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「家とあなたを護る。」害虫・害獣駆除から雨漏り・大規模リフォームまで。一級建築士事務所ならではのワンストップサービスで、大切な家とお客さまの健康を守ります。害虫・害獣駆除、総合リフォーム、外壁の塗装や屋根の葺き替え、雨漏り工事、建築・土木工事に災害復旧工事などワンストップサービスで施工。シロアリの駆除歴15年、対応件数累計18,000件の豊富な実績があり、経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせて、害虫駆除いたします。 |
シロアリ駆除工事の一つである「穿孔処理(せんこうしょり)」は、木材にドリルで穴をあけて薬剤を注入する工法です。
大切なマイホームに穴を空けると聞くと、住宅の美観や強度への影響が心配になる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、18,000件以上の工事実績をもつシロアリ駆除のプロの視点から、穿孔処理の具体的な手順や効果、住宅への影響について解説します。
費用相場もお伝えしますので、シロアリ対策に悩んでいる方は参考にしてください。


このような方におすすめ
- シロアリ駆除で「住宅に穴を空ける」と聞いて不安を感じている方
- 穿孔処理の具体的な施工手順を知りたい方
- 住宅の強度や美観への影響が心配な方
Contents
シロアリ駆除の穿孔処理とは
穿孔処理とは、すでにシロアリ被害にあっている木材や、シロアリが侵入しやすい箇所に施される駆除工法の一つです。
ここでは、シロアリ駆除業者の指針となる公益社団法人日本しろあり対策協会発行の「防除施工標準仕様書」に基づき、穿孔処理の仕組みや効果について解説します。
穿孔処理の仕組み

穿孔処理の代表的な工法の一つが「穿孔注入処理法」です。適切な直径のドリルを使って木材の1/2以上の深さまで穴をあけ、そこからシロアリ用の予防駆除剤を注入します。
空ける穴のサイズは場所によって異なります。床下の土台など普段目にしない場所は直径9mm程度、柱や玄関木枠など室内の目につく場所では直径6mm〜9mm程度が目安です。
この工法は、土壌や木材表面に薬剤を撒く「バリア工法」の一部としておこなわれることが多く、使用する薬剤は床下散布用に調合・希釈したものを使います。
シロアリの被害によって内部がスカスカになっている木材には多くの量が浸透し、被害が浅い木材には少ししか染み込まないため、状況に応じた適切な処置が可能です。
なお注入方法には、専用の加圧注入器を使って圧力をかける「加圧注入」と、圧力を加えずに自然に染み込ませる方法があります。
被害が深刻な箇所では、木材の奥深くまで行き渡らせることができる加圧注入が選ばれます。
効果のあるシロアリの種類
穿孔処理は、日本国内で主要な害虫とされている4種類のシロアリに効果があります。それぞれのシロアリの特徴は以下の通りです。
| ヤマトシロアリ | イエシロアリ | |
| 見た目 職アリ(働きアリ) |
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| 見た目 羽アリ |
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| 分布 | 北海道北部をのぞく、日本全土(北限は北海道名寄市) | 千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域と小笠原諸島 |
| 巣の中の個体数 | 2~3万匹 | 50~100万匹 |
| アメリカカンザイシロアリ | ダイコクシロアリ | |
| 見た目 職アリ(働きアリ) |
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| 見た目 羽アリ |
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| 分布 | 宮城県仙台市から沖縄本島までの多くの都府県に点在 | 奄美大島以南と小笠原諸島 |
| 巣の中の個体数 | 数百~数千匹 | 数百~数千匹 |
シロアリ駆除の穿孔処理による住宅への影響
「木材に穴を空けたら、住宅の強度が落ちるのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、ご安心ください。空ける穴のサイズは直径6mm〜9mm程度と非常に小さいため、住宅の構造強度に影響を与えることはほとんどありません。
さらに、適切な施工をおこなう業者は、荷重が大きくかかる部分や継手・仕口(接合部)付近など住宅の構造上重要な部分を避けて穿孔をおこないます。
施工後は木栓やモルタルで穴を塞ぐため、住宅の強度は維持されます。
シロアリ駆除の穿孔処理に使われる薬剤の種類
シロアリ駆除に限らず、害虫駆除全般でよく使われるのが「ネオニコチノイド系殺虫剤」です。
これは平成5年頃から使用されている殺虫剤の総称で、農薬取締法に基づき7つの化学物質が登録されています。昆虫の神経伝達を阻害することで効果を発揮し、適用できる害虫の種類が広いのが特徴です。
ここでは、穿孔処理で使われる代表的な認定薬剤を紹介します。
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ハチクサンFL

出典:ハチクサン®FL|エンバイロサイエンスジャパン株式会社
ハチクサン®FLの特徴
- ネオニコチノイド系成分の一つ、イミダクロプリドを20.0%含有したシロアリ防除剤
- 非忌避性・遅効性の薬剤で、「ドミノ効果」により薬剤に接触した個体から巣全体へ効果を伝播させる
- ほとんど臭いがなく、穿孔処理後の住民への影響が少ない
ミケブロック乳剤(木部処理用)

出典:ミケブロック乳剤(木部処理用)|三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社
ミケブロック乳剤の特徴
- ネオニコチノイド系成分の一つ、ジノテフランを20.0%含有したシロアリ防除剤
- 高い防蟻性能で、シロアリに対し持続的な効果を発揮する
- 揮発性有機化合物(VOC)がほとんど含まれず、低臭性で刺激性もほとんどない
オプティガードZT

オプティガードZTの特徴
- ネオニコチノイド系成分の一つ、チアメトキサムを20.0%含有したシロアリ防除剤
- 非忌避性・遅効性の薬剤で、「ドミノ効果」により薬剤に接触した個体から巣全体へ効果を伝播させる
- 特定毒物・毒物・劇物のいずれにも該当しない安全性の高い薬剤
タケロックMC50スーパー

タケロックMC50スーパーの特徴
- ネオニコチノイド系成分の一つ、クロチアニジンを2.5%含有したマイクロカプセル製剤
- 有効成分がカプセルに包まれているため、効果が緩やかに長期間持続する
- クロチアニジンの急性経口毒性は食塩よりも低い水準で、安全性に配慮されている
ガントナーSC

出典:ガントナーSC|住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社
ガントナーSCの特徴
- ネオニコチノイド系成分の一つ、クロチアニジンを15%含有したシロアリ防除剤
- 非忌避性・遅効性の薬剤で、「ドミノ効果」により薬剤に接触した個体から巣全体へ効果を伝播させる
- クロチアニジンの急性経口毒性は食塩よりも低い水準で、安全性に配慮されている
シロアリ駆除の穿孔処理のメリット
ここでは、シロアリ駆除の穿孔処理の主なメリットを4つ解説します。
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一つずつ見ていきましょう。
木材内部まで薬剤を浸透させられる
穿孔処理は電動ドリルで木材に穴をあけ、薬剤を内部に直接注入します。
内部に潜んでいるシロアリにも成分が届くため、表面処理では対処しきれない深部の被害にも効果的です。
シロアリは光や外気を嫌い、木材の中心部を食い進む習性があります。そのため、木材表面に薬剤を塗布・散布するだけでは十分な駆除ができません。
外観上は無傷に見えても、内部がスカスカに食い荒らされているケースは少なくありません。
施工したその日から効果がある
穿孔処理は、即効性が高い施工方法の一つです。木材の内部へ直接アプローチするため、施工したその日から駆除効果が表れます。
シロアリ被害は対処が遅れるほど深刻化し、修繕費用も膨らんでいきます。すでに被害が進行している状況においては、施工当日から効果を発揮する穿孔処理が有効です。
薬剤の飛散・揮発が少ない
穿孔処理は薬剤を木材内部に直接注入するため、周囲への飛散が少なく済みます。表面への散布処理と比較すると、室内への影響を最小限に抑えられる点は大きなメリットです。
さらに、施工後は木栓やモルタルで穴をしっかり塞ぐため、薬剤が外部に漏れ出ることもありません。小さなお子さんやペットがいるご家庭にも配慮した施工が可能です。
防腐・防カビ効果も得られる
公益社団法人日本しろあり対策協会や公益社団法人日本木材保存協会が認定する薬剤には、シロアリ駆除成分に加えて防腐・防カビ成分が含まれています。
防腐成分を含む薬剤を木材内部に注入することで、木材腐朽菌(木材を腐らせる菌)の繁殖を抑制できます。シロアリ対策と同時に木材の劣化防止も期待できるため、住宅の寿命を延ばすうえでも有効です。
シロアリ駆除の穿孔処理のデメリット
メリットの多い穿孔処理ですが、注意すべき点もあります。ここでは、シロアリ駆除の穿孔処理の3つのデメリットを解説します。
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木材に穴を開ける必要がある
穿孔処理の最大のデメリットは、柱や土台などの木材にドリルで穴を空けることです。
大切な住宅に直接穴を空けることに、心理的な抵抗を感じる方もいるでしょう。とはいえ、穴のサイズは直径9mm程度と非常に小さく、住宅の構造強度へ深刻な影響を与えることはほとんどありません。
穿孔後は木栓やモルタル・パテで塞いで補修するため、施工箇所も目立たなくなります。
また、柱の場合は半分より下の目立ちにくい箇所に穿孔し、施主の希望に応じて位置の調整も可能です。壁の場合は被害状況に応じて間隔を変え、被害が大きい箇所では重点的に、少ない箇所では1m程度の間隔を空けて穿孔します。
あくまでも薬剤を木材内部に浸透させることが目的であり、必要以上に穴を増やすことはありません。
シロアリ被害が発覚した場合は、穴を空けることを過度に心配せず、早めの駆除処理を優先しましょう。
化学物質過敏症の方には非推奨
穿孔処理は化学薬剤を使用します。そのため、市販の殺虫スプレーでも体調を崩してしまうレベルの重度の化学物質過敏症の方にはおすすめできません。
その場合は、住宅の周囲に毒餌を設置してシロアリに巣へ持ち帰らせることで駆除する「ベイト工法」を検討しましょう。薬剤の散布・注入をおこなわないため、化学物質過敏症の方でもリスクを大幅に抑えて実施できます。
なお、穿孔処理に使われる薬剤は有毒性が低く、揮発性も低いものがほとんどです。処理後は穴を木栓やモルタルで塞ぐため、薬剤が外に漏れ出ることもありません。
高齢者や小さなお子さんがいるご家庭でも、体調を崩すほどの影響が出る可能性は低いといえます。
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シロアリの巣は根絶できない
穿孔処理は、木材内部に侵入したシロアリを駆除し、新たな侵入を防ぐことを目的とした工法です。そのため、地中深くにあるコロニー(巣)そのものを根絶することはできません。
コロニーには数万匹から数百万匹もの個体が生息しており、イエシロアリの場合は巣から100mも離れた場所まで侵食するケースもあります。
穿孔処理で被害箇所のシロアリを退治しても、コロニーが残っている限り別の経路から再侵入するリスクは残ります。
予防も同時におこなう場合は、住宅の下にある土壌全体に薬剤を散布してシロアリが侵入できない層(バリア層)をつくる「バリア工法」の併用を検討しましょう。
床下がない構造の住宅や、化学物質過敏症で薬剤が使えない場合は、前述の「ベイト工法」がおすすめです。
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シロアリ駆除の穿孔処理の費用相場
穿孔処理は単体で実施されることは少なく、床下の土壌や木材表面への薬剤散布(バリア工法)とセットでおこなわれます。そのため「穴1カ所あたり〇円」ではなく、住宅の「平米(㎡)単価」や「坪単価」で計算されるのが一般的です。
1㎡あたりの平均単価は1,000円〜3,000円程度。一般的な住宅でバリア工法全体をおこなった場合の費用相場は、以下の通りです。
| 床面積 | 費用相場 |
| 20坪 | 99,000~166,000円 |
| 30坪 | 130,000~249,000円 |
| 40坪 | 174,000~332,000円 |
※被害の程度や住宅の構造によって価格は変動します。
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シロアリ駆除業者による穿孔処理の手順
具体的な手順について、業界標準である「防除施工標準仕様書」を基に解説します。
| 手順1)事前調査をおこない、施工計画書を作成する 手順2)柱や壁に専用の機材で穴を空ける 手順3)穴から薬剤を注入・散布する 手順4)穴を塞ぎ目立たないようにする |
手順1)事前調査をおこない、施工計画書を作成する

穿孔処理を実施する前に、まず徹底した事前調査がおこなわれます。主な調査項目は、以下の通りです。
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これらの調査結果をもとに、どこにどれだけの処置が必要か施工計画を策定します。
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手順2)柱や壁に専用の機材で穴を空ける

事前調査の結果に基づき、電動ドリルなどを使って必要な箇所に穿孔をおこないます。穴のサイズは直径9mm程度。日本しろあり対策協会の仕様書では、木材の1/2以上の深さまで穿孔することが規定されています。
穿孔箇所はシロアリ被害にあっている木材で、代表的な場所は以下の通りです。
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構造上重要な継手・仕口(接合部)の付近は避け、柱の下部や裏面など目立たない箇所を選んで穿孔します。
手順3)穴から薬剤を注入・散布する

専用の加圧注入器とノズルを使い、穿孔した箇所から圧力をかけて薬剤を木材内部まで浸透させます。
使用するのは公益社団法人日本しろあり対策協会が認定した薬剤です。被害の程度や木材のサイズに応じて、薬剤の注入量を調整していきます。
なお、シロアリ駆除用の薬剤には防腐・防カビ効果をもつものも多く、木材の長寿命化も期待できます。
手順4)穴を塞ぎ目立たないようにする

薬剤の注入が完了したら、開けた穴を塞いで補修をおこないます。木材には木栓を打ち込み、タイルやコンクリートにはモルタルやパテを使用して埋め戻します。
モルタルやパテで補修した場合、施工後2〜3時間は水がかからないように注意が必要です。とくにお風呂場は乾くまで使用を控えましょう。
シロアリ駆除の穿孔処理のDIYは難しい
穿孔処理のDIYは、以下の理由からおすすめできません。
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それぞれの理由を解説します。
専用機材が必要
穿孔処理には、穴を空けるための電動ドリルや振動ドリル、薬剤を木材内部に浸透させるための加圧注入器など、専用の機材が必要です。これらを一から揃えると15万円以上かかることもあり、業者に依頼したほうが安くすむケースも少なくありません。
さらに、加圧注入器や認定薬剤、木栓といった資材は一般の市場にあまり出回っておらず、個人では手に入りにくい点もDIYのハードルを上げています。
見落としのない事前調査が難しい
シロアリ駆除業者は、専門的な知識と長年の経験をもとに被害状況を把握します。例えば、柱を軽く指でノックして音を確認する「打診」。この方法は経験がなければ、被害の程度を推察することはできません。
また、調査の途中でシロアリの通り道を壊してしまうと、シロアリが警戒して住宅の別の場所へ移動してしまいます。その結果、被害範囲が拡大してしまうおそれもあるのです。
効果的な駆除方法の選定が難しい
正確な判断には、専門的な知識と経験が不可欠です。シロアリの種類、おおよその個体数、被害箇所の深刻度などを総合的に判断して、適切な駆除方法や薬剤の散布量を決めなければなりません。
シロアリ駆除業者でない方にとって、これらを的確に判断するのは非常に困難です。
作業者の健康に影響が出るかもしれない
シロアリ駆除業者は、日本しろあり対策協会が規定する「安全管理基準」を順守し、作業者の健康管理や事故防止を徹底しています。一方、現場経験のない方が作業をおこなうと、薬剤を誤って吸い込んだり、工具で怪我をしたりするリスクがあります。
とくに床下は病原菌が充満していたり、ネズミやゴキブリなど病気を媒介する生き物と遭遇する危険もある場所です。中途半端な準備では健康に悪影響を及ぼしかねません。穿孔処理はプロに任せることをおすすめします。
木材を無駄に傷つける可能性がある
住宅の構造を理解していないと、重要な柱の強度を落としてしまったり、無関係な場所に穴をあけたりするおそれがあります。
とくに注意が必要なのが、継手・仕口(接合部)付近への穿孔です。荷重が集中する箇所に無計画に穴を空けると、住宅の耐震性を著しく低下させかねません。
シロアリ被害の放置で起こる問題

シロアリ被害を「まだ大丈夫だろう」と放置するのは危険です。ここでは、放置によって起こりうる問題を解説します。
シロアリ被害がもたらす建物の耐久度低下
シロアリに侵食された木材は、耐力が著しく低下します。
実大材を用いた強度試験では、断面がわずか16%減少しただけで、圧縮強度と曲げ強度が約半分になったというデータもあります。見た目以上にダメージが進行しているケースが多く、住宅全体の耐震性低下に直結する深刻な問題です。
実際、1995年の阪神淡路大震災では、全壊した住宅の多くでシロアリ被害や腐朽が確認されました。また、2016年の熊本地震においても、倒壊原因のひとつとして同様の被害が指摘されています。
修繕・リフォーム費用がかかる
放置して被害が進行すると、駆除費用(十数万円程度)だけでなく、修繕・リフォーム費用が別途かかります。
ただし、建て替えにまで至るケースはほとんどなく、多くの場合は被害箇所の補修・補強がメインです。修繕費用は被害内容によって変わりますが、おおよその相場は以下の通りです。
| 補修場所(1カ所あたり) | 相場 |
| 床下の補強(腐食した木材の交換など) | 20~50万円程度 |
| 柱の補強 | 10~50万円程度 |
| 床材の張り替え | 100〜200万円程度 |
| 柱の交換 | 100〜200万円程度 |
| 建物基礎部分の補強 | 200万円以上 |
| 屋根や梁の修繕 | 200万円以上 |
被害が浅いうちに駆除できれば、大規模な修繕やリフォームが不要となり、結果的に費用の総額を抑えられます。シロアリ被害は、手遅れになる前に、比較的軽微な段階で対処しましょう。
早期依頼で被害を抑える
シロアリの被害が進行する前に、まずはプロの無料診断を活用して住宅の状況を正確に把握しましょう。適切な駆除には、被害状況に合わせた工法の見極めが不可欠です。
例えば、安全性が高いベイト工法も効果が出るまでに数カ月から半年ほど時間がかかります。そのため、すでに被害が進行している住宅に用いると、完全に駆除しきれるまでの間にさらに被害が進んでしまうケースも起こりえます。
誤った工法を選んで高額なリフォーム費用がかかる事態を防ぐためにも、まずはプロの目で正確な診断を受けましょう。
シロアリ駆除の穿孔処理に関するよくある質問
穿孔処理で住宅の強度は落ちないの?
穴のサイズは直径9mm程度と小さく、建物の耐久性にはほとんど影響しません。
駆除業者は、木材の構造上重要な部分を避けて穴をあけます。穿孔後は木栓やパテでしっかりと補修するため、強度は維持されます。不安な場合は、業者に「穿孔箇所の数と理由」を事前に説明してもらいましょう。
穿孔処理の所要時間はどのくらい?
1カ所あたりの注入時間は5分程度です。
ただし、大規模な被害がある場合は処理箇所が多くなるため、日を分けて作業を進める場合もあります。部材交換などの補修工事が必要な場合は、さらに日数を要します。
施工中は住宅にいなければいけない?
施工の開始・終了時の立ち会いだけでなく、施工中の在宅も必須です。
施工中に気になる点や追加の要望をその場で伝えていただくことで、より確実な防除工事をおこなえます。
まとめ
穿孔処理は、すでにシロアリ被害にあっている木材や壁面に対して施される駆除工法です。
柱や壁に穴を空ける必要がありますが、穴のサイズは直径9mm程度と小さく、建物の強度に影響を与えるほどのものではありません。
費用相場は、バリア工法全体で1㎡あたり1,000円〜3,000円程度。一般的な住宅であれば、10万〜30万円台が目安です。被害を放置すると高額な修繕・リフォーム費用がかかるうえ、耐震性の低下にもつながります。早期にシロアリを駆除して、トータルの費用を抑えていきましょう。
なお、シロアリお助け本舗では無料で調査・見積もりが可能です。少しでも不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
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「家とあなたを護る。」害虫・害獣駆除から雨漏り・大規模リフォームまで。一級建築士事務所ならではのワンストップサービスで、大切な家とお客さまの健康を守ります。害虫・害獣駆除、総合リフォーム、外壁の塗装や屋根の葺き替え、雨漏り工事、建築・土木工事に災害復旧工事などワンストップサービスで施工。シロアリの駆除歴15年、対応件数累計18,000件の豊富な実績があり、経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせて、害虫駆除いたします。 |






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