シロアリの被害を防ぐためには、その活動時期を正しく理解することが重要です。シロアリが活発化する前に点検や予防をすることで大切な住宅を守れます。この記事では、シロアリの活動時期と最適な対策タイミング、時期別の予防方法を解説します。


このような方におすすめ
- シロアリの活動時期を詳しく知りたい方
- シロアリの羽アリの発生時期を知りたい方
- シロアリのチェック方法を知りたい方
- シロアリの時期別予防方法を知りたい方
Contents
シロアリは1年中活動している
シロアリは1年を通して活動する昆虫です。
シロアリの羽アリが春から夏によく目撃されることから、「活動時期は暖かい季節だけ」だと誤解されがちです。しかし、羽アリとして姿を現すのは繁殖のために巣から飛び出した一部であり、実際には地中や木材内で常に産卵、巣づくり、木材への侵食などがおこなわれています。
冬眠もしないため、冬でも活動を続けます。近年の日本の住宅は断熱性に優れ、気温が低下する時期でも、室内はシロアリが快適に過ごせる環境であることが多いです。
シロアリ駆除・予防は、季節にかかわらず年中おこなう必要があります。
とくに活発化する時期は梅雨から夏
世界には約3000種類以上のシロアリが生息し、そのうち建造物に被害を与えるシロアリは104種類です。日本では24種類のシロアリが確認されており、資材などを通じて新種が日本に上陸する可能性もあります。
なかでも住宅に被害をもたらすのは、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリの4種類です。

各種類ごとの具体的な条件は以下です。
| 活発化する気温 | 活発化する湿度 | |
| ヤマトシロアリ | 25℃〜30℃ | 70~80% |
| イエシロアリ | 30℃〜35℃ | 70~80% |
| アメリカカンザイシロアリ | 30℃〜35℃ | 70~80% |
| ダイコクシロアリ | 25℃〜35℃ | 70~80% |
とくに国内のシロアリ被害は、全体の99.8%がヤマトシロアリとイエシロアリによるものですが、両種類とも梅雨時期から夏場にかけて活動が活発化するという特徴があります。

低温、高温時は土の中に避難する
年間を通して活動するシロアリですが、極端に低温または高温の環境では、活動が鈍くなり、自ら活動しやすい場所へと移動します。
日本の住宅で被害例が多いヤマトシロアリは、気温低下により活動が鈍くなり、冬の低温期には外気の影響を受けにくい地下へ避難します。目安として、6°Cを下回ると活動は著しく低下し、6°C以上になると徐々に活動を再開します。
また、25〜30°Cで活動が活発になりやすいものの、35°Cを超える高温環境では生存率が低下します。これは、シロアリ自身が高温による生理的ストレスを受けることに加え、木材の消化に不可欠な共生生物が高温に弱いためです。
共生生物とは、宿主となる生き物の体内や体表で一緒に暮らし、栄養の吸収や消化などを助ける微生物のことです。シロアリの場合、消化管の後腸(こうちょう)に木材を分解する原生生物や細菌を棲まわせており、同生物は35°C付近で死滅します。
ヤマトシロアリと同様、イエシロアリも土の中に避難する性質があります。
アメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリは、土中に巣をつくらず乾いた木材の中にのみ巣をつくるカンザイ(乾材)シロアリに分類されます。
これらのシロアリは、木材内部という外気の影響を受けにくい場所で生活をし、環境条件が悪化した場合でも、同じ木材内で影響の少ない場所に移動して耐えます。
種類ごとの活動可能な温度帯の目安は以下です。
| 活動可能温度帯 | |
| ヤマトシロアリ | 6°C〜30°C |
| イエシロアリ | 9°C〜38°C |
| アメリカカンザイシロアリ | 不明 |
| ダイコクシロアリ | 15℃〜45℃ |
参考
Thomas G. Shelton. J. Kenneth Grace(2002). Cuticular permeability of two species of Coptotermes Wasmann(Isoptera: Rhinotermitidae). p1300〜1307.
羽アリの発生時期は種類ごとに決まっている
シロアリの働きアリは1年中活動を続ける一方、羽アリは種類ごとに発生時期が決まっています。
羽アリと働きアリの違い
シロアリは真社会性と呼ばれる性質をもち、集団で効率的に生きるために成長の過程で役割に応じた形態に分かれます。

巣全体の90〜95%を占めるのは職アリ(働きアリ)で、餌の採取運搬、巣や蟻道の構築・修理・清掃、生殖階級や幼虫・兵蟻の世話など幅広い仕事をこなします。
一方、胸部背面に翅芽(しが)と呼ばれる、羽が生えるための穴をもつ個体はニンフと称され、将来は羽アリ(有翅虫)になります。羽が生えるまでは職アリと同じ役割を担い、羽が生えたあとは群飛(ぐんぴ)と呼ばれる方法で巣の拡大をおこないます。
群飛とは、新しい巣をつくるために羽アリの集団で移動することです。巣がある程度大きくなったり、木材が近くになくなったときに起こります。
羽アリの発生時期
正確な活動時期は種類ごとに異なります。群飛のピークは春から夏にかけての4月〜8月頃です。種類別の具体的な発生時期については後述します。

羽アリの見た目|シロアリと普通のアリの違い
最新の分類体系では、シロアリはゴキブリ目、アリはハチ目に分類され、見た目、生態ともに大きく違います。よく見れば見分けることも可能です。

| シロアリ | クロアリ | |
| 触角 | ・数珠状 | ・「く」の字状(雄では「く」の字状でない種類もある) |
| 腹部 | ・胸部とほぼ同じ幅でくびれがない | ・腹部が大きくくびれている |
| 羽の形 | ・前羽と後羽がほぼ同じ形、大きさ
・細くて細かい線(翅脈)が入っている |
・前羽が後羽よりも大きい
・太い線が入っている、シロアリに比べて線の数は少ない |
| 羽の動き | ・前後の羽が4枚別々に動く | ・前羽と後羽はつながっており、1枚の羽のように動く |
【シロアリ種類別】羽アリの発生時期と引き起こされる被害
ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリの4種類について、それぞれの羽アリの発生時期や被害を解説します。
ヤマトシロアリ|羽アリの発生時期と引き起こされる被害
| ヤマトシロアリ | |
| 見た目
職アリ(働きアリ) |
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| 見た目
羽アリ |
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| 分布 | 北海道北部をのぞく、日本全土(北限は北海道名寄市) |
| 体長 | 4.5~7.5mm |
| 羽アリの発生時期 | ・沖縄では2〜3月
・関東から九州では4月~5月 ・北海道から東北では6月頃 |
ヤマトシロアリは日本でもっとも多くの被害をもたらす種類で、日本国内のシロアリ被害の90%以上を占めます。
羽アリの群飛は地域によって時期が異なり、西日本では4月下旬〜5月頃、東北から北海道では6月頃に見られます。雨が降った翌日の晴れた日など、高湿度かつ気温が安定した条件下で発生しやすく、時間帯は午前中が多いです。
住宅にもたらす被害
ヤマトシロアリは、硬い高密度の木材よりも柔らかい低密度の木材を好んで食べる傾向があります。とくに被害が大きいのは、マツ、モミ、セン、ホワイトウッド、ブナなどです。
乾燥に弱く、1日水を接種できないだけで正常に活動できなくなるため、被害箇所は湿っているか水場が近い傾向にあります。結露や水漏れによって家の中のあちこちに水分がある場合、被害は住宅全体に及ぶこともあります。
以前は風呂場、洗面所、台所などの水回りに被害が集中していました。しかし近年は個体数の増加に伴い、玄関や土台周辺の被害が多くなっています。床下に放置された資材が被害にあうケースもよくあります。
イエシロアリ|羽アリの発生時期と引き起こされる被害
| イエシロアリ | |
| 見た目
職アリ(働きアリ) |
![]() |
| 見た目
羽アリ |
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| 分布 | 千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域と小笠原諸島 |
| 体長 | 7.4~9.4mm |
| 羽アリの発生時期 | ・沖縄や小笠原では5月下旬
・本州では6月〜7月上旬 |
イエシロアリは西日本を中心に分布し、住宅への被害が大きい種類です。ヤマトシロアリに比べて侵食が速く、短期間で被害が進みやすいです。
イエシロアリの羽アリの群飛は、沖縄や小笠原では5月下旬、その他の地域では6月〜7月上旬におこなわれます。日没後の暗い時間帯に一斉に飛び出すことが特徴です。
ヤマトシロアリと違い、雨が降り出しそうな天気でも羽アリは発生します。
住宅にもたらす被害
ヤマトシロアリと同様、硬い高密度の木材より、柔らかい低密度の木材を好んで食べます。とくに被害が大きいのは、マツ、モミ、セン、ホワイトウッド、ブナなどです。
イエシロアリは巨大な巣をつくり、最大半径100mにも及ぶ範囲で被害をもたらします。そのため数軒の住宅を同時に侵食していることもあります。
ヤマトシロアリと同様、乾燥に弱いため、水場の近くに巣がつくられることが多いです。
日本国内での被害件数は2番目に多く、全体の7〜8%程度です。
アメリカカンザイシロアリ|羽アリの発生時期と引き起こされる被害
| アメリカカンザイシロアリ | |
| 見た目
職アリ(働きアリ) |
![]() |
| 見た目
羽アリ |
![]() |
| 分布 | 宮城県仙台市から沖縄本島までの多くの都府県に点在 |
| 体長 | 6~8mm |
| 羽アリの発生時期 | ・東日本では5月頃
・西日本では10月~11月頃 |
アメリカカンザイシロアリは、主に乾燥した木材の内部に巣をつくる「カンザイシロアリ」の一種です。被害件数は多くないものの木材内部で活動するため発見が難しく、気づいたときには深刻な被害をもたらしていることもあります。
アメリカカンザイシロアリの羽アリはヤマトシロアリやイエシロアリより遅い時期に飛び立つ傾向があり、関東では5月頃で関西では10月〜11月頃が目安です。主に日中〜夕方に発生します。
一度に大群で飛び立つことは少なく、数週間〜数か月ごとの短期間で複数回、条件のよい日に同じ巣から少数の羽アリが飛んでいきます。
住宅にもたらす被害
アメリカカンザイシロアリの生息域は限られており、被害件数は多くありません。日本国内では、ダイコクシロアリも含む、カンザイシロアリ全体で0.3%程度です。
被害件数が少ないのには、発見が難しく、被害にあっていても気づけないという理由もあります。
被害場所に関する調査によると、屋根裏の小屋組部材39%、外構部材23%、室内部材20%、床下部材10%、家具3%となっています。
参考 日本長期住宅メンテナンス有責任事業組合(2013/03/31). シロアリ被害実態調査報告書. 36. 中島正夫(2006).関東支部における蟻害・腐朽を対象とした床下実態調査の概要 しろあり.No.145. 27-33.
ダイコクシロアリ|羽アリの発生時期と引き起こされる被害
| ダイコクシロアリ | |
| 見た目
職アリ(働きアリ) |
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| 見た目
羽アリ |
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| 分布 | 奄美大島以南と小笠原諸島 |
| 体長 | 5~6mm |
| 羽アリの発生時期 | 不定期(1年中) |
ダイコクシロアリはアメリカカンザイシロアリと同様、木材内部のみで生活するカンザイシロアリの一種です。日本国内に古くから定着している種類で、生息地は限定的です。
ダイコクシロアリの羽アリは一度に大群で飛び立つことは少なく、少数ずつ分散して移動するのが特徴です。同じ巣から年間を通じて複数回、羽アリが飛ぶこともあります。
住宅にもたらす被害
アメリカカンザイシロアリ同様、分布が限られており、日本国内での被害件数はカンザイシロアリ全体で0.3%程度です。ただし発見が難しく、被害として報告されていないだけの可能性もあります。
被害はアメリカカンザイシロアリと同様に建築物の中で被害がよく見られ、タンス、机、鏡台、ピアノなど木製家具の被害もあります。
シロアリによる被害
ここでは、シロアリ被害が住宅に与える具体的な影響について解説します。
シロアリ被害がもたらす建物の耐久度低下
シロアリによる建物被害は深刻で、食害を受けた木材は見た目以上に強度が低下します。
実際の建物で使われるサイズの木材を野外でシロアリに食害させた強度試験では、断面が16%減少しただけで、圧縮強度・曲げ強度が約半分にまで低下しました。
肉眼では被害が軽度に見える場合でも、内部では強度低下が進行しており建物全体の耐震性低下につながります。
1995年の阪神・淡路大震災では、全壊した建物の多くでシロアリ被害が確認されました。
また2016年の熊本地震でも、倒壊した建物の一部におけるシロアリ被害の影響が調査により分かっています。
修繕・リフォーム費用がかかる
シロアリ被害を受けた住宅は、建て替えるまでいかないものの、被害箇所の補修や補強が必要で、修繕・リフォーム費用が発生します。
費用は被害状況により変わるものの、おおよそ以下が目安です。
| 補修場所(1カ所あたり) | 相場 |
| 床下の補強(腐食した木材の交換など) | 20~50万円程度 |
| 柱の補強 | 10~50万円程度 |
| 床材の張り替え | 100〜200万円程度 |
| 柱の交換 | 100~200万円程度 |
| 建物基礎部分の補強 | 200万円以上 |
| 屋根や梁の修繕 | 200万円以上 |
シロアリ被害が比較的軽微なうちに駆除や予防をすることで、大規模な修繕・リフォームが不要になり、結果的にトータルの支出を抑えられます。
シロアリは時期に限らず「発見次第」駆除しよう

シロアリは1年中活動しているため、放っておくと、どんどん被害が深刻化します。シロアリを発見した場合は、時期にかかわらず早めに対処することが重要です。
とくに、気温と湿度が上昇し、シロアリの活動が活発になりやすい梅雨入り前後は要注意です。この時期を迎える前に、住宅内外にシロアリの痕跡がないかを確認しておきましょう。
発見しやすい時期とチェックポイント
シロアリを発見しやすい時期である4月下旬~8月と梅雨時期~8月のチェックポイントを解説します。
4月下旬~8月|羽アリの痕跡をチェック

春から夏にかけては、羽アリが発生しやすい時期です。窓際やベランダ、玄関などに羽アリの死骸や羽が落ちていないかをチェックしましょう。群飛した羽アリは着地後に羽を落とすため、羽だけが落ちている場合があります。
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梅雨時期~8月|蟻道のチェック

梅雨から夏にかけては、ヤマトシロアリやイエシロアリが活発になり、蟻道(ぎどう)を見つけやすい時期です。
蟻道とは、シロアリが地中から建物内に侵入するためにつくるトンネル状の通路です。主な付着場所として基礎の立ち上がり部分、床下の配管、壁の隙間、ウッドデッキの裏などがあります。
蟻道を発見した場合は壊さずにシロアリ駆除業者に相談をしてください。目の前の蟻道を壊しても、巣がある限り根本的な解決にはなりません。
さらに、蟻道を刺激をすることでシロアリが警戒し、より発見しにくい場所へ潜伏する可能性があります。被害拡大を防ぐためにも自分で対処せず、早めに業者に連絡しましょう。


時期に限らずチェックすべきポイント
シロアリは冬眠をせず、とくにすでに家の中に侵入している場合、時期に限らず侵食を進めます。少しでも早く発見・対策をするために、時期に限らず年間を通してチェックすべきポイントについて解説します。
住宅の中の木材

シロアリ被害は、目に見えにくい場所で進行することが多いため、時期にかかわらず日常的な確認が重要です。とくに床や柱に小さな穴や崩れがないかを確認しましょう。
また、床や畳を踏んだときにきしむ音がする、沈むような感覚がある場合も注意が必要です。シロアリは、木材のほかに畳の芯に使用されている藁(わら)も好んで食べます。
畳の裏側や畳下板を確認して不自然な土の塊がある場合は、すでに被害が進行しており、ほかの場所に食害が広がっているかもしれません。

柱や壁を軽く叩いたときに空洞音がする場合も要注意です。シロアリの被害を受けていない木材は中身が詰まっているため重い音がしますが、内部が侵食されると空洞になり、軽く乾いた音がするようになります。
庭にある木製構造物

シロアリ対策では、住宅の中だけでなく屋外の木材も確認することが重要です。庭や駐車場などに木材があると、シロアリを引き寄せる原因になります。
とくに以下は、定期的に状態を確認しましょう。
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屋外に木材があると、そこを起点に住宅内部へ侵入されるリスクが高まります。移動できるものは早めに片付けておくと安心です。
シロアリを発見しにくい時期のチェックポイント
シロアリの活動量が減り、発見しにくくなる8月以降のチェックポイントを紹介します。
とくに年末年始の大掃除は住宅全体を点検できる絶好のタイミングです。シロアリの痕跡や住宅の傷みがないか確認しましょう。
シロアリの痕跡
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住宅の傷み
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時期別シロアリの予防方法

シロアリは1年中活動していますが、季節により活動の活発さが異なります。効果的に被害を防ぐためには、各季節の特徴を踏まえた対策が重要です。
全時期共通|湿気を溜めない、不要な木材を放置しない
シロアリは水気の多い環境を好むため、湿気が高くなりすぎないように注意しましょう。具体的に注意すべきポイントは以下です。
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床下や庭にシロアリの餌となる木材などを置かないことも大切です。
とくに紙は、木材からつくられており、シロアリが好んで食べる対象です。段ボールや新聞紙なども屋外に放置せず処分しましょう。
春(3月〜5月)|羽アリの発生原因を片付ける
春は羽アリ発生前に、シロアリが定着しにくい環境を整える予防時期です。冬に蓄積した落ち葉や木材を撤去し、不要なガーデニング用品や木製品を整理することで、シロアリの餌になるものを極力減らしましょう。
夏(6月〜9月)|高温多湿環境をつくらない
梅雨から夏にかけては、高温多湿の影響によりシロアリが活発化する時期です。除湿機やエアコンのドライ機能を活用し、住宅の中の湿度を下げましょう。
床下換気扇がある住宅は稼働状況を確認し、通気性が保たれているかをチェックしてください。
また、段ボールなど湿気を溜め込みやすいものを処分することも大切です。押入れやクローゼットなどの収納場所は定期的に整理し、こまめに換気をしたり除湿シートを活用て湿気がこもらないようにしましょう。
秋冬(10月〜2月)|来年に向けた点検・準備の時期
気温が下がる秋冬は、シロアリの活動が徐々に鈍化し、羽アリの群飛も見られなくなります。この時期は目立った動きが少ない分、住宅の被害状況を落ち着いて点検できるタイミングです。シロアリ被害がないか以下の点ををあらためて確認しましょう。
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また、シロアリ駆除業者によるバリア工法(薬剤散布)を実施することで、最大5年程度の予防効果が期待できます。予防を重視したい場合は、施工をご検討ください。
秋冬はシロアリ駆除業者の予約が取りやすい時期でもあります。シロアリの活動が低下している時期に対策をおこなうことで、次の春に備えられます。
シロアリ駆除の具体的な方法
シロアリの専門業者による駆除工事には、主にバリア工法とベイト工法の2つがあります。
バリア工法は、シロアリ駆除・予防のための薬剤を住宅の床下に満遍なく散布する施工法です。すでに土中に侵入しているシロアリを駆除すると同時に、新しいシロアリが侵入できない層(バリア)をつくります。

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まとめ
シロアリは年中活動しており、対処が遅れると被害拡大につながります。そのため、シロアリを見つけた場合は時期を問わず、早めの対応が重要です。
とくに活動が活発になる4〜8月は、羽アリの侵入や蟻道の発生に注意しましょう。羽アリの発生時期や時間帯を把握し、定期的に確認をすることで、早期発見につながります。
もし「敷地内で羽アリを見かけた」「壁や床に異変を感じる」など、少しでも不安があれば、早めにシロアリ駆除業者へ相談してください。
シロアリお助け本舗では、相談や現地調査を無料で受け付けています。気になる点があれば、お気軽にご利用ください。

















