庭木を伐採した後、切り株をそのまま残していないでしょうか。実は、木材を好んで食べるシロアリにとって、切り株は格好の餌場です。放置期間が長くなるほど、シロアリの発生リスクは高まります。
この記事では、切り株にシロアリが発生する理由や具体的な被害、切り株の処分方法を解説します。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
※3 面積が66㎡未満の場合は一律80,000円(税込み)になります。ヤマトシロアリに限ります(カンザイシロアリなど他のシロアリは別途見積り)。
※4 薬剤はタケロックアジェンダを採用します。その他の特殊な薬剤・油剤は別途見積りとなります。
このような方におすすめ
- 切り株の放置でシロアリが発生する理由を知りたい方
- 切り株の放置によるシロアリ被害を詳しく知りたい方
- 切り株を除去・処理してシロアリを防ぐ方法を知りたい方
- 切り株にいるシロアリを見つけたときの対処方法を知りたい方
Contents
庭の切り株を放置するとシロアリが発生する理由
庭の切り株を放置すると、シロアリが発生する可能性が高いです。
シロアリは木材を主食としており、餌となる場所に寄ってきて巣をつくる習性があるためです。なかでも切り株は、シロアリの餌として好条件を満たしています。
シロアリは枯れた木の「セルロース」を主食にしている

シロアリが木材を好んで食べるのは、主成分であるセルロース(植物繊維)を栄養源とするためです。
とくに切り株は樹脂の分泌や抗菌成分の生成など、防衛機能が失われています。地面に残されたままだと湿気の影響を受けやすく、時間とともに朽ちていくため、シロアリにとって食害しやすい状態になります。
こうした性質から、切り株を放置しているとシロアリの発生源になる可能性が高いです。もともとシロアリは、自然界で枯れ木や木材のセルロースを分解し、土に還す役割を担っています。
切り株の地面に接している部分がシロアリの侵入経路になる
切り株の根が地中に埋まった状態であることも、シロアリに狙われやすい理由の一つです。
世界には約3000種類以上のシロアリが生息しており、このうち建造物に被害を与えるシロアリは104種類です。
なかでも日本で被害をもたらすシロアリは4種類で、そのうち99%以上はヤマトシロアリとイエシロアリが占めます。

| ヤマトシロアリ | イエシロアリ | |
| 見た目
職アリ(働きアリ) |
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| 見た目
羽アリ |
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| 体長 | 4.5~7.5mm | 7.4~9.4mm |
| 生息域 | 北海道北部をのぞく、日本全土(北限は北海道名寄市) | 千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域と小笠原諸島 |
| 羽アリの発生時期 | ・沖縄では2〜3月 ・関東から九州では4月~5月 ・北海道から東北では6月頃 |
・沖縄や小笠原では5月下旬 ・本州では6月〜7月上旬 |
ヤマトシロアリとイエシロアリは、どちらも地中を移動して生活しています。
切り株は地中深くまで根を張っているため、土の中にいるシロアリが簡単に発見できるのです。
もし、庭にある切り株の根が住宅の基礎付近まで伸びている場合は、切り株を起点としてシロアリが自宅へ到達するルートが形成されます。
日当たりの悪さと湿気がシロアリの活動を加速させる
シロアリは基本的に土や木材の中で暮らしており、日光を避けて湿度の高い暗所を好む習性があります。とくに活発化する湿度は70〜80%です。住宅の北側や堀の周辺、塀や庭木の陰になる場所は、日当たりが悪く水気が残りやすい環境です。
水はけの悪い地面や植え込みの下など、雨水が溜まる場所に切り株があるケースは注意が必要です。常に湿った状態が維持されると、シロアリが活発に活動して被害拡大の進行が速くなります。
切り株のシロアリ放置で発生する被害
「庭の切り株にシロアリがいるだけなら、住宅には関係ない」と考える方もいるでしょう。
しかし、切り株のシロアリを放置することは、住宅全体に深刻な被害をもたらす可能性があります。
地中・切り株内部に広がるシロアリの巣
日本で主要な害虫とされる4種類のシロアリのうち、被害の99%以上を占めるヤマトシロアリとイエシロアリは地中を移動して土や木材の中に巣をつくります。
ヤマトシロアリは固定の巣をつくらず餌場となる木材内部に巣をつくり、餌がなくなると次の木材へ移動します。一方、イエシロアリは地中深くに大規模な巣をつくる習性があります。それぞれの巣について解説します。
ヤマトシロアリの巣|木材内部につくられる

ヤマトシロアリは決まった場所に大きな巣をつくるのではなく、餌となる木材の内部やその近くの地中に巣をつくり、餌がなくなると巣ごと別の場所へ移動します。
そのため、切り株を起点として住宅の床下へ移動し、新たな巣を形成する可能性があるのです。
巣の規模が小さいぶん、発見が遅れやすく、気付いたときには複数箇所で同時に侵食が進んでいることがあります。
イエシロアリの巣|地中に巨大な「本巣」をつくる

イエシロアリは地中の深さ数メートルの位置に「本巣(ほんす)」と呼ばれる巨大な巣をつくります。
本巣の大きさは直径1m以上に達することもあり、内部には女王アリ、王アリを中心に最大で100万匹規模の個体が活動します。
本巣から放射状に地上までのトンネルが掘られ、トンネルの途中に「分巣(ぶんす)」と呼ばれる拠点が複数形成されます。それぞれが餌場と本巣をつなぐ中継地点として機能する仕組みです。
切り株があるとその下に本巣がつくられます。そこを拠点に住宅の近くに分巣が広がり、住宅の木材が侵食される可能性があります。
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庭・外構に被害が拡大する

切り株を起点にシロアリが繁殖すると、活動範囲が庭・外構に広がります。
以下が主なシロアリの侵食対象です。
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古い枕木や防蟻処理の効果が切れたウッドデッキはとくに被害を受けやすいです。侵食が進むと木材の内部が空洞化し、体重をかけた際に突然崩壊して怪我につながるリスクがあります。
防蟻処理がされている木材でも、一般的に5〜10年で効果が低下するため注意が必要です。
スギやヒノキなど防蟻性のある木材も、芯材以外の白太(しらた)部分はシロアリへの耐性が低いため、侵食される可能性があります。
シロアリが住宅の床下・柱へ侵入する

切り株と住宅が近い距離にある場合、地中を通じてシロアリが住宅の基礎部分に到達し、床下から侵入して土台や柱などの木材内部を食い荒らす可能性があります。
ヤマトシロアリは巣から半径10m程度、イエシロアリは100m程度は餌を求めて移動するため、切り株から自宅までの距離が離れている場合でも安全とはいえません。
シロアリ被害がもたらす住宅の耐久度低下

シロアリに侵食された木材は、見た目以上に強度が低下します。
野外でシロアリに侵食させた木材の強度試験によると、断面が16%減少した木材の圧縮強度と曲げ強度は約半分にまで低下しました。
木材の強度低下は、住宅全体の耐震性に直結します。
1995年の阪神淡路大震災、2016年の熊本地震では、全壊した建物の多くにシロアリ被害があったことが判明しています。
地震発生時に住宅が倒壊するリスクが高まることは、シロアリによる命に関わる被害です。
修繕・リフォーム費用がかかる
シロアリ被害で建て替えに至るケースは稀で、多くは被害箇所の補修や補強で対応できます。
ただし、被害が広がるほど補修や補強にかかる費用は高額になるため、早期発見が重要です。費用は被害状況に応じて変動しますが、おおよその相場は以下となります。
| 補修場所(1カ所あたり) | 相場 |
| 床下の補強(腐食した木材の交換など) | 20~50万円程度 |
| 柱の補強 | 10~50万円程度 |
| 床材の張り替え | 100〜200万円程度 |
| 柱の交換 | 100~200万円程度 |
| 建物基礎部分の補強 | 200万円以上 |
| 屋根や梁の修繕 | 200万円以上 |
シロアリ被害が軽微なうちに駆除や予防をすることで、修繕・リフォームの規模を抑えられ、最終的なトータルの支出を抑えられます。
切り株を除去・処理してシロアリを防ぐ6つの方法
シロアリ予防としてもっとも確実なのは、切り株そのものを引き抜く(抜根する)ことです。しかし、切り株をどう片付ければいいのかわからない方もいるでしょう。
ここでは、自分でできる方法から切り株撤去の専門業者への依頼まで、切り株の処理方法を6つ紹介します。それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自宅の状況に合った方法を選んでください。
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なお、すでにシロアリが発生している場合は、予防ではなく早急な駆除が必要です。シロアリを見かけた際には、なるべく早くシロアリ専門駆除業者へ相談してください。
根元から完全に掘り起こして抜根する

切り株を根ごと掘り起こして完全に撤去する方法は、シロアリの住処と餌場を物理的になくすためのもっとも確実な予防方法です。
地中に根が残らないため、シロアリが発生するリスクも抑えられます。
自力で抜根する場合は、以下の道具が必要です。
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まず、切り株の周囲を掘り下げて根を露出させます。太い根をノコギリやチェーンソーで1本ずつ切断し、全体的に根を切り離せたら切り株を引き抜きます。
自力で切り株を引き抜く場合、幹の直径が15cm以上ある場合はかなりの重量です。
刃物で怪我をする、手を挟むなど、思わぬ怪我やアクシデントの発生に備え、複数人か、近くに人がいる状態で作業することが大切です。
切り株を引き抜いたら、地中に残った根を掘り起こして、撤去は完了です。切り株を引き抜いた後に残る穴は、土を埋め戻して整地しましょう。
なお、切り株の近くに以下の構造物がある場合は、掘り起こし作業中に誤って傷つけるリスクがあります。
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根が絡みついた状態で無理に引き抜くと、構造物を破損させる可能性があります。
構造物に絡みついている場合は、自力での作業は避けて造園業者や抜根専門業者に依頼するのが安全です。重機やクレーンで、周囲を傷つけずに抜根してもらえます。
除草剤を注入して切り株を枯らす

切り株は、生きている状態よりも枯れてからのほうが引き抜きやすくなります。枯れると切り株を地面に固定している根の力が弱くなるためです。
切り株を枯らすには、除草剤を注入する方法が有効です。

具体的には、電動ドリルで切り株に直径10mm程度の穴を数か所あけ、グリホサート系の除草剤の原液をスポイトや漏斗(ろうと)、洗浄瓶などで流し込みます。
グリホサート系の除草剤は根の先端まで浸透します。強力な薬剤で、皮膚に直接触れると、かぶれや炎症などの症状が出ることがあるため、長袖に手袋やマスクを着用して作業してください。
薬剤が穴から漏れ出て周囲の庭木の根に触れると枯れる原因になります。
晴れが続く日を選び、薬剤注入後はガムテープで穴を塞ぎビニール袋で切り株全体を覆うことで、雨水の侵入と薬剤の蒸発や漏れを防ぎましょう。
効果が現れるまでの期間は早くて半年程度です。すぐに撤去できる方法ではないため、シロアリがすでに発生している場合は向かない点に注意してください。
除草剤注入から半年以上経過し、切り株が枯れてスカスカになったら、前述の手順で掘り起こして撤去します。子どもやペットのいる家庭では、除草剤を注入した切り株に不用意に触れないよう、ロープや柵で立ち入りを制限する配慮も必要です。

使いやすいグリホサート系除草剤は以下です。
ラウンドアップマックスロード
| 販売会社 | 日産化学株式会社 |
| 特徴 | ・グリホサート系薬剤の代表格 ・使い方の情報が豊富で初心者でも使いやすい ・切り口が乾かないうちに原液を塗る方法で庭師がよく使用する ・吸収力が高いため天候に左右されにくく、太い切り株にも向く |
サンフーロン
| 販売会社 | 大成農材株式会社 |
| 特徴 | ・ジェネリック農薬 ・安全性が高くコストパフォーマンスに優れる ・切り株には原液~高濃度希釈で塗布や注入しやすい ・庭が広くて切り株や雑草の量が多い場合にも向く |
ネコソギロングシャワーV9
| 販売会社 | レインボー薬品 |
| 特徴 | ・希釈不要なシャワーボトルで家庭園芸向き ・長期残効成分で効果が持続しやすい ・ボトルから直接かけられる ・切り株から周囲の雑草まで枯らすのに向く |
灯油を使って切り株を枯らす

除草剤の代わりに灯油を使って枯らす方法もあります。

手順は除草剤と同様です。ドリルで穴をあけて灯油を注入し、ガムテープとビニール袋で密閉します。
灯油は木材内部の水分を奪い、細胞を破壊します。灯油には殺虫効果もあるため、切り株内部にシロアリが潜む場合は、ダメージを与えられることも利点です。
注意点は、除草剤と比べると効果がやや弱く、1回の注入では不十分な場合があることです。切り株を完全に枯らすには、数週間おきに2〜3回繰り返す必要があります。
また、以下のケースでは使用を避けましょう。
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灯油の引火点が約40℃であることから、真夏の環境下では直射日光が穴からの揮発ガスに引火して、火事になるリスクがあります。
灯油を使用する場合は気温が30℃以下の時期を選び、穴は必ず隙間なく塞ぐよう徹底しましょう。
さらに、灯油は土壌を汚染する可能性があるため、井戸水を使用している家庭や菜園の近くでは使用を避けなければなりません。発火の危険性や環境への配慮から、近年は除草剤が推奨されています。
遮光シートで光合成を止めて腐らせる

切り株に遮光シートをしっかりかぶせ、日光を完全に遮断する方法です。遮光シートは黒いビニール袋で代用もできます。

遮光シートで切り株に日光が当たらない状態にすることで、切り株は光合成ができなくなり、栄養をつくれず徐々に衰弱して腐朽が進みます。
薬剤を一切使わないため、子どもやペットのいる家庭でも安心して実施できることが利点です。費用もビニール袋代だけで済み、コストをおさえられます。
ただし、切り株が完全に枯れるまでに1年以上かかるケースが多く、その間もシロアリの発生リスクがある点に注意が必要です。枯れた後は抜根します。
すでにシロアリが発生している切り株に対しては効果が遅すぎるため、本手法はおすすめしません。
腐葉土で覆って自然分解を促す

腐葉土で覆うことで切り株の自然分解を促す方法です。
腐葉土には土壌微生物やミミズが多く含まれており、木材に含まれる有機物を分解する働きがあります。
さらに腐葉土は水分を保持しやすい特徴があるため、湿った環境で微生物やミミズの活動が活発になり、切り株の腐朽が進みやすくなります。

作業手順として、まず伐採から1〜2ヶ月以上経過して枯れた切り株の周囲に囲いをつくります。次に囲いの中へ腐葉土を入れ、切り株全体が見えなくなるまで覆います。
その後は、腐葉土が乾燥しないよう定期的に水を与えて湿った状態を保ちます。切り株がスカスカに朽ちて柔らかくなったら、掘り起こして撤去します。そのまま土に還るまで自然分解させることも可能です。
薬剤不使用のため環境負荷が低く、分解後の腐葉土はそのまま庭土として利用できます。
遮光シート同様、時間がかかる点がデメリットです。切り株が完全に枯れるまで、約1年ほどかかります。早く撤去したい場合や、すでにシロアリの被害がある場合は避けましょう。
造園業者・抜根専門業者に依頼する

自力での抜根が難しい場合は、造園業者や抜根専門業者への依頼がおすすめです。
切り株撤去の専門業者は人力作業や機械作業で抜根します。以下のような重機や機械を使い、短時間で安全に切り株を撤去できます。
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根の処分や整地まで対応してもらえるため、手間がかかりません。
抜根費用の相場は以下の通りです。
| 木の高さ | 費用 |
| 2.5m以上 | 30,000円/本〜 |
| 2m前後 | 8,000円/本〜 |
| 1m以下 | 3,000円/本〜 |
見積もりの際は、処分費用や整地費用が含まれているか、追加費用の有無を確認しましょう。
庭に潜むシロアリのチェック方法
シロアリの被害は切り株だけにとどまりません。他の木材もシロアリ発生の原因になります。
庭を点検して、シロアリの痕跡がないかを確認しましょう。具体的なチェックポイントは以下です。
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ウッドデッキの裏側と木材の接地面

ウッドデッキは地面との距離が近く、裏面に湿気がこもりやすいため、シロアリにとって絶好の餌場になります。
デッキの裏側や束柱(地面に接する支柱部分)を懐中電灯で照らし、以下の点を確認しましょう。
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蟻道(ぎどう)とは、基本的に地中を移動するシロアリが地上を移動する際につくるトンネル上の通路です。日光や乾燥、外敵を避けて安全に移動するために、土や分泌物を混ぜてつくります。

蟻道はシロアリ被害の典型的なサインです。見つけた場合は迅速に駆除する必要があります。
また、ウッドデッキの木材部分を指で押して簡単に凹んだり、ドライバーが抵抗なく刺さる場合は、シロアリに侵食されている可能性が高いです。シロアリ被害にあった木材は内部が侵食されて空洞になることで、異常に柔らかくなります。
ウッドデッキの防蟻処理は、一般的に5年を目安に効き目が切れます。その後も防蟻効果を持続させるためには、防蟻処理の再施工が必要です。
人工木(樹脂木)のウッドデッキはシロアリに侵食されないと思われがちですが、人工木の内部に木粉(木材を粉砕・製粉した粉末)が含まれている製品はシロアリに齧られるケースもあります。
枕木・木杭・木製フェンス周辺

ガーデニングの仕切りや花壇の枠組みに使われている枕木は、地面に直接埋め込まれていることが多く、シロアリの被害を受けやすい代表的な資材です。
枕木を持ち上げるか、隙間をのぞいて蟻道や白い小さな虫がいないか確認しましょう。
腐った枕木や木杭がある場合は、シロアリがすでに侵食している可能性が高いです。
放置された段ボール・古新聞

放置された段ボール箱・古新聞もシロアリを引き寄せる原因になります。
段ボールや古新聞は木材が原料でセルロースを含むうえ、柔らかくて湿気を吸いやすいためシロアリが好む餌です。
倉庫や軒下に積み上げた段ボール、古い園芸用ポットなどがないか確認しましょう。
とくに日陰で地面に直接置かれているものは、地中からシロアリが寄って来やすいため要注意です。
新築時に床下に残された木材の切れ端や断熱材の端材がシロアリを誘引するケースもあります。庭だけでなく床下や外構など住宅まわりの清掃も必要です。
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庭木の根元

生きている庭木であっても、根元付近が常に湿った状態だったり、樹皮がめくれているとシロアリが入り込むことがあります。
庭木の根元周辺の土を軽く掘り、シロアリの姿や活動の痕跡がないか確認しましょう。
立ち枯れした庭木は切り株と同様にシロアリの標的になるため、早めに伐採・抜根するのが望ましいです。
切り株にシロアリを見つけたときの正しい対処法
切り株でシロアリを見つけたり、住宅の基礎で蟻道を見つけた場合、なるべく早く駆除する必要があります。
しかし、焦って間違った対処をすると、かえって被害を広げてしまうこともあるため、正しい対処の手順と、避けるべきNG行動を紹介します。
まずは慌てず被害の範囲を目視で確認
シロアリを発見しても、まずは落ち着いて被害の範囲を確認することが先決です。
切り株だけにシロアリがいるのか、周辺の木材やウッドデッキ・自宅の基礎付近にも蟻道が伸びていないかを目視で点検します。
蟻道は、土が筋状に伸びている見た目で、住宅の基礎や木材の表面につくられることが多いです。
蟻道を見つけた場合は壊さずにそのまま残しておくと、あとからシロアリ駆除業者が被害経路を特定しやすくなります。触らずにそっとしておきましょう。
シロアリの痕跡を発見した際は写真を撮影しておくと、駆除業者への相談時にスムーズに状況が伝わります。
市販のスプレー殺虫剤を撒くのは逆効果
シロアリを見つけた際に、殺虫スプレーを吹きかけるのはNGです。
スプレーに含まれる忌避成分により、それまで切り株周辺に留まっていたシロアリが別の場所(自宅の床下など)へ移動するためです。
シロアリ駆除業者に依頼した際、シロアリの姿が見えないことで、侵入経路や巣、侵食範囲の特定が困難になります。
表面に見えている一部のシロアリを駆除しても、地中の巣には数万〜数十万匹のシロアリが生息している可能性があり、根本的な解決にはなりません。
市販のシロアリ専用スプレーも同様です。あくまで目に見える範囲の一時的な対処であり、地中の巣を壊滅させる効果はないため、使用を控えましょう。
シロアリ駆除業者に点検・調査を依頼する
切り株や住宅周辺にシロアリが発生している場合は、床下も被害にあっている可能性があります。
自己判断で対処するのではなく、シロアリ駆除業者に調査を依頼するのが望ましいです。
シロアリお助け本舗では無料で住宅点検を実施しています。建物の腐朽具合も確認できるため、気になる場合はご相談ください。

シロアリ駆除の代表的な方法は「バリア工法」「ベイト工法」の2種類です。
バリア工法|切り株を除去してもよい場合

バリア工法は、住宅の床下の木材や土壌に薬剤を直接注入・散布し、シロアリの侵入経路と住宅自体にバリアを形成する方法です。
シロアリ駆除でもっとも普及している方法で、即効性が高く、施工当日からシロアリの侵入を遮断できます。
切り株を抜根して撤去し、さらに建物の床下に薬剤を撒布することで、確実な駆除・予防ができます。
バリア工法の効果持続期間は、使用する薬剤によって異なるものの、主流の薬剤でおよそ5年間です。5年ごとの再施工で予防効果を維持しましょう。
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ベイト工法|切り株を残したい場合

ベイト工法は、シロアリが好む毒餌(ベイト剤)を専用の容器に入れて地中に埋設し、シロアリにベイト剤を巣へ持ち帰らせることで巣全体を壊滅させる方法です。
ベイト工法は、切り株の近くにベイトステーションを設置して巣だけを駆除できます。そのため、以下のケースに適しています。
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ただし、シロアリがベイト剤を発見して巣に運ぶまでに時間がかかるため、効果が現れるのは数週間〜数か月後になります。
定期的にステーションを点検してベイト剤を補充する必要があり、維持管理コストが発生する点も注意しましょう。初期費用とは別に、月額または年額で費用がかかるケースが多いため、事前に料金体系を確認してください。
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まとめ
切り株はシロアリの主食であるセルロースを多く含み、シロアリに狙われます。
切り株に発生したシロアリを駆除せずにいると、庭木やウッドデッキだけでなく、住宅の床下や柱にまで被害が拡大し、耐震性の低下や高額な修繕費用につながります。
切り株のシロアリ予防は、抜根がもっとも確実です。生きている切り株の場合、除草剤や灯油で枯らしてから引き抜く方法もあります。
ただし、すでにシロアリ被害があるケースでは、切り株以外にも被害が広がっている可能性があり、抜根だけでは駆除につながりません。
蟻道の破壊や殺虫スプレーの広範囲散布は、シロアリが人の目に触れないところへ隠れるため逆効果です。なるべく早くシロアリ駆除業者へ点検を依頼しましょう。
シロアリお助け本舗では、無料で点検を実施しています。シロアリ被害が疑われる場合は、お気軽にご相談ください。

※1 一部エリア、再発保証が付いている場合のみ。発生箇所と同一の場所、シロアリの種類も同じ場合のみ適用。
※2 対応エリア・加盟店・現場状況などにより記載の通りには対応できない場合があります。
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