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「家とあなたを護る。」害虫・害獣駆除から雨漏り・大規模リフォームまで。一級建築士事務所ならではのワンストップサービスで、大切な家とお客さまの健康を守ります。害虫・害獣駆除、総合リフォーム、外壁の塗装や屋根の葺き替え、雨漏り工事、建築・土木工事に災害復旧工事などワンストップサービスで施工。シロアリの駆除歴15年、対応件数累計18,000件の豊富な実績があり、経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせて、害虫駆除いたします。 |
「床がきしむ音がする」「羽アリを見かけた」「近所でシロアリ駆除をした住宅がある」こうしたきっかけから、シロアリ駆除の検討を始める方が増えています。
一方で、「シロアリの駆除は本当に必要なのか」「自分で駆除できる方法はないのか」「業者に頼むと高額な費用を請求されないか」といった不安から、なかなか行動に移せない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、シロアリ駆除が本当に必要かどうかという疑問から、具体的な駆除方法、費用相場までを詳しく解説します。ご自身の住宅の状況に合った最適な駆除方法を見つける参考にしてください。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 薬剤はタケロックアジェンダを採用します。その他の特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。
このような方におすすめ
- シロアリ被害にあっているかもしれないと不安を感じている方
- シロアリ駆除の施工方法や費用の相場を知りたい方
- 自分で駆除(DIY)できるのか、プロに頼むべきか迷っている方
Contents
シロアリ駆除はなぜ必要なのか|放置するとどうなる?
シロアリは住宅に甚大な被害を与える害虫です。被害は目に見えないところで静かに進行し、気づいたときには建物の構造体が深刻なダメージを受けていることも珍しくありません。
ここでは、シロアリ駆除がなぜ必要なのか、放置した場合にどのようなリスクがあるのかを解説します。
シロアリ被害は見えないところで進行する

シロアリは、木材の表面ではなく内部を食べ進める害虫です。柱や土台、床下の構造材を内側から空洞化させるため、被害が進行していても外見では気づきにくいのが特徴です。
木材の内部が空洞化すると、叩いたときに「コンコン」という軽い音がします。そのため、駆除業者はハンマーなどで叩く打音検査を手がかりに被害状況を診断します。
外見上は問題がないように見えても、実はすでに内部で深刻な被害が進行している恐れがあるのです。
シロアリ被害がもたらす建物の耐久度低下

シロアリに侵食された木材の耐力は著しく低下するため、住宅の被害は深刻な問題になります。
野外でシロアリに侵食させた実大材の強度試験では、断面がわずか16%減少しただけで、圧縮強度と曲げ強度は約半分にまで低下しました。
こうした木材の強度低下は、住宅の耐震性にも影響します。1995年に起こった阪神淡路大震災の際の調査では、全壊した住宅のうち多くがシロアリ被害にあっていたことがわかっています。

また、2016年の熊本地震でもシロアリ被害が原因で倒壊した住宅が多く報告されています。

参考
- 日経ホームビルダー (2010) :建物はこう喰われる 食害で強度は大幅に低下, 2010 年 10 月号,36-39.
- 「阪神・淡路大震災と蟻害・腐朽による建物被害」ミサワホーム総合研究所
- 『「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書のポイント』国土交通省 住宅局
修繕・リフォーム費用が駆除費用よりも高くつく
シロアリ被害による修繕が必要になった場合、建て替えまで必要になるケースはほとんどありません。
多くの場合は、被害箇所の補修・補強がメインになり、修繕・リフォームにかかる費用は被害内容によって変わります。おおよその相場は、以下のとおりです。
| 補修場所(1カ所あたり) | 相場 |
| 床下の補強(腐食した木材の交換など) | 20~50万円程度 |
| 柱の補強 | 10~50万円程度 |
| 床材の張り替え | 100〜200万円程度 |
| 柱の交換 | 100〜200万円程度 |
| 建物基礎部分の補強 | 200万円以上 |
| 屋根や梁の修繕 | 200万円以上 |
修繕費用は数十万円から数百万円にのぼります。シロアリ被害が比較的軽微なうちに駆除や対策をしておけば、大規模な修繕・リフォームが不要となり、結果的にトータルの支出を抑えられます。
参考までに、シロアリ駆除方法のなかで代表的なバリア工法にかかる費用の相場は、以下のとおりです。工法や費用の詳細は、後ほど詳しく解説します。
| 床面積 | バリア工法の施工費用 |
| 30坪 | 130,000~249,000円 |
| 40坪 | 174,000~332,000円 |
| 50坪 | 247,000~415,000円 |
「シロアリ駆除はいらない」は誤り
「新築だから大丈夫」「鉄骨造だから安心」と考えている方もいるかもしれませんが、これは誤りです。
新築時にはハウスメーカーごとに独自のシロアリ予防処理が施されます。土壌や構造体への薬剤散布が多く用いられますが、その効果は一般的には5年間とされています。
この期間は、公益社団法人日本しろあり対策協会が認定する薬剤の「有効期間」にもとづく設定です。
つまり、新築から5年後には薬剤の効果が切れ、シロアリが発生・繁殖してもおかしくない状態になります。
また、RC造(鉄筋コンクリート造)・鉄骨造の建物であっても、内装に使われる木材や断熱材はシロアリの被害を受けるおそれがあります。
シロアリはコンクリートのわずかなひび割れや窓の隙間から侵入し、住宅内の木材に巣をつくることがあるため、住宅の構造に関係なく注意が必要です。
住宅の底面全体を鉄筋コンクリートで覆う「ベタ基礎」の住宅でも安心はできません。2025年に当サイト「シロアリお助け本舗」が実施した調査では、ベタ基礎のシロアリ被害は布基礎の2倍という結果が出ています。

| 【調査概要】
調査対象:全国のシロアリ駆除・予防を業者に依頼した経験のある方 |
不安な方は、まず業者による無料点検を実施しましょう。
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業者によるシロアリ駆除方法の比較|バリア工法・ベイト工法
シロアリ駆除を業者に依頼した場合、主に「バリア工法」と「ベイト工法」の2種類から選ぶことになります。
それぞれの特徴や費用相場について、詳しく解説します。
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バリア工法|もっとも一般的なシロアリ駆除方法

バリア工法は、シロアリ駆除・予防においてもっとも一般的で歴史のある施工方法です。
具体的な施工方法は、作業員が住宅の床下部分に入り、基礎の内側や束石周辺の土壌に薬剤を満遍なく散布します。
これにより、すでに土中に侵入しているシロアリを駆除すると同時に、新しいシロアリが侵入できない層(バリア層)をつくるのです。

費用相場
バリア工法の施工費用は1階の床面積によって変わり、以下の計算式で算出できます。
| (床面積㎡)×(1㎡あたりの単価)=(バリア工法の施工費用) |
また、1㎡あたりの単価は駆除業者ごとに定められており、平均単価は1,000円〜3,000円程度。一般的な住宅の床面積に応じた費用相場は、以下の通りです。
| 床面積 | バリア工法 |
| 30坪 | 130,000~249,000円 |
| 40坪 | 174,000~332,000円 |
| 50坪 | 247,000~415,000円 |
なお、住宅の構造や形状によっても費用は増減します。上記の相場は、あくまでも目安としてください。
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ベイト工法|シロアリの巣の根絶を狙う駆除方法

ベイト工法とは、地中にベイト剤と呼ばれるシロアリ専用の毒餌を仕込み、それをシロアリに巣へ持ち帰らせ、巣そのものの根絶を狙うシロアリ駆除・予防の方法です。
ベイト(bait)は「餌」という意味があり、そこから工法の名前がつけられています。近年生まれた駆除方法の一つで、日本では2002年4月に日本シロアリ対策協会により標準の工法として定められました。

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ベイト工法の費用相場
ベイト工法の費用はバリア工法とは異なり、住宅の外周長(m)で計算されるのが一般的です。また、ベイト工法では最初にかかる設置費用と、継続的にかかるメンテナンス費用の2つが発生します。
費用の相場は、以下の通りです。
| 設置費用 | 3,000円〜5,000円/m |
| メンテナンス費用(年一回) | 1,500円/m |
実際の住宅における費用例も見てみましょう。
| 床面積 | 設置費用 | メンテナンス費用(年一回) |
| 30坪(外周40mの場合) | 120,000~200,000円 | 60,000円 |
| 40坪(外周50mの場合) | 150,000~250,000円 | 75,000円 |
| 50坪(外周60mの場合) | 180,000~300,000円 | 90,000円 |
一般的な住宅の外周の長さは「坪数 × 1.2〜1.5」程度です。
また駐車場や玄関前など、敷地の一部がコンクリートで覆われている場合は、コンクリートに穴を空ける工事が発生します。穴は1カ所空けるごとに追加の工事費用がかかるので、注意が必要です。
施工費用の支払いのタイミング(1ヶ月ごと・1年ごと・5年ごとなど)は業者によって異なるため、事前に確認しましょう。
| 工事費用(1カ所) | 15,000円〜18,000円 |

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バリア工法・ベイト工法が推奨されるシロアリの種類|ヤマトシロアリ・イエシロアリ
世界には約3,000種類以上のシロアリが生息しており、住宅に被害を与えるシロアリは104種類です。
日本国内では24種類のシロアリが確認されていますが、今後も輸入資材などを通じて新種のシロアリが上陸する可能性も否定できません。
日本国内で主要な害虫とされているシロアリは4種類。そのなかの「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」に対して推奨されているのが、バリア工法とベイト工法です。
ヤマトシロアリ
| 見た目 職アリ(働きアリ) |
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| 見た目 羽アリ |
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| 体長 | 4.5〜7.5mm |
| 分布 | 北海道北部をのぞく、日本全土(北限は北海道名寄市) |
| 羽アリの発生時期 | 2月~3月頃 |
ヤマトシロアリは生息範囲が広く、日本国内のシロアリ被害の90%以上を占めるもっとも一般的な種類です。
硬い高密度の木材より軟らかい低密度の木材を好んで食べる傾向があり、とくに被害が大きい木材としてマツ、モミ、セン、ホワイトウッド、ブナなどが挙げられます。

ヤマトシロアリは乾燥に弱く、1日水を摂取できないだけで正常な活動ができなくなります。そのため、被害にあう場所は湿っているか水場の近くにあるケースがほとんどです。
ただし、結露や水漏れによって水が供給される環境であれば、住宅全体に被害がおよぶ恐れもあるので注意が必要です。
イエシロアリ
| 見た目 職アリ(働きアリ) |
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| 見た目 羽アリ |
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| 体長 | 7.4〜9.4mm |
| 分布 | 千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域と小笠原諸島 |
| 羽アリの発生時期 | 5月~7月頃 |
イエシロアリは日本国内での被害件数が2番目に多く、全体に占める割合は7〜8%程度です。あらゆるシロアリのなかでとくに被害の大きい種類として世界中で知られており、「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれています。
巣のサイズは大きいもので直径1mにおよび、個体数は100万匹に達することもあります。大規模な巣では半径100mの範囲で被害をもたらし、数件の住宅に同時に被害を与えることもあるため、早期の駆除が重要です。
ヤマトシロアリと同様に、硬い高密度の木材より軟らかい低密度の木材を好んで食べ、乾燥に弱い性質があります。
バリア工法とベイト工法はどちらを選ぶべき?
バリア工法とベイト工法には、それぞれ異なる特徴があります。以下に両工法の違いをまとめました。
| バリア工法 | ベイト工法 | |
| 仕組み | 床下の土壌に薬剤を散布し、シロアリが侵入できない層(バリア)をつくる | 住宅の周辺にベイト剤(毒餌)を設置し、シロアリに巣に持ち帰らせる |
| 施工箇所 | 主に床下で、建物の構造によっては、玄関、風呂場など | ・建物の外周 ・とくに被害の多い被害箇所 |
| 使用する薬剤 | 液状薬剤 ・ホルサー乳剤 ・バクトップMC ・ハチクサンFL (日本しろあり対策協会の認定薬剤は26種類)認定薬剤等のリスト |
脱皮阻害剤(IGR剤) ・エクステラ ・サブステック ・セントリコン・システム (リクルートⅣ) (日本しろあり対策協会の認定薬剤は7種類)認定薬剤等のリスト |
| 効果 | ・薬剤に触れたシロアリを駆除する ・シロアリの侵入を防ぐ |
・シロアリを巣ごと根絶する |
| 持続性 | 5年間 | 1カ月程度の定期的なメンテナンスが必要 |
| 即効性 | 施工後すぐに効果が現れる | 施工から1〜2ヶ月程度で効果が現れる |
| 安全性 | 高いが、化学物質過敏症の場合は注意 | 高い |
バリア工法がおすすめの住宅
バリア工法がおすすめなのは、以下のような住宅です。
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バリア工法は、薬剤を散布した直後から土壌中のシロアリを駆除し、新しいシロアリの侵入を防ぎます。施工したその日から効果が表れるため、なるべく早く駆除・予防をしたい場合に最適な工法です。
一方ベイト工法は、「シロアリがベイト剤を発見する」「巣内にベイト剤がいきわたる」「薬剤の効果でシロアリが死ぬ」とそれぞれの工程に時間がかかり、効果が出るまで数ヶ月から半年程度を要します。
施工費用もバリア工法のほうが安く抑えられます。30坪の住宅の場合、バリア工法は130,000〜249,000円ほどで施工できるのに対し、ベイト工法は定期的なメンテナンス費用も含めて279,000〜360,000円ほどが相場です。
さらに、バリア工法は一度施工すれば5年間は点検や薬剤補充などの追加コストがかかりません。初期費用が安いだけでなくランニングコストもかからないため、トータルの費用を抑えられるのが魅力です。
ベイト工法がおすすめの住宅
ベイト工法がおすすめなのは、以下のような住宅です。
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ベイト工法で使われる薬剤(ベイト剤)は人体への有害性が少なく、薬液を散布するバリア工法と比べると安全性が高い特徴があります。床下に入る必要がないため、ホコリ・カビ・臭いなどが屋内に侵入してくるリスクもありません。
妊婦、乳幼児、ご高齢の方など免疫力が低い方がいるご家庭や、アレルギー体質・シックハウス症候群・化学物質過敏症の方がいる場合でも、気兼ねなく選択しやすい工法です。
また、ベイト工法はバリア工法と違って床下への薬剤散布が必要ないため、床下にスペースのない住宅でも施工可能です。基礎がコンクリートで覆われている住宅でも問題なく工事ができ、薬剤を注入するための穴を玄関や柱に空ける必要もありません。
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その他のシロアリ駆除工法
バリア工法・ベイト工法以外にもシロアリ駆除工法は存在します。ここでは、公益社団法人日本シロアリ対策協会が発行する「防除施工標準仕様書」で標準的な工法として定義されている他の工法を紹介します。
実際の駆除・予防現場では、住宅の被害状況に合わせて、いくつかの工法を組み合わせて実施するケースが多いです。
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吹付処理法・塗布処理法

吹付処理と塗布処理は、どちらも木材の表面に薬剤を付着させる工法です。日本国内で主要なシロアリ4種類のすべてに効果を発揮します。
2つの処理の違いは薬剤の塗り方のみで、基本的な内容はほとんど変わりません。それぞれの主な特徴は、以下の通りです。
| 吹付処理 | 塗布処理 | |
| 方法 | 専用の動力噴霧器などを使い、薬剤を霧状にして吹き付ける方法 | ハケを使って、手作業で薬剤を直接塗る方法 |
| メリット | 薬剤を木材にたっぷり吸収させやすい | 薬剤の飛散やロスが少ない |
| デメリット | 周囲に薬剤が飛散しやすく、ロスが出やすい | 1回で吸収される薬剤量が少なく、塗布の回数・手間が増える |
実際のシロアリ駆除・予防工事の現場では、効率性が重視されます。そのため、吹付処理が採用されるケースが多く、後述する穿孔注入・穿孔吹付と同時に実施されるのが一般的です。
吹付処理法・塗布処理法の費用相場
吹付処理や塗布処理の施工費用も1カ所あたりの計算ではなく、バリア工法と同じように平米単価で計算されることが一般的です。(1㎡あたりの平均単価は1,000円〜3,000円ほど)
床面積ごとの施工費用の相場は、以下の通りです。
| 床面積 | 施工費用 |
| 30坪 | 130,000~249,000円 |
| 40坪 | 174,000~332,000円 |
| 50坪 | 247,000~415,000円 |
※一部箇所および躯体構造によっては価格が変動する場合があります。
穿孔注入処理法・穿孔吹付処理法

穿孔(せんこう)処理は、すでにシロアリ被害にあっている木材や、壁の内部にある木材に対して施される工法です。木材や壁にドリルで穴を空け、そこから直接薬剤を注入・散布します。
穿孔処理には、大きく分けて以下の2種類があります。
| 穿孔注入処理法 | ・床下の土台や柱などにドリルで穴を空け、木材の内部へ直接薬剤を注入する ・床下など見えない場所:直径約9mm ・室内の柱など見える場所:直径6mm~9mm |
| 穿孔吹付処理法 | ・モルタルなどの壁に直径3mm〜6mmの穴を空け、ノズルを挿入して壁内部の木材へ薬剤を吹き付ける |
これらの穿孔処理は、いずれもバリア工法の一部としてセットで施工され、日本国内で主要なシロアリ4種類すべてに効果を発揮します。使用される薬剤も、基本的にバリア工法(床下散布用)と同じものを調合して用いることが多いです。
また、穿孔注入処理には「加圧注入」と「非加圧注入」の2種類があり、加圧する方が木材の内部へより深く薬剤を浸透させやすいのが特徴です。
被害が進んでいる木材は内部が空洞化しているため、薬剤が大量に浸透し、逆に被害が浅い木材は隙間が少ないため薬剤が染み込みにくく、使用量が少なくなります。
穿孔注入処理法・穿孔吹付処理法の費用相場
吹付処理・塗布処理と同様に、単独ではなくバリア工法の一部としてセットでおこなわれるのが一般的です。施工費用は、バリア工法と同様に平米単価(1㎡あたり1,000円〜3,000円ほど)で計算されます。
床面積ごとの施工費用の相場は、以下の通りです。
| 床面積 | 施工費用 |
| 30坪 | 130,000~249,000円 |
| 40坪 | 174,000~332,000円 |
| 50坪 | 247,000~415,000円 |
※一部箇所および躯体構造によっては価格が変動する場合があります。
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その他のシロアリ駆除工法が推奨されるシロアリの種類|アメリカカンザイシロアリ・ダイコクシロアリ
日本で主要な害虫とされているシロアリ4種類のうち、バリア工法とベイト工法で駆除できないのが「アメリカカンザイシロアリ」と「ダイコクシロアリ」です。
この2種類はともにカンザイシロアリに分類され、日本国内のシロアリ被害に占める割合は0.3%程度に留まります。
カンザイシロアリは、土の中ではなく木材の中に直接巣をつくる性質をもつため、地表からの発見が非常に困難です。それが被害件数(発見件数)が少ない要因のひとつになっているとも言われています。
カンザイシロアリは、土を経由せずに直接飛来して住宅の木材に定着します。したがって、土壌や床下を中心に処理をおこなうバリア工法やベイト工法では効果を発揮しません。
そのため、木材や被害箇所へ直接薬剤を施す吹付処理法・塗布処理法や穿孔注入処理法・穿孔吹付処理法を用いるのが一般的です。
アメリカカンザイシロアリ
| 見た目 職アリ(働きアリ) |
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| 見た目 羽アリ |
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| 体長 | 6~8mm |
| 分布 | 宮城県仙台市から沖縄本島までの多くの都府県に点在 |
| 羽アリの発生時期 | 10月~11月頃 |
アメリカカンザイシロアリは、もともとアメリカのワシントン州からメキシコのカリフォルニア半島にかけて、太平洋沿岸地域に主に生息している種類です。日本国内へは、家具や荷造材とともに持ち込まれました。
被害場所に関する調査によると、屋根裏の小屋組部材が39%ともっとも多く、次いで外構部材23%、室内部材20%、床下部材10%、家具3%となっています。
参考
中島正夫(2006).関東支部における蟻害・腐朽を対象とした床下実態調査の概要 しろあり.No.145.27-33.
ダイコクシロアリ
| 見た目 職アリ(働きアリ) |
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| 見た目 羽アリ |
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| 体長 | 5~6mm |
| 分布 | 奄美大島以南と小笠原諸島 |
| 羽アリの発生時期 | 不定期(1年中) |
ダイコクシロアリは、世界の熱帯地方に多く生息しています。和名は、兵蟻の頭部が大黒頭巾に似ていることに由来するものです。被害場所はアメリカカンザイシロアリと同様に、屋根裏の小屋組部材など建築物内部で多く見られます。
乾燥に極めて強い性質をもち、ピアノ、ステレオ、机、タンス、鏡台といった家具にも被害がおよぶケースもあります。
シロアリ駆除は自分でできる?|DIYと業者依頼の比較
シロアリ駆除は、均一な薬剤散布や床下での作業など、素人には難しい工程が多いです。そのため、完璧な処理を自力でおこなうのは困難といえるでしょう。
ただし、ベイト工法に限っては必要な道具が市販されているため、DIYも可能です。ここでは、DIYのやり方と業者への依頼、2つの方法を比較していきます。
ベイト工法ならDIYが可能
ベイト工法用の薬剤はホームセンターやネットショップで販売されているため、一般家庭でも入手可能です。
さらに、ベイト工法の施工に必要な作業は「住宅の外周を測定して埋める場所を決める」「決めた場所にベイト剤を埋める」の2つがメインとなります。いずれの工程も専門業者でなくても実施自体は可能です。
| 手順1)住宅の周りを確認し、ベイト剤が埋められる土壌であることを確かめる 手順2)ベイト剤の必要数を計算してから購入する 手順3)作業に必要な道具を準備する 手順4)ベイト剤を住宅の周りに埋める 手順5)1〜2ヶ月後、ベイト剤の周りにシロアリが集まっているかを確認する 手順6)各ベイト剤の有効期間に従って回収・交換をおこなう |
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ベイト工法のDIYで理解しておくべき懸念事項
ベイト工法のDIYには手軽さというメリットがある一方で、いくつかの懸念事項があります。これらの懸念事項を事前に理解しておきましょう。
一般家庭用のベイト剤は、業者用に比べて殺蟻成分が少ない
市販用のベイト剤は、業者用と比べると効果が弱いのが特徴です。1つのベイト剤に含まれる殺蟻成分の量が業者用と比べて少なく、一般的に3〜10倍もの濃度差があります。
市販用のベイト剤でシロアリ駆除をおこなうと、巨大な巣を駆除するのに時間がかかったり、最後まで駆除しきれなかったりする恐れがあります。気になる方はベイト剤を多めに用意し、こまめに入れ替えるようにしましょう。
定期確認の手間がかかる
ベイト工法はベイト剤を埋めれば終わりではありません。シロアリが食いついているか、ベイト剤が切れていないかなどの定期観察を、おおよそ月1回の頻度でおこなう必要があります。
住宅周辺の至るところに埋めたベイト剤を、定期的に取り出して確認するのは手間がかかるため、途中でやめてしまう方も多いです。経過観察をしなければ施工の意味がなくなってしまうため、注意が必要です。
失敗時のリスクが高い
ベイト工法は、効果が出るまでに数ヶ月から半年ほどの期間を要する工法です。そのため、失敗に気づくのも数ヶ月後になってしまうケースも珍しくありません。
もし、シロアリの駆除に失敗して半年間放置してしまった場合、被害はどんどん拡大します。
例えば、約100万頭の集団で構成されるイエシロアリの場合、1日に約70g(体重の約50分の1)の木材を消費すると言われています。半年間に換算すると、約12.6kgもの木材が食べられる計算です。
これは、住宅に用いられるスギの柱(10cm角、長さ3m)約1本半と同じ被害量です。
失敗や被害拡大のリスクが少しでも不安な方は、素直に専門業者へ依頼することをおすすめします。
プロへの依頼とDIYのメリット・デメリット比較
あらためて、シロアリ駆除業者に依頼する場合と自分でDIYする場合のメリット・デメリットを比較してみましょう。なお、施工費用はベイト工法、敷地面積約30坪、外周40mの場合を想定しています。
| 駆除業者に依頼した場合 | 塗布処理 | |
| 施工費用 |
120,000円〜200,000円 | 16,000円〜24,000円 |
| 駆除成功確率 | 高い | 低い |
| 施工のタイミング | 業者の都合次第 | 自由 |
費用比較|DIYならプロによる施工より圧倒的に安い
DIYの最大のメリットは、駆除費用を大幅に抑えられる点です。ベイト工法にかかる費用は、ベイト剤の設置個数と1カ所あたりの設置費用を掛け合わせたもので算出されます。
設置費用の相場は、以下の通りです。なお、一般的な住宅の総額は敷地面積約30坪、外周40mの場合を想定しています。
| 駆除業者に依頼した場合 | DIYをした場合 | |
| 1カ所あたりの設置費用 | 3,000円〜5,000円 | 400円~600円 |
| 一般的な住宅の総額 |
120,000円〜200,000円 | 16,000円〜24,000円 |
ベイト剤の種類にもよりますが、初期設置費用の場合、DIYなら1カ所あたり業者の約1/7程度で済む計算です。
ただし、業者による施工では2回目以降のメンテナンス費用が住宅全体で40,000円〜60,000円程度と約1/3まで安くなります。
また、業者の施工には設置だけでなくシロアリ被害の検査・診断も含まれるため、単純には比較できない点も考慮しておきましょう。
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【プロが監修】シロアリ駆除のベイト工法|注意すべき7つのデメリットを徹底解説
シロアリ駆除・予防方法の一つとして注目されるベイト工法は、人やペットの健康への影響が少なく、他にもさまざまな利点のある施工法です。 しかし、費用や効果が出るまで時間がかかるといったデメリットもあります ...
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駆除成功確率|確実に効果を出すならプロへの依頼が推奨される

DIY用の道具が手に入っても、効果的な施工をおこなうには専門的な知識やノウハウが不可欠です。
日本シロアリ対策協会により認定を受けている駆除業者は、ベイト工法の施工時に「ベイト工法管理者」を配置することが義務付けられています。
この管理者は「シロアリ防除施工士」の有資格者であり、カリキュラムに沿った講習試験の合格者です。シロアリの生態から木材、薬剤、建築、駆除・予防施工に関する専門知識をもっています。
専門知識のない方がDIYでベイト工法を施工した場合、主に以下の点が課題となります。
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とくに健康への悪影響には十分な注意が必要です。シロアリ駆除業者は日本シロアリ対策協会が規定する『安全管理基準』を順守し、作業従事者の健康管理や作業現場での事故防止の徹底に努めています。
これらを学んでおらず、現場経験のない方が作業する場合、散布した薬剤を誤って吸い込んでしまったり、薬剤を住宅内まで侵入させてしまったりする危険をともないます。
さらに、バリア工法の作業場所は普段立ち入らない床下です。病原菌が充満していたり、ネズミやゴキブリなど病気を媒介する生き物と遭遇したりするリスクもあります。
施工のタイミング|DIYなら業者の都合に左右されない
駆除業者に依頼する場合は、業者のスケジュールに合わせなければなりません。しかし、DIYならその心配はいりません。
例えば、梅雨の時期はシロアリの活動が活発化するため駆除の依頼が増えます。業者に依頼しようと思っても、待ち時間が発生してしまいすぐに施工できない事態も起こりえるでしょう。
また、ベイト工法の場合は一度の施工で完了せず、月に1回程度の定期的な点検・薬剤の補充が必要です。
DIYであれば、休日や空き時間を利用して、自分の好きなタイミングで作業を進められるのが大きなメリットです。
とはいえ、確実な駆除や安全性を最優先に考えるのであれば、多少の日程調整の手間をかけてでも最初からプロに任せるのが安心といえます。

シロアリを発見したときの対処法
シロアリを自宅で見つけた場合、慌てず正しい対処をすることが大切です。ここでは、応急処置の方法とやってはいけないNG行動について解説します。
室内でシロアリを発見したときの応急処置
室内でシロアリや羽アリを発見したときは、焦らずに落ち着いて以下の方法で応急処置をおこなってください。
掃除機で吸引
室内でシロアリを見つけたら、掃除機で吸い取るのがもっとも手っ取り早い対処法です。シロアリは弱い生き物のため、掃除機で吸えばほぼ確実に死にます。
万が一生き残った場合に備えて、吸い込んだあとはゴミ袋の口をしっかりと閉めて捨てましょう。掃除機が使えない場所では、粘着テープや粘着シートを使用しても構いません。
発生場所の記録
シロアリを発見したら、スマートフォンなどで発生場所と現場の写真を撮影しておきましょう。後日、専門業者に相談する際の重要な資料になります。
シロアリ発見時にやってはいけないNG行動
市販の殺虫スプレーなどを使用するのは避けてください。
殺虫スプレーのような強い刺激を与えると、生き残ったシロアリが警戒し、さらに住宅の奥深くへと逃げ込んでしまう恐れがあります。目の前のシロアリを駆除できても、根本的な解決にはなりません。
同様に、蟻道を発見した際に慌てて壊すのも避けましょう。危険を察知したシロアリは別の場所から新たな蟻道をつくり、被害がさらに拡散して駆除がより困難になります。
シロアリ駆除の時期とタイミング
シロアリは一年中活動しており、発見した後は放置すればするほど被害が拡大していきます。
シロアリの活動が活発化する高気温・高湿度の梅雨時期に突入する前に、シロアリがいないかをしっかり確認しましょう。
発見しやすい時期とチェックポイント

ここでは、シロアリの発見しやすい時期とそのチェックポイントを紹介します。
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4月下旬~8月|羽アリの痕跡をチェック

4月下旬から8月にかけては、窓際・ベランダ・玄関などで羽アリの死骸がないかをチェックしましょう。群飛した羽アリは着地後に羽を落とすため、羽だけが落ちている場合もあります。
ヤマトシロアリは午前中から日中にかけて、イエシロアリは夕暮れから夜間にかけて群飛します。夜間に落ちた羽は翌朝にも確認できるため、日課として午前中にチェックすることをおすすめします。
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梅雨時期~8月|蟻道のチェック

シロアリの活動を示すわかりやすいサインが蟻道(ぎどう)です。
蟻道とは、シロアリが地中から建物内に侵入するためにつくるトンネル状の通路です。主な付着場所として、基礎の立ち上がり部分、床下の配管、壁の隙間、ウッドデッキの裏などが挙げられます。
目の前の蟻道を慌てて壊してしまうと、シロアリが警戒し、よりわかりにくい場所に潜伏する恐れがあるので注意が必要です。シロアリの蟻道を発見した場合は、壊さずにそのままシロアリ駆除業者に連絡しましょう。
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時期に限らずチェックすべきポイント
シロアリ被害のサインは季節を問わず、日常のなかで見つかります。ここでは、時期に限らずチェックすべきポイントを紹介します。
住宅の中の木材

まず、床や柱に小さな穴や崩れがないかをチェックしましょう。

床や畳がきしむ、もしくは沈む感覚がないかもチェックしてください。
シロアリは木材のほかに畳の芯に使用されている藁(わら)も好みます。畳を外して裏側や畳下板に蟻土がないかを確認しましょう。蟻土が見られる場合は被害にあっている証拠であり、ほかの場所にも侵食が広がっているケースが多いです。

柱や壁を叩いて空洞音がしないかもチェックしましょう。
シロアリの被害を受けていない木材は中身が詰まっているため、叩いたときに「ゴンゴン」という重い音が響きます。一方、被害にあった木材は内部が空洞化しており、「コンコン」と軽い音がします。
庭にある木製構造物
住宅内だけでなく、庭にある木製構造物も定期的にチェックしましょう。とくに以下のものは注意が必要です。
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駆除から5年経過している家は再施工を検討しよう
シロアリ駆除業者は、施工後5年間の保証期間を設けていることが多く、その期間を過ぎると保証が終了します。薬剤の効果も薄れてくるため、再度、点検や施工を検討しなければなりません。
再施工のタイミングを逃すと、再びシロアリ被害が進行するリスクがあります。前回の施工時期を確認し、早めに対策しましょう。
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シロアリ駆除の費用を抑える方法
シロアリ駆除業者は見積もり依頼を受けると現地調査をおこない、その結果に基づいた金額を提示します。
提示された金額自体を値引きしてもらうのは難しいですが、工夫次第でトータルの支払いを抑えることは可能です。ここでは、具体的な方法を解説します。
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確定申告での雑損控除申請
シロアリ駆除費用は、国税庁により「害虫その他の生物による異常な災害」として認定されており、「災害減免法による所得税の軽減免除」の対象に該当します。
控除額の計算方法は以下の2つのうち、いずれか多い方の金額が適用される仕組みです。
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還付申告は5年前まで遡及可能なため、すでに支払い済みの場合でも申請できます。ただし、駆除ではなく予防にかかった費用は対象外となるためご注意ください。
長期契約による割引制度の活用|ベイト工法
シロアリ駆除業者によっては、「5年保証」などの名前で一定期間分の金額を一括で支払うプランを用意しています。初期費用は上がりますが、メンテナンス費用まで含めて考えると、長期的にはお得になることが多いです。
ベイト工法を検討している方は、複数の業者から見積もりを取り、長期プランの有無や料金体系を比較してみましょう。
駆除業者に依頼せずDIYをする|ベイト工法
駆除業者に依頼せず、自身でDIYをするのも選択肢の一つです。ベイト工法に必要な道具や薬剤はネット販売もされているため、DIYで施工できれば費用を大幅に抑えられます。
一般的な住宅(敷地面積約30坪、外周40m)の場合、費用の相場は以下のとおりです。
| 駆除業者に依頼した場合 | DIYをした場合 | |
| 初期設置 | 120,000円〜200,000円 | 16,000円〜24,000円 |
| 2回目以降の設置 |
40,000円〜60,000円 | 16,000円〜24,000円 (初期設置費用と同じ) |
ただし、前述のとおりDIYは失敗した際のリスクが大きいため、自身での駆除はおすすめできません。費用を抑える魅力はありますが、大切なご自宅を守るためにもプロへ依頼することをおすすめします。
シロアリ駆除のよくある質問
シロアリ駆除に資格は必要?
シロアリ駆除をおこなううえで法律的に必要な資格はありません。ただし、「しろあり防除施工士」という日本しろあり対策協会認定の資格が存在します。
弁護士や宅建士などの士業とは異なり法的な義務はありませんが、シロアリ駆除業者の多くは公益社団法人日本しろあり対策協会に所属しています。所属する社員は「しろあり防除施工士」の資格を取得しているのが一般的です。
この資格の取得には実務経験や講習会の受講、試験の通過が必要であり、専門知識をもっていることの信頼の証といえます。
シロアリ駆除の臭いは大丈夫?
最新のシロアリ駆除薬剤は低臭性・低揮発性のものが主流であり、臭いはほとんどありません。
ただし、施工で床下へ出入りする場合、地下のこもった空気やカビの臭いが室内に上がってくる可能性はゼロではありません。臭いが気になる方は、床下に降りる必要のないベイト工法を選択しましょう。
ペットや小さな子どもがいても大丈夫?
基本的に問題ありません。
シロアリ駆除に使われる薬剤は毒性が低く、毒物劇物取締法の適用を受けない「普通物」に分類されるものが一般的です。そのため、人やその他哺乳類への影響は少ないとされています。
ただし、殺虫剤にも反応するような化学物質過敏症の方がいる場合は、薬剤散布をおこなうバリア工法は避けるのが無難です。その場合は、薬液の散布が不要なベイト工法を選択しましょう。
まとめ
シロアリ被害は目に見えないところで進行し、住宅の耐久度を著しく低下させます。放置すれば最終的に高額な修繕・リフォーム費用につながるリスクがあるため、早期の対策が重要です。
また、新築から5年が経過するとシロアリ予防の薬剤の効果が切れることが多く、RC造や鉄骨造の住宅でも被害を受ける可能性があります。「うちは大丈夫」という思い込みはやめましょう。
シロアリ駆除の主な方法には「バリア工法」と「ベイト工法」の2種類があり、費用や即効性・安全性にそれぞれ特徴があります。
DIYでの駆除も不可能ではありません。しかし、事前調査や的確な薬剤散布には専門的な知識が必要であり、失敗した場合は被害が拡大するリスクをともないます。確実かつ安全にシロアリ被害を防ぐためにも、プロの駆除業者へ依頼するのがおすすめです。
シロアリ被害が不安な方、自宅に最適な駆除方法や正確な費用を知りたい方は、まずは「シロアリお助け本舗」にお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
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「家とあなたを護る。」害虫・害獣駆除から雨漏り・大規模リフォームまで。一級建築士事務所ならではのワンストップサービスで、大切な家とお客さまの健康を守ります。害虫・害獣駆除、総合リフォーム、外壁の塗装や屋根の葺き替え、雨漏り工事、建築・土木工事に災害復旧工事などワンストップサービスで施工。シロアリの駆除歴15年、対応件数累計18,000件の豊富な実績があり、経験豊富なスタッフがお客様のニーズに合わせて、害虫駆除いたします。 |

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 薬剤はタケロックアジェンダを採用します。その他の特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。





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