリに侵食されます。辺材を含むスギ材を土台に使う場合は、防蟻処理が必要です。

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イヌマキ

イヌマキ

イヌマキは、マキ科の常緑針葉樹で、日本の関東以南、台湾、中国南部などに分布します。沖縄では、シロアリに強い木材として評価されてきました。

イヌマキの木材は木目が細かく、辺材は白色から黄白色、心材は黄褐色から褐色を帯びた色合いをしています。辺材と心材の色の差はわずかで、見た目で見分けるのは難しいです。

イヌマキに含まれるイヌマキラクトンAは、ビスノルジテルペンの一種で、ヒノキのα-カジノールやヒバのヒノキチオールとは別の系統の殺蟻成分です。 

腐朽菌にも強く、シロアリと腐朽の両方に耐える建築材として、沖縄では柱や梁に使われてきました。 国の重要文化財である沖縄の中村家住宅にもイヌマキが使われています。

ローズウッド

ローズウッド

ローズウッドは、マメ科ツルサイカチ属に分類される広葉樹です。ブラジリアンローズウッド、インディアンローズウッド、ホンジュラスローズウッドなどの種類があります。

重く硬い木材で、辺材は白色から淡黄色、心材は紫褐色から濃褐色をしており、黒褐色の美しい縞模様が入っているものもあります。

辺材と心材の色の違いがハッキリしているのも特徴です。油分や樹脂分を含み、種類によってはバラを思わせる甘い香りがあります。

高級家具、楽器、装飾材、床材などに使われる世界的な銘木です。一部の木材はワシントン条約で取引が規制されており、入手が難しいです。

心材には、ラチホリン、ダルベルギフェノール、4-メトキシダルベルジオンといったネオフラボノイド類の成分が含まれています。木材学会誌に掲載された研究では、ラチホリンにシロアリを殺す作用と食べるのを妨げる作用の両方が確認されています。

テルペン類とは成分の系統が異なりますが、シロアリと腐朽菌の両方に強い木材です。

木材以外にもシロアリの侵食対象になるもの

シロアリが侵食するのは木材だけではありません。セルロースを含むものや、巣の拡大に利用しやすいものも侵食対象です。

注意したいものは以下です。

木材以外にシロアリの侵食対象になるもの

  • 紙類、段ボール、畳、本
  • 農作物(サトウキビ、サツマイモ、ジャガイモ)
  • 庭のウッドチップ、樹皮マルチ
  • 発泡系断熱材(ポリスチレン、ポリウレタン)
  • ウッドプラスチック(木材プラスチック複合材)
  • 電線ケーブルの被覆材(PVC、ポリエチレン)

紙類、段ボール、畳、本

紙類、段ボール、畳、本

段ボール、古新聞、書類、本などはセルロースを多く含んでおり、シロアリにとって木材と同じ栄養源です。

屋外や床下、物置に段ボールや古新聞を長期間放置しないように気をつけましょう。引っ越し後の段ボールを庭やガレージに置いたままにしていると、シロアリを呼び寄せる原因になります。

また、い草にセルロースが含まれているため畳も侵食対象です。とくに、湿気を含んだ畳はシロアリ被害にあいやすいです。

綿や麻などの天然繊維の衣類もセルロースを含むため、湿気の多い押入れで長期保管しているとシロアリ被害にあう可能性があります。

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シロアリは農作物にも被害を与えることがあります。とくに沖縄では、イエシロアリによるサトウキビ被害が多いです。

また、サツマイモやジャガイモなどの根菜類も、シロアリの侵食対象です。家庭菜園で収穫し損ねた根菜類を地中に放置すると、シロアリの餌になります。

畑と住宅が近い場合、畑を経由してシロアリが住宅へ侵入する可能性があります。家庭菜園をおこなう際は、住宅基礎から離した位置につくり、収穫後は残留物を放置しないようにしましょう。

堆肥置き場、落ち葉、枯れ草、野菜くずなどもシロアリを誘引しやすいため、住宅のすぐ近くには置かないことが大切です。

庭のウッドチップ、樹皮マルチ

庭のウッドチップ、樹皮マルチ

庭の植栽周りや家庭菜園でよく使われるウッドチップや樹皮マルチは、セルロースを含む有機物であり、シロアリの餌になります。

とくにウッドチップは防腐、防蟻処理されていない製品も多く、雨にさらされると腐朽が進みやすくなります。

シロアリ被害が心配な方は、砂利、小石、火山岩などのセルロースを含まないマルチング材への切り替えを検討しましょう。

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ポリスチレンフォームやポリウレタンフォームなどの発泡系断熱材は、シロアリの栄養源にはなりません。しかし、やわらかく噛みちぎりやすいため、木材まで移動するための通り道として侵食されることがあります。

とくに基礎外断熱工法の住宅では、外周の発泡スチロール内部をシロアリが食い破る事例が報告されています。断熱材内部は外から見えにくいため、被害が発覚したころには建物内部まで到達していることも多いです。

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ウッドプラスチックは、木粉とプラスチックを混合して成型した複合材です。WPCとも呼ばれ、屋外用デッキ材、フェンス、公園のベンチ、ガーデン用品などに使われます。

木材より腐りにくく、メンテナンスしやすいと販売されることが多いですが、木粉を含む製品はシロアリ被害にあう可能性があります。

とくに木粉含有率が高い製品ほど、シロアリに侵食されやすいです。純粋なプラスチックではないため、「樹脂製だからシロアリに強い」と過信するのは危険です。

電線ケーブルの被覆材

電線ケーブルの被覆材には、PVCやポリエチレンなどの軟質プラスチックが使われます。これらはシロアリの栄養源ではありませんが、巣の拡大経路として噛みちぎられることがあります。

床下、壁内、天井裏に張り巡らされたケーブルは、シロアリの活動経路と重なりやすい場所です。被覆材が侵食されると、断線、漏電、火災のリスクが発生します。

以下のような電気系統の不具合がある場合、シロアリ被害にあっている可能性があります。

シロアリ被害が原因の電気系統の不具合

  • 特定の部屋だけ電気がつかない
  • ブレーカーが頻繁に落ちる
  • 原因不明の漏電が起きる
  • 壁内や床下から異音がする

建売住宅に使用されている木材の傾向

建売住宅で使われる木材は、建築時期や工法、住宅会社によって異なります。一般的な建売住宅で使われやすい木材の傾向や、築年代による構造材の変化、自宅の使用木材を確認する方法について解説します。

一般的な建売の新築、中古住宅で使われている木材の傾向

建売住宅では、ホワイトウッド、欧州アカマツ、SPF材、ベイマツ、ベイツガなどの輸入材が構造材としてよく使われます。

2×4(ツーバイフォー)工法の住宅では、スプルース(トウヒ)、パイン(マツ)、ファー(モミ)をまとめたSPF材が、壁、床、天井の構造材として使われます。

2×4工法とは、約2インチ×約4インチの規格角材で枠組をつくり、枠組に合板を接合したもので壁、床、天井、屋根部分の六面を構成し、箱状の空間をつくる建築の工法です。

SPF材は加工しやすく価格も比較的安定していますが、シロアリに対する耐性は低いです。

一方、国産材ではスギの使用量が多く、柱や梁などの主要部材に使われることがあります。スギは心材と辺材で耐蟻性が異なり、心材が使われている場合、耐蟻性の高い住宅です。

築年代別|戸建て住宅で使われてきた構造材の変遷

1980年代ごろまでの住宅では、国産のスギやヒノキを中心とした木造軸組工法が主流でした。当時は現在よりも輸入材の比率が低く、国産材が多く使われていました。

1990年代になると、北米産のベイマツやベイツガなどの輸入量が増え、住宅の構造材にも輸入材が使われることが増えました。2000年6月には建築基準法が改正され、木造住宅の耐震性や構造基準が強化されています。

さらに、2009年に施工された住宅瑕疵担保履行法では、新築住宅において構造耐力上主要な部分に対する10年保証が義務化されました。

この流れを受け、品質が安定した集成材(複数の木材を使って人工的につくられた木質材料)や、あらかじめシロアリ用の薬剤を浸透させた加圧注入処理材の使用が増えたのです。

2021年以降は、ウッドショックによる輸入材の価格高騰と供給不足をきっかけに、スギ、ヒノキ、カラマツなどの国産材への需要が高まりました。

林野庁の木材需給表によると、木材自給率は2020年に41.8%、2023年に43.0%となり、建築用材でも国産材の割合が上昇しています。

自宅の使用木材を確認する具体的な方法

自宅に使われている木材を調べるには、まず以下の書類を確認しましょう。

自宅の使用木材を確認する方法

  • 設計図書
  • 仕様書
  • 住宅性能評価書
  • 住宅瑕疵担保責任保険の検査記録
  • 建物状況調査の報告書
  • 保証書

新築時や購入時の仕様書には、柱、梁などに使われた木材が記載されていることがあります。住宅性能評価書や瑕疵担保責任保険の検査記録は、防蟻処理の内容を確認する際の手がかりです。

中古住宅では、購入時のインスペクション報告書を確認することで、構造材の状態や木材を把握できます。

書類が手元にない場合は、建築したハウスメーカーや工務店、販売した不動産会社に問い合わせてみましょう。

手元の資料でわからない場合は、シロアリ駆除業者やホームインスペクションの専門家に調査を依頼すると、木材の種類だけでなく腐朽の状態やシロアリ被害の有無も確認してもらえます。

シロアリお助け本舗では、シロアリ被害の無料調査と見積もりに対応しているため、「自宅の木材がシロアリに弱いのかわからない」「床下の状態を確認したい」という場合はご相談ください。

シロアリ被害を防ぐための対策

シロアリ被害を防ぐには、木材の種類だけでなく、シロアリを寄せ付けない環境づくりが重要です。

住宅周辺に餌となる木材や段ボールを放置しない、床下の湿気を抑える、基礎や配管周りの隙間を点検するなど、日常的にできる対策も多いです。

自分でできるシロアリ予防の方法と、市販のベイト剤を使った駆除の注意点を解説します。

自分でできるシロアリ予防

対策 具体的な内容 確認タイミング
住宅周辺の片付け 廃材、段ボール、落ち葉、切り株を撤去する 年末の大掃除、春前
床下の除湿 換気口を塞がない、床下換気扇を活用する 梅雨前、夏前
基礎のひび割れ点検 0.5mm以上のひび割れや隙間を確認する 年末の大掃除、台風後、地震後
配管周りの隙間点検 水道管、ガス管回りの隙間を確認する 基礎点検と同時
木製構造物の管理 ウッドデッキや木製フェンスに防腐、防蟻塗料を塗る 春前、梅雨前
家族への共有 羽アリ、蟻道、床の沈みなどの兆候を共有する 春前
専門業者の無料点検 床下や庭回りの状態を専門家に確認してもらう 春前、梅雨前

すでにシロアリが侵入している場合、予防処理だけではシロアリを取り除けません。被害が疑われるときは、早めに専門業者へ点検や駆除を依頼しましょう。

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住宅周辺の環境整備で侵入経路を断つ

ダンボール被害凹み

シロアリは木材やセルロースを含む材料を餌とします。建物周辺に餌となるものを放置しないことが、基本的な予防方法です。

注意すべきものは以下です。

セルロースを含むもの

  • 使用済みの木材や廃材
  • 段ボール箱
  • 古新聞や雑誌の束
  • 枯れ枝や落ち葉の堆積
  • 切り株
  • 木製プランター
  • 古いウッドデッキ

片付けのタイミングとしては、年末の大掃除がおすすめです。春からシロアリの活動が活発になるため、その前に餌となるものを撤去しておくと効果的です。

除湿の徹底で床下の湿度を下げる

床下換気口

シロアリが好む湿度は70〜80%程度です。この湿度を下回る環境を維持することで、被害リスクを下げやすくなります。

確認したいポイントは以下です。

床下の湿度を下げる方法

  • 床下換気口の周辺が物で塞がれていないか
  • 雨水が床下に入り込んでいないか
  • 水回りから水漏れしていないか
  • 床下に湿気がこもっていないか
  • 結露が発生していないか

梅雨から夏にかけての6月〜9月は、シロアリが活発化しやすい高温多湿の季節です。この時期はとくに床下の湿気対策を意識しましょう。

住宅基礎部分のひび割れを点検する

外壁ひび割れ

シロアリは、基礎のひび割れや隙間から侵入することがあります。建物基礎部分を定期的に点検し、侵入経路になりそうなカ所がないか確認しましょう。

基礎にひび割れができる原因には、乾燥による収縮、気温変化、地震による影響などがあります。シロアリは0.5mm程度のひび割れでも侵入できます。

ひび割れを見つけた場合は、外壁塗装会社や補修業者などの専門業者に依頼するのが確実です。応急処置として市販の基礎やブロック塀用の補修材を使う方法もありますが、根本的な補修は専門家に相談しましょう。

点検のタイミングは、シロアリの活動が落ち着く冬がおすすめです。年末の大掃除に併せて基礎回りをチェックしておくと、春の活動時期前に補修できます。

配管周りの隙間を点検する

パイプ隙間

水道管やガス管など、外壁や基礎を貫通して家の中につながる配管周辺の隙間も、シロアリの侵入経路です。

配管周りに隙間がある場合は、専門業者に相談して適切に補修しましょう。市販のシーリング材で応急処置することもできますが、配管の材質との相性には注意が必要です。

とくにポリウレタン系のシーリング材は、塩ビ管を劣化させる可能性があります。使用前に、配管の材質とシーリング材の成分を確認しましょう。

基礎のひび割れ点検とあわせて、年末の大掃除のタイミングで配管周りも確認すると効率的です。

木製構造物、庭木などの防腐処理

木造建造物 蟻道

ウッドデッキ、木製フェンス、木製門柱、枕木、木杭などの屋外木製構造物は、地面や雨水に直接触れやすく、シロアリ被害の起点になりやすい場所です。

建物本体よりも先に、庭の木材から被害が始まるケースもあります。防腐や防蟻塗料の塗り直しを定期的におこない、塗料の剥がれや色あせがないか確認しましょう。

以下のような兆候がある場合は要注意です。

木製構造物

  • 木材に穴が空いている
  • 表面がボロボロ崩れる
  • 蟻道のような泥の筋がある
  • 木材を叩くと空洞音がする
  • 周囲に羽アリや羽が落ちている

庭木についても、枯れ枝、切り株、腐った根元などはシロアリの巣になる可能性があります。不要な切り株や枯れ木は早めに撤去しましょう。

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家族にシロアリ被害の兆候を共有する

家族にシロアリ被害の兆候を共有する

シロアリ対策では、家族内での情報共有も大切です。

同居する家族のうち一人がシロアリ被害を気にしていても、ほかの家族が無関心だと、予防や調査を進めにくいです。

とくに二世帯住宅や三世帯住宅では、情報共有が不足し、被害が放置されるケースもあります。

家族で共有しておきたいチェックポイントは以下です。

家族で共有すべきポイント

  • 窓際や玄関に羽アリの死骸が落ちていないか
  • 抜け落ちた羽が大量にないか
  • 基礎や柱に蟻道がないか
  • 床や畳が沈む感覚はないか
  • 水回りや屋根回りで水漏れ、雨漏りがないか
  • 庭の木材や切り株に異変がないか

シロアリ被害が見つかってから慌てると、依頼先や施工内容、費用負担で家族間の意見が分かれることもあります。不要なトラブルを避けるためにも、日頃から情報共有しておきましょう。

シロアリ駆除業者による無料点検を利用する

シロアリ駆除業者 シロアリ被害 点検

シロアリ駆除業者のなかには、床下の状況確認や被害の有無を無料で診断しているところがあります。

無料点検を受けることで、以下のような点を専門家に確認してもらえます。

シロアリ駆除業者に点検してもらえるポイント

  • 現時点でシロアリ被害があるか
  • 床下の湿気が高くないか
  • 木材に腐朽がないか
  • 蟻道がつくられていないか
  • 侵入しやすい隙間がないか
  • 防蟻処理が必要か

シロアリお助け本舗では、無料点検を実施しています。自宅の木材や庭木がシロアリに狙われやすいか不安な方は、一度専門家に確認してもらうと安心です。

自分でできるシロアリ駆除

シロアリ駆除は専門業者に依頼するのが基本ですが、自宅の周りに毒餌(ベイト剤)を設置する方法であれば、専門的な知見がなくても実施できます。

ホームセンターやネットショップでも、一般家庭用の商品が販売されています。大まかな手順は以下です。

自分でできるシロアリ駆除の手順

手順1)住宅の周りを確認し、ベイト剤が埋められる土壌であることを確かめる

手順2)ベイト剤の必要数を計算してから購入する

手順3)作業に必要な道具を準備する

手順4)ベイト剤を住宅の周りに埋める

手順5)1〜2ヶ月後、ベイト剤の周りにシロアリが集まっているかを確認する

手順6)各ベイト剤の有効期間に従って回収、交換をおこなう

市販のベイト剤を設置するメリットは、専門業者へ依頼する場合に比べて費用を抑えやすいことです。

ただし、設置場所や設置数、点検のタイミングを誤ると、シロアリがベイト剤に気づかず、駆除が失敗する可能性があります。

費用は、ベイト剤の設置個数や1カ所あたりの設置費用によって変わり、被害範囲が広く設置カ所が多くなるほど高くなる傾向があります。

プロによる施工 DIY
初期設置 120,000円〜200,000円 16,000円〜24,000円
2回目以降の設置 40,000円〜60,000円 16,000円〜24,000円

(初期設置費用と同じ)

ベイト剤を使った駆除は、効果が出るまでに数ヶ月から半年程度かかります。そのため、失敗に気づくのも数ヶ月後です。

「確実に駆除したい」「すでに被害が出ているかもしれない」「イエシロアリの可能性がある」という場合は、DIYではなく専門業者に依頼しましょう。

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まとめ

シロアリは木材に含まれるセルロースを栄養源としているため、住宅の柱や床材、庭木などが被害にあう可能性があります。

とくにマツ、モミ、ホワイトウッド、ベイツガ、ベイマツ、スギの辺材などはやわらかく殺蟻成分が少ないため、侵食されやすいです。

一方で、ヒバやヒノキ、スギの心材、イヌマキなどは比較的シロアリに強い木材です。ただし、湿気や腐朽があると被害にあう可能性が高まるため、木材の種類だけでは安心できません。

また、シロアリは木材以外にも、紙類、段ボール、畳、農作物、ウッドチップ、断熱材、電線ケーブルの被覆材などを侵食することがあります。

住宅周辺に餌となるものを放置しない、床下の湿気対策や配管周りを定期的に点検するなどの日常的な予防が、住宅を守るためには重要です。

シロアリ被害が不安な方は、早く駆除業者に相談しましょう。早期発見、早期対応が大切な住宅を守る一番の方法です。シロアリお助け本舗では無料相談を受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 使用する薬剤は加盟店ごとに異なります。特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。

  • この記事を書いた人

シロアリお助け本舗編集部

シロアリお助け本舗編集部は、
生活を脅かすシロアリの情報を発信する専門チームです。

「シロアリ被害をなくしたい」

現場で得た知識や経験を活かし、
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